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2021年9月 9日 (木)

室内機と壁の隙間が・・・

室内機と壁との隙間がだんだん広がってきていて落ちるのではないか?との点検依頼をいただきました。
(ご依頼いただきありがとうございます😊)

近年、室内機の質量と奥行きが増してきてこのような依頼も増えてます。

今回のエアコンも当店の施工ではありません。

ではどのような状況か確認します。

室内機
これから点検をおこなう室内機
パイプが左から出ているので万一落下すると振り子のように落ちてエアコンだけでなく壁などの破損もありえますね。

下に人がいるときであれば怪我をするかもしれません。

お子さんがいれば更に心配です。

横から見ると
室内機上部と壁の間に隙間がある
上の方に若干隙間がありますね。

隙間の寸法を測ります。
隙間の寸法を測る

拡大
隙間の寸法
3.4mmほどです。

室内機据付板の浮き上がりがないか点検します。
据付板の浮き上がりがないか点検
上からペンライトで照らしました。

拡大
据付板の状況
ピントが合っておらず見にくいですが壁に着いていて浮いてはいません。

一応いまのところ問題なさそうですね。

取り付けた人がどのような工事をしたか不明なので”一応”ということにしておきます😅

ではなぜ隙間が段々大きくなったか・・・

まずこの室内機の質量
室内機の質量17kg
17kgもあります。

しかも高さより奥行きが大きい機種なので室内機を引っかけている背面上部のフックには常時大きな引っ張り荷重が掛かっています。

室内機のフックは樹脂なので荷重で徐々に変形して壁との隙間が広がったと推測します。

それに加えて据付板(鉄板)側も変形しているかもしれません。

まあ考えてもみてください、18リットルのポリタンク満タンの灯油って持ってみるとかなり重いですよね。

でも水よりも比重が少ないのでタンクの重さを加えても実際には15~16kgだそうです。

今回のエアコンはそれより重い17kg。

そのような重くて奥行きのあるものを壁にねじで固定して引っ掛けているだけなんですからムリがあるのも当然と言えます。

この質量に加え管内を流れる冷媒と、冷房除湿時の熱交換器やドレンパンに溜まる結露水を考慮するともう少し重いはずです。

その他接続した電線、パイプ類の重さや張力なども加わるかもしれません。

重くて奥行きのある室内機は本体の変形だけでなく場合によっては壁まで変形させることもあります。

もしも壁が変形してしまうと次回エアコンを入れ替える際には取り付けられず石膏ボードなどを含む内装工事を行う必要が出てきます。

せっかく電気代で元が取れると思って高価な省エネエアコンを選んだつもりが壁の補修でそれ以上の費用が発生しては困りますね。

なので省エネ性能だけにとらわれずこれらのことも考慮して機種選定をするとよいと思います。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

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