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2021年8月22日 (日)

公団ボルトの幅が50cm?

昔から公団系の賃貸住宅にはエアコンを取り付けられるように”公団ボルト”と呼ばれる室内機固定用のボルトが壁から出ています。

それは通常45cmの間隔で2つですが・・・

お客さんからのメールでボルトの間隔が50cmとのこと。
室内機固定用のボルトが50cm幅
しかしエアコン側の据付板に設けられている固定穴は公団規格の45cmなので合いません。

”機種はどれにしたらよいか?”との質問をいただきました。

メーカーの図面を見ても立体的な構造までは把握できないため微かな記憶をたどり、確実ではないけれども問題なさそうな機種を案内しました。

そして工事当日。
(今回は八王子市へエリア外出張です)

室内機の背面(天地が逆さまになってます)
室内機の背面懐が深い
懐が深くなっています。

これがこの機種を選んでいただいた理由😊

他の機種ではボルト固定部分以外のところが浅くて本体に干渉してしまうものがあります。

では据付板の穴を50cm幅にします。

左側
据付板のボルト固定穴を金切鋏で広げる
金切鋏で公団ボルト用の穴を広げます。

こんな感じ
据付板のボルト固定穴を広げた

続いて右側
据付板にボルト固定用の穴を開ける
こちらは新しく穴を開けます。

開きました。
据付板にステップドリルで穴を開けた
使用したはステップドリル。

左にある長穴が元のボルト穴。

新たに開けた穴は少し下になってますがこれは建物から出ているボルトの高さが左右でズレているためです。
(建築というのは割とこんなもんです)

据付板を取り付ける前にお客さんと相談して建物に付いていたステンレスボルトを鉄へ交換。
ステンレスボルトを鉄ボルトに交換
据付板は鉄なのでステンレスボルトを使用すると周囲がサビてしまうことがあります。

特に今回は据付板を加工しているのでその部分がサビやすくなるため交換することになりました。

据付板取り付け
据付板の取り付け
同じく鉄のナットとワッシャーを用意し固定。

ボルトと室内機背面があたらないことを確認して室内機を設置します。
(試運転中)
室内機設置完了して試運転中

室外の設置状況
室外機の設置状況
試運転も終わり無事に工事完了😄

今回のような50cm幅のボルトは都内の公営住宅でよく見かけます。

エアコン室内機は昔から公団に合わせた45cmなので居住者が入れ替わる際に管理側で修正してもらえるといいんですがね・・・

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

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