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2021年11月

2021年11月28日 (日)

フィルター自動掃除機能はイマイチ

以前よりフィルター自動掃除機能の役立たずっぷりは述べてますが今回も・・・😅

このエアコン
自動フィルター掃除機能付きエアコン
10数年程前にお客さんが家を新築された際、当店で取り付けたものです。

おそらくあるCMで”フィルター自動掃除で10年間手間いらず・・・”と宣伝されていた頃のものではないでしょうか。

このキャッチフレーズ覚えている方も多いのでは?

いまでもこれを信じている人いますね。

自動フィルター掃除機能は手間いらずどころかかえって手間もお金もかかるということがあまり知られていません。

今回は古くなったので新しいエアコンに入れ替えるとのことで工事を行いました。

撤去してからフィルターを見ると
フィルターが汚れている
やっぱり汚れてますね。

拡大すると
フィルターのメッシュが詰まっている
細かなホコリが詰まってます。

フィルターを外して見ます。
フィルターを外して熱交換器を見る
熱交換器にもホコリが・・・

拡大
熱交換器にホコリが
フィルターを通り越してホコリが入ってますね。

ここが自動フィルター掃除の一番ダメなところ。

自動フィルター掃除ではフィルター表面をブラッシングするのですがその際に細かなホコリをフィルターの向こう側へ押し込んでしまうわけです。

そのため熱交換器どころか送風ファンまでホコリとカビでモコモコになってしまい風量、効率ともに低下します。

そうなるとプロの掃除業者へクリーニングを依頼するしかありません。

しかし・・・自動フィルター掃除機能の付いたエアコンのクリーニング費用は高価😆

自動掃除機能をオフにして定期的にフィルターを手で掃除することで防ぐことはできますが、この手の機種はフィルター脱着の面倒なものが多くついつい詰まらせてしまうこととなります。

そのほか掃除機能部分が故障するケースも多く強制的に手掃除になっているお宅もありますね。

まあ自動掃除に任せるより手で掃除したほうが格段にきれいになりますが。

優れた機能だから売れているのでは?と思うかもしれませんが、そうではなく”売れる”(消費者が飛びつく)からです。

イメージがいいですからね。

実態は残念なものです。

本体まわりを見ると
室内機の周囲にもホコリ
いたるところにホコリが詰まってます。

背面までも
室内機背面までホコリが詰まっている
穴という穴にホコリが詰まってます。

なぜこのようになるかというとフィルターが詰まったため他の隙間から吸気するようになるから。

なのでフィルターを手で掃除することも必要ということです。

なんのための自動掃除機能かわからなくなってきますね。

フィルター、熱交換器、ファンがホコリで詰まると
・省エネ性能の低下
・冷暖房が効かない
・エアコンの寿命が縮む(故障する)
などの害があります。

ということで新しいエアコンは自動掃除機能の付いていない機種になりました。
フィルター自動掃除機能の付いていないエアコンへ
これが正解だと思います。

フィルターの脱着も簡単で掃除しやすい形状になっています。

しかし現在では中級クラス以上の機種には当然のように自動フィルター掃除が付いてますね。

わたしは自動フィルター掃除を信用できない機能と思っています。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

2021年11月26日 (金)

ドレン勾配修正作業を実施

前回記事の続きで修理作業に入ります😊

根本的な解決をするため簡単ではありません。

まずは室内機の取り外し作業から始めます。
ドレン勾配修正のため室内機を取り外す
現状はこんな感じ。

絶縁抵抗測定、温度測定等をして他に異常がないかチェックしてからポンプダウン(室外機に冷媒ガス回収)します。

パイプを外そうとすると
本体裏の冷媒管に防湿テープが巻かれていない
本体裏の冷媒管に本来巻かれているはずの防湿テープがありません。

このエアコンは量販店で新品購入、施工されたものなので防湿テープは本体に同梱され付いてきたはずです。

ということは設置した人はそれをを省いて持ち帰ってしまったようですね。

部分的に巻かれたコーテープをはがすと
断熱材の突合せ部分が離れて隙間がある
断熱材の突合せ部分に隙間がありますね。

これは突合せ部分にビニルテープをしっかり巻いていないためです。

断熱材は暖まったり冷えたりすると少しずつ縮みます。

パイプ類を外して室内機を下ろしたら不要な冷媒管、ドレン管を撤去します。
(室内外機接続電線は既設のものをそのまま使用します)

