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2021年11月28日 (日)

フィルター自動掃除機能はイマイチ

以前よりフィルター自動掃除機能の役立たずっぷりは述べてますが今回も・・・😅

このエアコン
自動フィルター掃除機能付きエアコン
10数年程前にお客さんが家を新築された際、当店で取り付けたものです。

おそらくあるCMで”フィルター自動掃除で10年間手間いらず・・・”と宣伝されていた頃のものではないでしょうか。

このキャッチフレーズ覚えている方も多いのでは?

いまでもこれを信じている人いますね。

自動フィルター掃除機能は手間いらずどころかかえって手間もお金もかかるということがあまり知られていません。

今回は古くなったので新しいエアコンに入れ替えるとのことで工事を行いました。

撤去してからフィルターを見ると
フィルターが汚れている
やっぱり汚れてますね。

拡大すると
フィルターのメッシュが詰まっている
細かなホコリが詰まってます。

フィルターを外して見ます。
フィルターを外して熱交換器を見る
熱交換器にもホコリが・・・

拡大
熱交換器にホコリが
フィルターを通り越してホコリが入ってますね。

ここが自動フィルター掃除の一番ダメなところ。

自動フィルター掃除ではフィルター表面をブラッシングするのですがその際に細かなホコリをフィルターの向こう側へ押し込んでしまうわけです。

そのため熱交換器どころか送風ファンまでホコリとカビでモコモコになってしまい風量、効率ともに低下します。

そうなるとプロの掃除業者へクリーニングを依頼するしかありません。

しかし・・・自動フィルター掃除機能の付いたエアコンのクリーニング費用は高価😆

自動掃除機能をオフにして定期的にフィルターを手で掃除することで防ぐことはできますが、この手の機種はフィルター脱着の面倒なものが多くついつい詰まらせてしまうこととなります。

そのほか掃除機能部分が故障するケースも多く強制的に手掃除になっているお宅もありますね。

まあ自動掃除に任せるより手で掃除したほうが格段にきれいになりますが。

優れた機能だから売れているのでは?と思うかもしれませんが、そうではなく”売れる”(消費者が飛びつく)からです。

イメージがいいですからね。

実態は残念なものです。

本体まわりを見ると
室内機の周囲にもホコリ
いたるところにホコリが詰まってます。

背面までも
室内機背面までホコリが詰まっている
穴という穴にホコリが詰まってます。

なぜこのようになるかというとフィルターが詰まったため他の隙間から吸気するようになるから。

なのでフィルターを手で掃除することも必要ということです。

なんのための自動掃除機能かわからなくなってきますね。

フィルター、熱交換器、ファンがホコリで詰まると
・省エネ性能の低下
・冷暖房が効かない
・エアコンの寿命が縮む(故障する)
などの害があります。

ということで新しいエアコンは自動掃除機能の付いていない機種になりました。
フィルター自動掃除機能の付いていないエアコンへ
これが正解だと思います。

フィルターの脱着も簡単で掃除しやすい形状になっています。

しかし現在では中級クラス以上の機種には当然のように自動フィルター掃除が付いてますね。

わたしは自動フィルター掃除を信用できない機能と思っています。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

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