一戸建て、左後ろ配管
今回のお客さんは十数年ぶりに依頼をいただきました。
(横浜市港南区にて。ありがとうございます!)
前回伺ったのは新築のときだったと記憶しています😊
今回は新品のエアコンを子供さんの部屋に取り付けます。
通常は本体右側に穴を開けるところなのですが理由があり左にしました。
配管穴は壁内の柱や筋交いなどを避けて決定します。
たまに工事屋さんでいるのがいきなりコアドリル(配管穴を開けるドリル)で内壁を開けてしまい、
”しまった・・・筋交いがあった😱”
とそこでとどまらず
”お客さんのいないうちにそのまま開けちゃえ!”
と知らんふりしてさっさと室内機を付けてしまう人。
これねぇ、必ず後になって発覚するんですから。
筋交いどころか柱を抜いてしまった家を見たこともありますよ。
それはさておき、本当はもう少し左に穴を開けたかったのですが柱があって据付板ぎりぎりに寄せた位置になりました。
内壁の石膏ボードを開けきる寸前でドリルを止めます。
なぜそうするのかわかりますかね。
壁の中、特に柱近辺は電線が入っていることがよくあります。
それを気にせずドリルで抜き切ってしまうと電線までブチッと切ってしまうんです。
これエアコン工事初心者がよくやるんですよ。
断熱材が正面にありますね。
この断熱材と石膏ボードの間に電線が挟まっていることがあるので注意が必要なんです。
断熱材はそのままドリルで開けようとすると絡まって周囲まで大きくはがれてしまうので避けます。
ここまでしたら内側からドリルで外壁を抜きます。
外壁にセンタードリルが貫通した時点で止めて確認。
穴あけ位置は問題ありませんね。
事前に外壁を確認して室内から見て右にはタイルが貼られていたため左に穴あけしました。
穴あけ前の外壁側確認は必須です。
以前どこかの下請け業者さんが外壁を見ずに穴を開けてしまいそこにはシャッターの巻き込み部分があり新築なのにいきなり補修工事となったお家を見たことがあります。
外壁まで貫通
どうでしょう、外に向かって下り勾配なのわかりますかね。
エアコンの穴はドレン排水などのために勾配を付けて開けるのが基本です。
慣れてくればドリルの構えを体が覚えて考えなくても自然と下り勾配がつくようになります。
穴にスリーブを付けたら冷媒管を入れて前もって形づくっておきます。
室内機を掛けてしまうと加工がしにくくなるため。
なんやかんやで取り付け完了😅
試運転も良好な結果で完了です😊
十数年前に引っ越しで当店が移設したエアコンはまだ元気に動いているとのこと。
とっくに壊れて入れ替えているかと思ったらずいぶん長持ちしてますね。
また機会があれば宜しくお願い致します😄
http://kato-aircon.com/
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