室内機からここまで
室内機から室外側まで不要なパイプを撤去
不要なパイプを切断撤去しました。

先に触れたように”根本的”な修理のためこのようになります。

それは簡単な修正程度では解決が見込めないためです。

それで何をしたかというとこちら
ドレン勾配のため室内側の穴を上に開け直した
室内側の配管穴を上に開け直しました。

穴に通してあるのは新しい冷媒管です。

以前使用していた冷媒管は硬化して今回の施工には耐えられず折れてしまうので新品に交換します。

これで内側と外側の穴に高低差ができドレン勾配が確保できるようになります。

外側まで冷媒管を通しました。
新しく通し直した冷媒管
下にある既設の冷媒管と接続します。

今回はユニオンを使用して接続しました。
冷媒管接続用のユニオン
理由は
・場所柄溶接など”火”を使うのは避けたほうが良いこと。
・接続箇所がカバーの中に隠れて見えなくなること(見た目の問題)。
・エアコンの寿命までであればユニオンのようなメカニカルジョイントでも十分使用に耐えること。

などです。

室内機の引っかけ準備をしていると
おかしな電線接続
アース線が途中で接続されています。

しかも接続部分が不自然に細い。

新品のエアコン設置なのに半端物の電線を使い継ぎ足して材料費を少しでも浮かそうとしてますね。

ビニルテープをはがすと
電線をねじって接続している
ねじり接続、これではだめです。

電線の接続は機械的強度を減らさないこと、電気抵抗を増やさないこと、というのが原則です。

ねじり接続をしたらろう付け(半田上げ)を行う必要があります。
(今の時代この接続する人いません)

ためしに電線相互を指で揺すってみると”カクカク”と少し動きます。

これでは機械的強度、電気抵抗の両方の条件を満たしていません。

ということで追加で新しい電線に交換しました。

途中撮影しておらずいきなりですが室内機側完了
室内機側修理完了
ドレン勾配確保を主目的に少し多めに勾配を付けました。

外側
カバー内のドレン勾配確保
ドレン勾配を確保しています。

ちゃんと穴の外側まで断熱ドレンホースで結露防止。

カバーを元に戻します。
配管化粧カバーを元に戻す

そしてパイプスペースの中は
パイプスペースの中のドレン勾配
ドレンホースが冷媒管に隠れて見えませんが室内側(左)から室外側(右)に向かってしっかり下り勾配になってます。

こうすることで外側の穴の入り口部分を上部に配置することが可能になり穴の中も勾配を確保できます。

冷媒管の真空引き後バルブ解放、再度絶縁抵抗を測定して運転。

試運転は問題なし。

点検時に使用したドレン吸引器で水たまりがないか確認しこちらも問題なし。

修理が完了しました😊

このたびは当店をご指名いただき有り難うございました😄

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

2021年11月24日 (水)

エアコンからコンコン音がする

エアコンを使っていないのにコンコンと音がするという点検依頼をいただきました。

場所は都内のマンション。
ご依頼ありがとうございます😄

状況はというと
エアコンを使っていないのにコンコンと音がする
このように聞こえてくるようです。

寝室でこの症状が出てしまうと響く音のため気になって眠れません。

これは通称”ポコポコ音”と呼ばれてますが排水のドレンホース内の水がはじけて出る音です。

ドレンホースには室内が屋外よりも負圧になったりすると空気が早い速度で流れます。

そのときに溜まった水が弾けてしまうんです。

しかし点検に訪問したときには音がしなくなっていました。

おそらく秋になり冷房を使用しなくなったためホース内に溜まっていた水が蒸発し消えたものと思われます。

また来年冷房や除湿を使用すると再発しますので😅

とりあえず症状を再現するため室内機に注水して外部から吸引器を使って水溜りの程度を確認しました。

これが吸引器
ドレンホース用吸引器
ドレンホースが詰まったときに使用するものです。

吸引器の手ごたえからそれほど多くはありませんが水が流れず溜まっているところがあります。

ではその原因がどこにあるのか探っていきます。

まず気になったのがこれ
配管が水平
室内機から出てすぐのところで配管が水平です。

このような場合でも水平部分にうっすら残留した水が風で戻されドレンパンの接続口付近で甲高い音を立てることがあります。

そして次に怪しいのがここ
見るからにドレン管が逆勾配になっていそうなところ
黄色の丸が室内機から来たパイプを通してあるところです。
(下のパイプは別の部屋のもの)

