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2021年11月24日 (水)

エアコンからコンコン音がする

エアコンを使っていないのにコンコンと音がするという点検依頼をいただきました。

場所は都内のマンション。
ご依頼ありがとうございます😄

状況はというと
エアコンを使っていないのにコンコンと音がする
このように聞こえてくるようです。

寝室でこの症状が出てしまうと響く音のため気になって眠れません。

これは通称”ポコポコ音”と呼ばれてますが排水のドレンホース内の水がはじけて出る音です。

ドレンホースには室内が屋外よりも負圧になったりすると空気が早い速度で流れます。

そのときに溜まった水が弾けてしまうんです。

しかし点検に訪問したときには音がしなくなっていました。

おそらく秋になり冷房を使用しなくなったためホース内に溜まっていた水が蒸発し消えたものと思われます。

また来年冷房や除湿を使用すると再発しますので😅

とりあえず症状を再現するため室内機に注水して外部から吸引器を使って水溜りの程度を確認しました。

これが吸引器
ドレンホース用吸引器
ドレンホースが詰まったときに使用するものです。

吸引器の手ごたえからそれほど多くはありませんが水が流れず溜まっているところがあります。

ではその原因がどこにあるのか探っていきます。

まず気になったのがこれ
配管が水平
室内機から出てすぐのところで配管が水平です。

このような場合でも水平部分にうっすら残留した水が風で戻されドレンパンの接続口付近で甲高い音を立てることがあります。

そして次に怪しいのがここ
見るからにドレン管が逆勾配になっていそうなところ
黄色の丸が室内機から来たパイプを通してあるところです。
(下のパイプは別の部屋のもの)

カバーを開けてみます。
ドレンホースが逆勾配
やっぱり逆勾配。

ここは確実に水が溜まってますね。

こういう細かなところの排水勾配を付けられないエアコン工事屋さん非常に多いです。

パテをはがすと穴の中も逆勾配でした。

これは余談ですが本当は穴の外側に出るまでドレンホースは断熱するべきなんですけど。

そして室内側と室外側の中間にはパイプスペース(パイプシャフト)があり、そこも気になります。

点検口を開けてみると
パイプスペース内室内機方向
室内機からのパイプがパイプスペースに入り、

90度曲がって室外機方向へ抜けていきます。
パイプスペース内室外機方向

どうもこの室内機方向と室外機方向にある穴の高さはほぼ同じ。

非常にドレン勾配がとりにくい状況になっています。

ここが一番問題のようですね。

マンションを建築したところの設計というか施工がエアコンのことをわかっていなかったのでしょう。
(わかってないところがほとんどですが・・・)

そしてこれ
ドレンホースにたるみができて水が溜まっている
ドレンホースがたるまないように中間でテープ固定してますが結果これにより両サイドがたるんでます。

全体をテープ巻きすればもう少しマシだったかもしれません。

一通り点検を終わり修理方法は決めました。

これらを見るとなぜ量販店等がポコポコ音を強制的に止めるドレン逆止弁をやたら強く勧めてくるのかわかりますね。

ちなみにこちらには逆止弁は付いていませんでした。

逆勾配を直さず逆止弁を付けて誤魔化すと室内への水漏れリスクが高くなります。

お客さんに説明し後ほど見積もりをメールで送信。

修理もご依頼いただき次回その様子をアップする予定です。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

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