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2021年9月 1日 (水)

一戸建てでも室内配管露出

新築の一戸建てで今回当店を始めてご利用いただくお客さんの依頼でエアコンを設置しました。
(東京都調布市にて。当店をご指名いただきありがとうございます😄)

ここのところ繁忙期でブログのアップはかなり遅れてます😅

室内機の設置場所がこちら
室内機設置予定場所
1階リビングに取り付けます。

事前のメールでの打ち合わせで図面をお送りいただいて設置場所の背面には筋交いがたすき掛けで入っていることがわかっています。

この場合、筋交いに配管穴があたってしまう可能性が高くなります。

室内機の設置位置を低くして避ける方法もありますが見た目が・・・

そこはお客さんもお詳しいようで当初より筋交いのない左側面の壁に配管穴を開けるように図面に手書きされていました。

でも左側面へ穴を開けると室内に少しパイプが露出するんですよね。

せっかくの新築なのでできるだけきれいに仕上げたいのですが。

= 施工開始 =

取り付ける新品の室内機
新品の室内機
天地逆さまに置いてますが高さより奥行きがかなり大きいタイプです。

質量もそれなりにあるのでしっかり固定をしないと落下の危険がありますね😅

お客さんと取り付け位置を決めたらとりあえず据付板を仮固定
据付板を仮固定して配管穴の位置を決める
ここで配管穴の位置を決めて壁の中を探ります。
(ドライバーのささっているところが穴あけ位置)

穴あけ位置は問題ないので据付板を固定。
据付板を固定
中央は間柱、右は筋交いにねじで強固に固定。

左は筋交いが奥側でねじがとどかないため金属製カサ式ボードアンカーで数か所固定し落下の心配はありません😄

さて次は穴あけ。

ありゃ?
配管穴の下半分に木材が入っている
下半分に木材があります。

穴あけ前にわかっていたことですが後付けの棚を設置するための補強板だそうです。

これは切断して問題ないのでそのまま開けてしまいます。

断熱材をよけると奥には電線。
穴を開けると電線が入っている
どこかの電源ラインとインターホンの線みたいです。

切らないように電線類を端に寄せて穴あけ続行
外壁までセンタードリルが貫通したらいったん止める
センタードリルが外壁を貫通したのでいったん止めて念のため外側から位置を確認します。

穴が開いたら貫通部にスリーブ(筒)を入れます。
配管穴貫通部にスリーブを入れる
穴のすぐ右になにか付けたのわかりますかね。

配管化粧カバーの部品です。

パイプの露出部分に取り付けてできるだけ見た目をよくしようというわけです。

実は据付板の設置位置もこの部品をぴったり取り付けられるようにミリ単位で寸法を出して決めています。

設置完了して試運転中
エアコンを取り付け終わって試運転中
こんな感じに仕上がりました。

一応外部はこんな感じです。
エアコン屋外側の仕上がり
壁に合わせてブラックの配管化粧カバーです。

わぁー😲このお客さんの造った室外機置場
お客さんが造った室外機置場
かわいらしいですね😊🎵

周囲の地面はまだこれからのようですが私にはこういうセンスはないので感心してしまいます。

試運転は無事完了。

特に新築の戸建ては図面が重要です。

近頃では筋交いなどの配置がわかる図面を施主に渡さないところもあります。
(ヘタすると間取り図レベルのコピーだけなんてことも)

将来いろいろな場面で必要になることもあるので必ずもらうようにしましょう。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

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