カバーを開けてみます。
ドレンホースが逆勾配
やっぱり逆勾配。

ここは確実に水が溜まってますね。

こういう細かなところの排水勾配を付けられないエアコン工事屋さん非常に多いです。

パテをはがすと穴の中も逆勾配でした。

これは余談ですが本当は穴の外側に出るまでドレンホースは断熱するべきなんですけど。

そして室内側と室外側の中間にはパイプスペース(パイプシャフト)があり、そこも気になります。

点検口を開けてみると
パイプスペース内室内機方向
室内機からのパイプがパイプスペースに入り、

90度曲がって室外機方向へ抜けていきます。
パイプスペース内室外機方向

どうもこの室内機方向と室外機方向にある穴の高さはほぼ同じ。

非常にドレン勾配がとりにくい状況になっています。

ここが一番問題のようですね。

マンションを建築したところの設計というか施工がエアコンのことをわかっていなかったのでしょう。
(わかってないところがほとんどですが・・・)

そしてこれ
ドレンホースにたるみができて水が溜まっている
ドレンホースがたるまないように中間でテープ固定してますが結果これにより両サイドがたるんでます。

全体をテープ巻きすればもう少しマシだったかもしれません。

一通り点検を終わり修理方法は決めました。

これらを見るとなぜ量販店等がポコポコ音を強制的に止めるドレン逆止弁をやたら強く勧めてくるのかわかりますね。

ちなみにこちらには逆止弁は付いていませんでした。

逆勾配を直さず逆止弁を付けて誤魔化すと室内への水漏れリスクが高くなります。

お客さんに説明し後ほど見積もりをメールで送信。

修理もご依頼いただき次回その様子をアップする予定です。

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2021年11月22日 (月)

既設の配管化粧カバーを利用

既設の配管化粧カバーを利用してエアコンの取り付けを、との依頼をいただきました😊
ご依頼いただき有り難うございます😄

計2台取り付けたのですがそのうちの1台です。

場所はマンションの一室。
既設の室内配管化粧カバー
このようにエアコンは取り外され配管化粧カバーだけ残されています。

室外側も
既設の室外配管化粧カバー
カバーがあります。

下の部分を見ると
配管化粧カバーの端末には部品が付けられている
端末にちゃんと部品が付けられてますね。

これを省く業者が割と多いんですよ。

この部品が付いてないと縦部分のカバーのフタがずり落ちてしまうんです。

(ま、あとでオチがあるんですけどね😆)

では取り付けを開始しますが
以前室内機を固定していたボードアンカーはねじ込み式
以前室内機を固定していたボードアンカーはねじ込み式ですね。

これを使うと抜けて室内機が落下することがあります。

エアコンの据付説明書にはこれを使用禁止と書かれています。

ねじ込み式は安くて取り付けも簡単なので経費節約と作業時間短縮のため今でも使用している工事屋さんがいます。

そしてこのアンカーが残っていると据付板が壁から1mm程度浮いてしまうので
ねじ込み式ボードアンカーは抜き取る
抜いてしまいます。

据付板を取付完了
金属製カサ式ボードアンカーを使用し据付板を取り付け
金属製のカサ式ボードアンカーを使用しました。

中央付近は内部の木下地にねじを効かせています。

これで落ちる心配はありません。

ボードアンカーの種類についてはこちらをどうぞ。

既設の配管化粧カバーに据付板(室内機)の位置を合わせているのでちょっと高めですが今回は仕方ありません。

本当はメンテ性や掃除のしやすさを考慮し天井から8cm程度は開けたいところです。

カバーを外すと配管穴には
配管穴の中にゴミが残されている
ゴミが残されてます😆

こういうところに施工者の性格というか姿勢が出てますね。

手前のゴミを取り除いて穴の中をみると
配管穴の外側にもゴミがある
外側にもゴミがあります。

こんな感じ
はがしたパテを穴の中につっこんである
はがしたパテを穴の中につっこんであります。

じつは穴も塞がれてなかったんですよ。

むか~し(社員時代)、会社に出入りしていた50過ぎの下請け業者が「穴の中にゴミつっこんで来ちゃった😁」なんて面白おかしく業者同士でワイワイ語っていたのを思い出します。

