こんなところにネジ・・・
引越し屋さんの下請け業者の取り外したエアコンを取り付けたのですが・・・
これじゃ押さえのバンドの意味がありません。
引越し屋さんの下請け業者って取り外し工事でこの電線を外さないんですよ。
なので修正をせずこの状態でまた設置してしまいます。
それはさておき、この端子台部分にはアース線の接続端子がありませんね🤔
端子台側から室内機の中を覗くと何かあります。
これは取り外した業者が室内機の中に落としたものでしょう。
まったくお願いしますよ~😆
室内機のグリルを外します。
これで電源を入れたらショートする可能性が高いですね。
お客さんの話では若い人とそれを教える人のふたりであっという間に取り外していったそうです。
この他にもその施工の雑さがあちらこちらにありましたがキリがないので今回はネジのことのみにしておきます。
取り外しが雑だと取り付けも手間がかかるんですよ。
取り外した業者にその分費用を請求したいくらいです😅
ねじを取り除いてアース端子を探すと熱交換器にありました。
しかしそこから電線を接続すると水漏れする恐れがあり、エアコン設計上もここに接続するようにはなっていないようです。
今回アースは室外機に接続することにしました。
なんやかんやで設置完了し試運転も問題なく終了しました。
来年の夏は快適に過ごせると思います😄
ところでこのエアコンの電線が2心(2本)接続だったことに気付いた方いますか?
普通は信号線を含め3心ですが。
これは冷房専用だからできることでしかもインバーター(能力可変)ではない一定速機の特徴。
室外機はONとOFFしかないんです。
室外機のコンプレッサーとファンを回すだけの電源線なんですよ。
なので室内機の制御基板上のリレーでそのON、OFFをしています。
この設計は昔の冷房専用機をそのまま受け継いでいるので故障が少なく長持ちします。
欠点としては室外機がONとOFFしかないため設定温度への到達時間が長いことと温度ムラが大きいことでしょうか。
室内機に貼られた仕様
50/60Hzで使用できますがインバーター機と異なり周波数の違いで能力も変わります。
60Hz地域では冷房能力が2.2kWで公称どおりですが50Hzでは2.0kWと小さくなります。
50÷60は約0.83(83%)なので実際はもう少し小さくなるかもしれません。
コンプレッサーやファンを回している電動機は周波数によっても回転数が決まるのでこのような違いが出ます。
その点インバーター機は室外機の中の電源、制御回路で交流を一旦直流にして更にそれを自由な周波数に作り直して回転数を制御します。
そのため電源周波数による能力差がありません。
こう書くとインバーターが優れているように思えますが故障が多くなるのが最大の欠点。
インバーター機は寿命が短いんですよ。
昔のエアコンが長持ちしたのはこの点が大きく関わっています。
海外のエアコンを見ているとまだまだ一定速機が多く出ているようですね。
あらら、半分くらい本体の話になってしまいました😅
http://kato-aircon.com/