配管化粧カバーを加工して取り付け
こちらで取り外し作業をしたところで今回は新品エアコンの設置工事です😊
(横浜市鶴見区)
取り外しの記事では触れなかったのですがこれ、
室内機を取り付けるところの真ん中あたりにアンカーボルトが出ています。
どこのエアコン工事屋さんか知りませんがこんなところにアンカーを打ったらだめですよ。
実は先日取り外した室内機の背面にはこのアンカーボルトの先端がぶつかっていてキズとヘコミがありました。
このように背面から押されるような力が加わると機種によっては本体引掛け部分が割れて落下することもあります。
しかしこのタイプのアンカーは簡単には抜けません。
無理に抜こうとすると周囲の壁を壊してしまいます。
そこでお客さんにはエアコンメーカーに相談していただきアンカーボルトにあたらない程度の空間のある機種を選定してもらいました。
ところが・・・
メーカー担当者は中央で20mmの空間があると言っていたそうですが技術的に詳しい人ではなかったようでそれは一部分だけ。
高さまでは思い至らなかったようです。
室内機を高くするか低くすれば設置は可能ですが問題となったのは配管化粧カバーをご希望されていることです。
高くするとコンセントが干渉して化粧カバーが付きません。
かと言って低くすると化粧カバーの部品同士が接近しすぎて付きません。
しかも冷媒管(銅管)の曲げと曲げの間隔も接近してカバー内で曲げきれないということも起こりえます。
どうしても無理であればパイプはテープ巻き仕上げでも、とお客さんは言ってくれていますが・・・
しばらく検討・・・
何度も寸法を測って最悪の場合は銅管をエルボ溶接でということも脳裏に思い浮かべながら化粧カバーを取り付けることを決断。
アンカーボルトはこの位置にきました。
据付板(室内機)の下が梁ぎりぎりの位置になってます😅
でもこれより上にするとアンカーボルトの先端が本体背面に接触します。
その他の部分はボードアンカーで固定しました。
ここまで出ているとうまくカバーできません。
ところどころ切断加工して取り付けます。
問題の部分は
梁からはみ出した曲がりに合わせて下の部品を加工しました。
ちょっと苦労しましたが銅管もなんとかぎりぎりで収まってます。
(再度同じことをしてもうまくいくかはわかりません😆)
以前とは違い化粧カバーできれいになったと喜んでいただけたのは何よりです😊
カバー内のドレン勾配ももちろん確保。
室外機は天吊り不可のため床置で設置。
外部はテープ巻き仕上げです。
試運転は問題なく終了となりました😊
長年やっていても判断に迷うことはやっぱりあります。
否、逆に迷うことの方が多くなるかもしれませんね。
http://kato-aircon.com/
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