こういうしょーもないことで喜んでいるレベルの低さ・・・

おっと、まあいいか😅

外側のカバーを外していくと
カバーの部品が固定されていない
ありゃ取れちゃった😆

先ほどの端末に取り付けられた部品ですが固定されていないため取れました(まったくもう)

エアコン工事していると呆れることばかりですが・・・

お客さんに話してタイル目地に穴を開けてねじ固定
配管カバーの部品をねじ固定
これでよし。

手抜きというのはこのように見えないところで行われるものです。

さて気を取り直してエアコン設置完了。

室内
室内側設置完了

室外
室外側設置完了
このようになりました。

それと今回はお客さんのご希望で
ドレン逆止弁を取り付け
ポコポコ音防止のドレン逆止弁を取り付けました。

ちゃんと逆止弁の説明書をお客さんへ渡して掃除が必要なことを説明。

室外機の位置はこの逆止弁の掃除がしやすいところに設定しました。

試運転結果は良好。

既設の配管化粧カバーは機種により合わない場合や施工が悪く取り付け直しになることもあります。

エアコンを購入する前に事前の確認が必要です。

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2021年11月19日 (金)

リモコン受信部の検証

前回こちらで取り上げたエアコン修理ですが、点検時の回路計(デジタルテスター、三和電気PC500)での確認作業では赤外線センサーの異常まではわかりませんでした。

そこで引き上げてきた部品を処分する前に今回はオシロスコープで検証作業をしてみたいと思います😊

まず手始めに回路計(アナログテスター、三和電気CX506a)で正常な赤外線センサーを調べます。
回路計で赤外線センサーの動作を調べる
作業車からデジタルテスターを持ってくるのが面倒なので・・・😆

左の安定化電源からDC5Vを供給。

真ん中にあるまな板みたいなものは実験などに使用されるブレッドボードと呼ばれる接続用の器具です。

そこに赤外線センサーを接続して
ブレッドボードに接続した赤外線センサー
ここへ赤外線リモコンを送信してみます。

リモコンを送信しないときのセンサーからの出力電圧は
赤外線センサーからの出力は約4.6V
約4.6Vです。

左に40という数字がありますがここが4Vになります。
(右の60が6V)

このようになにも受信していないときには電圧が出力されています。

ではここへリモコン送信すると
回路計では瞬時の変化は読み取れない
あら~、ちょっとしか動きませんね😅

4.5V位でしょうか。

実際には信号を受けたとき0V程度まで落ちているはずですが回路計では読み取ることができないんですよ。

これについてはデジタルテスターも同様で反応していることがわかる程度です。

そこで登場するのがオシロスコープ
オシロスコープを使って波形をみる
この安物😅オシロでみてみましょう。

なにも入力していないときのオシロは
なにも入力していないオシロスコープの画面
このような状態になっています。

横一直線の水色の線が信号を表してます。

よくみると画面が方眼のようになってますね。

縦軸は電圧の大きさで中央が0V。
今は1マスが2Vになるように設定しています。

横軸は時間。
時間の経過は左から右へ流れます。

とりあえず時間の設定は1マス10msにして
(10ms(ミリセカンド)は0.01秒)

時間設定は画面の上中央に黄色で表示されています。

正常な赤外線センサーに電圧を加えてリモコン送信すると
リモコンを受信したときの波形
このようにパルス状の波形が現れます。

信号を受ける以前は一定の電圧が出力されてますが信号を受けたときだけ0Vへ落ちています。

では今度はセンサー不良として引き上げてきたもので同じことをしてみましょう。
動作不良の赤外線センサーを調べる
うぉ~、基板上の端子間が狭くてショートしそうだな~。

回路計で短絡がないかチェックしてから電源オン。

リモコン送信!
動作不良の赤外線センサー出力波形
あら?

