隠蔽配管から露出配管へ
隠蔽配管で取り付けられたエアコンを撤去して新しく露出配管で取り付けをとの依頼をいただきました。
(東京都町田市にて)
撤去する室内機がこちら
ワイヤードリモコンが使われているところをみるとかなりの年数が経ってますね。
この背面から壁の中を10mほど配管され室外機へつながっています。
日立のエアコンですが昔は他のメーカーと異なりコンプレッサーや接続口が左にあったんです。
ほかにも富士通なんかもそうだったような気がしますが当時はあまり数が出てなかったので記憶が曖昧。
左側に接続があると右利きではやりずらいんですよ。
持ち上げるときも左に重心があるため運びずらい。
いつの頃からかすべてのメーカーが右側接続になりました。
カバーを開けると接続があります。
このかたちも当時いやがられてました。
室外機を外したら壁から出ている冷媒管にキャップをします。
残留しているオイルが出てこないようにするため今回はこのようにしました。
新しい室外機はベランダへ取り付けるので隠蔽配管はもう使用しません。
室内機側も同じようにしました。
室内側は出ている冷媒管を壁内へ押し込んで
室内外の連絡電線だけ出しておきます。
何に使うかというと
いままで室外機に接続してあったアース線と隠蔽の連絡線を接続して室内の専用コンセントをアース端子付きに取り替えようというわけです。
念のため接地抵抗値を測定
電源側に所定の漏電遮断器が付いているので抵抗値は問題なし。
この日はここまでで一旦終了。
後日取り付け工事に伺います。
そして日は変わって取り付け工事
以前室内機のあったところはきれいにクロスが貼られていました。
お客さんと相談して右側の壁に取り付けることになりました。
穴にはスリーブ(筒)を付けました(画像なし😅)
室外機はすぐ裏のベランダへ付けました。
さて次はコンセントの交換です。
以前の室内外連絡線(アース線として使用)は壁の中を通してコンセントへ配線します。
すでにアース線がありますね。
ということは内外連絡線も不要でした🤣
なんで初めからアース端子付きコンセントが取り付けられていないかというと・・・
推測ですが、
新築時にはアース端子の付いたコンセントだったけれどもエアコンのプラグと形状が合わないためエアコンを取り付けた業者がアースなしのコンセントに取り替えてしまったと思われます。
エアコン取付業者は昔からイイカゲンなのが多いですからね。
なのでコンセント交換のみで完了
室内機の取り付け位置が変わったことでプラグコードとアース線が長く露出してます。
電線が出ていた穴部分のクロスを貼った後にコード類をモールなどに入れていただくということで終了しました。
隠蔽配管は建物の美観という意味で建築の設計士などが好みます。
でもそれ以外になんのメリットもなくデメリットのほうが盛りだくさんなので他に理由がない限り勧められてもやめましょう。
http://kato-aircon.com/
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