まったく同じ波形?😵

でもこのセンサーではエアコンが受信しないことはわかっています。

う~ん何が違うのか・・・

もしやと思い1マスの時間を短くしてみます。

まずは正常なものを1マス5μs(マイクロセカンド)0.000005秒では
正常な赤外線センサー5μs
電圧の落ち方が直角ではなく少し斜めになりました。

実際にはこのようにタイムラグが生じるということですね。

一方動作不良の方は
動作不良の赤外線センサー5μs
ありゃ~ずいぶんと斜めです。

それだけ時間を要していることがわかります。

約20~25μsです。

もっと時間を短くして1μsでは・・・

正常なセンサー
正常な赤外線センサー1μs
1μsで電圧が落ちてますね。

ということは動作不良のものは正常のものより20~25倍の時間がかかっています。

もしかすると常時通電されている部品なので普段はもっとかかっているかもしれません。

同じ1μsで動作不良のほうは
動作不良の赤外線センサー1μs
だめだこりゃ~😆

画面からはみ出てます。

この反応の悪さで受信不良を起こしていたのではないでしょうか。

やっぱり経年劣化なんでしょうね。
動作不良の赤外線センサー基板
こればかりは避けようがありません。

ということで終了。

このようにオシロスコープは便利な計測器ですが現場で使うことは危険なのでできません。

まあ外した部品を調べる程度にしか使えませんね。

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2021年11月15日 (月)

天井カセット形、リモコン受信不良

エアコンがリモコンを受信しないという点検依頼をいただきました😊
(当店をはじめてご利用いただきありがとうございます😄)

こちらがその室内機
リモコンを受信しない天井カセット形室内機
天井カセット形です。

このように室内機が天井内に埋め込まれてパネル部分だけが見えるタイプを天井カセット形と言います。

業界では”天カセ”と呼ばれます。

業務用では事務所や店舗などでよく見ると思いますがこれはルームエアコンで一方向吹き出しです。

ではまず恒例のリモコン送信チェック
リモコンを送信すると赤外線が発光する
赤外線が出てますね。

室内機に向けて送信しても「・・・・・」なんの反応もありません。

本体の応急運転スイッチでは動きます。

どうやら受信側の不良のようです。

その後、室内機のリモコン受信部を回路計で調べましたがセンサーは赤外線に反応しています。

しかし経年劣化で反応が悪くなっているのかもしれません。

このようなケースで制御基板不良ということはいままでなかったのでやはりセンサー不良でしょう。

お客さんと相談して修理することになりました。

ということで型式を調べて
エアコンの型式を調べる
部品を発注します。

入荷して再訪問

ここに受信部があります。
室内機の受信部

メンテナンス性のいい機種です😄
受信部に簡単にアクセスできた。
ねじ1本外してパネルを一部外すだけ。

機種によってはパネル全部を外さないとアクセスできないのもありますからね。

この中に受信部の基板があります。
黒いケースの中に受信部の基板がある

黒いケースを外すと
受信部の基板
基板があります。

今回はこの基板ごと交換です。

古いものを取り外して
取り外した古い基板

右が新しい基板です。
新旧の受光・表示基板
受光専用ではなく表示ランプも付いています。

新しい基板をケースに収めて
新しい基板を取り付ける
表示ランプの位置がなかなか合わずちょっと苦労😅

定位置にセットしてブレーカーを入れたら試しにリモコン操作
リモコン受信部の動作確認
ピピーという音と共に運転ランプが点灯して正常に動作するようになりました。

あとはパネル類を元に戻して修理完了😊
リモコン受信部修理の完了

お客さんも久しぶりにエアコンからピピーと音が出たのを聞いて喜んでおられました。

このセンサー不良もエアコン定番の故障ですね。

繊細な部品のようですが運転中、待機中にかかわらず絶えず電圧が加わっていることも寿命が短い原因なのかもしれません。

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2021年11月11日 (木)

配管化粧カバーを加工して取り付け

こちらで取り外し作業をしたところで今回は新品エアコンの設置工事です😊

取り外しの記事では触れなかったのですがこれ、
変なところにアンカーボルトがある
室内機を取り付けるところの真ん中あたりにアンカーボルトが出ています。

どこのエアコン工事屋さんか知りませんがこんなところにアンカーを打ったらだめですよ。

実は先日取り外した室内機の背面にはこのアンカーボルトの先端がぶつかっていてキズとヘコミがありました。

このように背面から押されるような力が加わると機種によっては本体引掛け部分が割れて落下することもあります。

しかしこのタイプのアンカーは簡単には抜けません。

無理に抜こうとすると周囲の壁を壊してしまいます。

壁から出ているボルトの長さは
壁から出ているアンカーボルトの長さは15mm
15mmです。

そこでお客さんにはエアコンメーカーに相談していただきアンカーボルトにあたらない程度の空間のある機種を選定してもらいました。

ところが・・・

メーカー担当者は中央で20mmの空間があると言っていたそうですが技術的に詳しい人ではなかったようでそれは一部分だけ。

高さまでは思い至らなかったようです。

室内機を高くするか低くすれば設置は可能ですが問題となったのは配管化粧カバーをご希望されていることです。

高くするとコンセントが干渉して化粧カバーが付きません。

かと言って低くすると化粧カバーの部品同士が接近しすぎて付きません。
しかも冷媒管(銅管)の曲げと曲げの間隔も接近してカバー内で曲げきれないということも起こりえます。

どうしても無理であればパイプはテープ巻き仕上げでも、とお客さんは言ってくれていますが・・・

しばらく検討・・・

何度も寸法を測って最悪の場合は銅管をエルボ溶接でということも脳裏に思い浮かべながら化粧カバーを取り付けることを決断。

施工開始です。
据付板と配管化粧カバーの取り付け
据付板と化粧カバーを取り付けていきます。

アンカーボルトはこの位置にきました。
アンカーボルトの位置
据付板(室内機)の下が梁ぎりぎりの位置になってます😅

でもこれより上にするとアンカーボルトの先端が本体背面に接触します。

その他の部分はボードアンカーで固定しました。

配管化粧カバーは
配管化粧カバーの曲がり部品が梁からはみ出ている
曲がり部品が梁から下にはみ出してますね。

ここまで出ているとうまくカバーできません。

ところどころ切断加工して取り付けます。

設置完了😅
室内機設置完了
なんとかパイプも収まりました。

問題の部分は
配管化粧カバーを加工
梁からはみ出した曲がりに合わせて下の部品を加工しました。

ちょっと苦労しましたが銅管もなんとかぎりぎりで収まってます。
(再度同じことをしてもうまくいくかはわかりません😆)

以前とは違い化粧カバーできれいになったと喜んでいただけたのは何よりです😊

カバー内のドレン勾配ももちろん確保。

室外機は天吊り不可のため床置で設置。
室外側設置完了
外部はテープ巻き仕上げです。

試運転は問題なく終了となりました😊

長年やっていても判断に迷うことはやっぱりあります。

否、逆に迷うことの方が多くなるかもしれませんね。

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2021年11月 8日 (月)

室外機、音が大きくて移設

室外機の音が大きいため移設をとの依頼をいただきました😄

こちらの室外機
音の大きい室外機
運転するとかなり大きい音がします。

”ブー・・・・”という音と共に”ブイン、ブイン、ブイン”と聞こえてブルブルと振動も大きい。

特にインバーターでコンプレッサーが低回転になったときは騒音MAXレベル😆

でも音の質からすると故障というわけではありません。

おそらくこれで正常😅
(私個人としては異常と思いますが)

この室外機を見たときに以前にも同じようなことがあったのを思い出しました。

こちらの記事と同一メーカーのものです。

室外機の型式を見ると某量販店仕様のものとわかりました。
(量販店仕様は型式にイニシャルが入っているものが多い)

以前の記事のものも量販店仕様。

このメーカーの直販仕様ではこのような騒音は聞いたことがなく他のお客さんからもそのような報告はないので何かが違うのかもしれませんね。

そして室外機が置かれている状況は
現在室外機が置かれている状況
すぐそばにお客さん宅の窓とお隣の窓があり音が室内に響いて聞こえてくるそうです。

そのためオレンジ色の枠あたりに移設をご希望とのこと。

パイプを延ばさなくてはいけませんね🤔

室内機からのパイプと電線をすべて交換する方法と、現在のパイプから延長する方法の二つの見積もりを出しました。

パイプ類を全交換するには設置状況から室内機を一度下ろして施工することになるためどうしても高額。

接続延長して工事することになりました。

室外機の取り外し作業から始めます。

電線を外す前に接続順を確認。
電線の接続順を確認
たまに1番から赤白黒でつながっている場合がありますからね。

間違えるとエアコンを壊すおそれがあるので。

室外機を移設する方向へパイプの向きを変えます。
室外機を移設する方向へパイプの向きを変える

冷媒管の接続に今回は溶接で行います。

そのためにはまず延長用の銅管がささるように拡管。
銅管を溶接接続するための拡管作業

広がりました。
銅管を拡管した
ここに延長する銅管をさしこみます。

銅管を溶接する準備ができたら管内に窒素を流します。
煤防止の窒素ガス
これで酸素を追い出して溶接の熱による管内の煤付きを防止します。

冷媒管内に煤が付くとストレーナーや膨張弁などを詰まらせたりと不具合の元になるのでそれを防ぎます。

溶接完了
冷媒管を溶接

パイプと電線を整形してテーピング。
パイプと電線を整形してテーピング
サドルバンドで壁に固定しました。

室外機を設置してパイプをつなぎ、電線も接続
室外機の電線を接続
真空引きを行います。

そしてもうひとつ電線接続があります。
内外連絡線をボックス内で圧着接続
延長のための接続です。

エアコンの据付説明書には”途中で電線を接続するな”と書かれていますが、それは素人のような工事屋さんがパイプに添わせた状態で接続箇所を作ってしまい不具合や事故が多発したためです。

ちゃんと自己消火性のボックス内で雨に濡れないように接続すれば問題は起こりません。

これは電気工事では基本的なことですね。

防水としてコーキング材を周囲に塗ってからフタをしました。
電線接続ボックスのフタを付ける

施工完了です。
室外機の移設完了
建物の周囲にはマスと呼ばれる排水メンテナンス用のフタがあるのでそれを避けて室外機を設置します。

試運転では室外機の音は相変わらず大きいのですが部屋へはあまり聞こえなくなったそうです。

室外機の騒音に関してはメーカー資料でもはっきりとはわからないと思います。

とくに販売店特有の記号が入った型式では検索しても資料が出てこないことがありますからね。

メーカー直販仕様を購入するのであればネット通販が安くて簡単だと思います。

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2021年11月 3日 (水)

作業車のドアハンドルが・・・

先日、何気なく作業車のバックドアを開けようとすると”バキッ!”と何かが折れる音😱
作業車のバックドアハンドルが折れた
ドアハンドルが斜めになってます😅

以前からなんとなくヤバイ気配はしていたのですが内側が折れてぐらぐらになってしまいました。

なんとかドアは開けられるのですが今にも取れてしまいそうな感じです。

さっそく行きつけの車屋さんへ出向き修理を依頼。

部品は翌日あたりに入荷するらしいのですが修理は予定が詰まっていて数日後になるとのこと。

もしその間にハンドルが取れてしまうとドアが開けられなくなりこちらの仕事の方に差し支えます。

この作業車は内側からバックドアは開けられないんですよ。

内張りを外せば何とかなりますが棚があって難しいのと作業でいちいちそんなことしていられないですからね。

しかたないので修理はこちらで行うことにして部品だけ取寄せてもらうことにしました。

ところが部品が入荷したのは5日後。

その間、そーっと、そーっとゆっくり開けていつ壊れるかとヒヤヒヤしながら作業してました😆

部品到着
ドアハンドルの部品到着

中身はこれ
ドアハンドル本体

ではさっそく交換します。

まずはこの内張りを外します。
バックドアの内張り
ファスナーを全部外して

中はこんな感じ
バックドアの内張りを外して
上向きで作業すると首が痛くなるのでドアをロープで引っ張り半開きにしています。

このナットを2個外せばハンドルがとれます。
ドアハンドルを固定しているナット
簡単ですね😄

一番時間がかかったのはこれ。
ドアハンドルの内側に付いた汚れ
約10年分の汚れで掃除が大変でした🤣

研磨剤の入ったワックスで磨いてきれいにしてから取り付けます。

新しいドアハンドルを付けてナットで固定。
新しいドアハンドルをナットで固定
再固定で塗装が削れてしまうので防錆としてコーキングを付けてから締め付けました。

交換完了。
ドアハンドル交換完了
使用感はバッチリ😊

ここの造りは設計がイマイチですね。

バックドアは結構重いものなので開けるときにはこのハンドルにかなりの荷重がかかります。

車屋さんも言ってましたが樹脂でできているのでよく壊れるそうです。

この車はすでに旧型ですがこういう小さな部品が入手できなくなり廃車なんてことは勘弁してもらいたいもんです。

仕事の車は乗用車のように飽きたから買い替えるというものでありませんからね。

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