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2021年5月

2021年5月31日 (月)

先行隠蔽配管へエアコン取付(2)

前回に続き2台目の施工です😄

設置前の状況は
先行隠蔽配管へのエアコン取り付け前
前回と同じような感じですね。

ただしこちらの壁から出ている冷媒管(銅管)はかなり硬くなっていて折らないようにとくに気を使いました。

銅管は曲げ伸ばしするたびに硬化して無理に加工しようとすると折れます。

配管類の接続を終えて
隠蔽配管と室内機を接続完了
このあと室内機のカバーを付けたら左に出ている電線を接続します。

前回同様こちらも壁から出ている電線が短く中途半端なところに接続があり危険なので直します。

室内外連絡電線を接続
室内外連絡線を圧着接続
圧着接続しました。

どうも差込形コネクタみたいな簡単な接続器は電線どうしをぐいぐい動かすと抜けてくることもあるので使いません。

圧着接続して絶縁キャップを被せます。

室内側取り付け完了。
隠蔽配管へ室内機を取付完了
室内の施工は前回と同じ内容でした。

次に室外側を施工します。
隠蔽配管の室外側
右側に冷媒管と電線、そして左にはドレン(排水管)の塩ビが出ています。

電線の先の方を見ると
電線には”R410にて使用”の文字
いつ書かれたものかは不明ですが”R410にて使用”の文字が。

R410って何?
これは冷媒(フロン)の種類を表しています。
(正しくはR410A)

今回取り付けるエアコンの冷媒はR32。

この表示が信用できるものであればそのまま使用しても問題ありません。

もしここにR22と書かれていた場合はそのままでは使用できません。

配管洗浄が必要になりかなり高額な費用が発生します。
(なお当店では配管洗浄まではおこなっていません)

R22に使用されていたコンプレッサーオイル(冷凍機油)が管内に多く残留していると新しいもの(新冷媒用)と混ざって固まり、冷媒サイクルを詰まらせてしまいます。

まあこれを信用するしかありませんね。

室外機設置完了
隠蔽配管へ室外機を設置完了
壁から出ていた冷媒管と電線が短いため建物裏に余っていたブロックを使わせていただき室外機を高くして取り付けました。

ブロックと樹脂の台は滑りやすいため
ブロックと樹脂台をねじで滑り止め
ねじを打って滑り止めにしました。

試運転は排水も含め問題なく完了です😊

これから家を建てるという方は見た目を重視して隠蔽配管にするのはやめましょう。

見た目以外なんのメリットもありませんので。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

2021年5月26日 (水)

先行隠蔽配管へエアコン取付

賃貸戸建て住宅へエアコンの取り付け依頼をいただきました。
ありがとうございます😄

場所は東京都内。

隠蔽配管(埋設配管)なので工事の前には設置可能か調査に伺いました。

先行隠蔽配管は建物を建てているとき壁、天井、床を貼る前に冷媒管、電線、ドレン管(塩ビ管)を埋設して完成後にエアコンを取り付けるる方式です。

しかしこの配管埋設を不慣れな業者が行うと一度きりしか使えない(エアコンの交換ができない)などの問題が発生するためある程度の経験を積んだ人でないとだめなんですよ。

また何回もエアコン交換ができるわけでもなく、いずれは使えなくなってしまうものなんです。

それを確認するために事前調査をしたわけです。

上記のことから賃貸住宅であったとしても本来はエアコンを建物側設備として設置しておくべきで入居者が入れ替わる度に取り替えていると隠蔽配管の寿命を著しく短くしてしまいます。

そのことをオーナーがわかってないんですね。
(そりゃ知らないのが当然か😁)

室内機はここに取り付けます。
室内機設置場所
壁から出ているのが冷媒管と電線です。

近づくと
冷媒管がユニオン接続されている
冷媒管(銅管)がユニオンという接続器で延長されてますね。

おそらく新築時に取り付けたエアコンはこのユニオン部分で室内機の補助配管(室内機から出ている管)と接続されていたのでしょう。

その後入居者が入れ替わって別のエアコンを付けたところ今度は補助配管が短く延長する必要がありこのユニオンが取り付けられたものと推測できます。

続いてドレン管(排水管)はどうなっているか・・・
壁内のドレン管(塩ビ管)
こ、これは・・・

こちらの建物は築20年弱経過しているようですが塩ビ管の上端の施工を見て誰が埋設配管を工事したかわかりました。

多分わたしがまだ社員時代の時(約30年前)の上司です。

まだ日本が景気が良かった時代は隠蔽配管の需要が多く、社員皆どうすればエアコンを取り付けやすくできるか考えながら施工していました。

そこでその上司は塩ビ管の先端を竹やりのように斜め切りする方法を実践していたのを明確に覚えています。

しかも室内機から出ているドレンホースをそのまま差し込めるようにVP30にサイズアップしてあります。
(ほかの部分はVP20)

隠蔽配管への取り付けはドレン管の施工が悪く断ることが多いのですがこれなら大丈夫😊

そして電線。
壁から出ている電線が途中で接続されている
途中に接続がありますね。

これも入居者が入れ替わった際に短くて延長したのでしょう。

この電線は室内機と室外機の連絡線で電源供給と通信に使われます。

接続には
電線が差込形コネクタで接続されている
差込形コネクタが使われています。

このようにどこでもおかまいなしに電線を接続するから事故が起きて問題になるんですよね。

ということでこの接続は撤去し安全な方法にします。

では取り付け工事開始。

まずは据付板を取り付けました。
室内機据付板を取り付け

今回も本体の補助配管が短いためユニオンを使う必要があります。
ユニオン接続
でも他業者の行ったユニオン接続を信用するわけにはいきませんよ。

そのまま使ってもガス漏れしないだろう・・・などと安易な期待は禁物。

古いものは撤去して
ユニオン、撤去したものと新品
新しいユニオンを使ってつなぎ直します。

フレアを6つも加工しなければ😆
フレア加工
ふぅ、容易ではありません。

壁から出ている銅管はかなり硬化しているので折らないように特に注意が必要です。

加工が終わったら室内機を引っかけて
室内機を据付板に引っ掛けて
施工しやすいように室内機のカバーは外してます。

すべての配管、電線の接続が終わりました。
隠蔽配管へパイプ、電線接続完了
室内機の左に電線の接続用にボックスを設置。

今回賃貸住宅ということで電線の接続はボックスと電線を壁内に埋め込む方式ではなくすべて露出で行いました。

そのほうが物件退去時に問題になりません。

カバー類をすべて付けて完成
隠蔽配管の室内機取り付け完了
室外機側の施工の様子は写真がありませんでした。
(いつもの撮り忘れ😅)

こちらではもう一台施工したので次回アップする予定です。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

2021年5月22日 (土)

銅価格が高騰!

銅管フレア

先日、資材店へ電線を仕入れに行ったのですが価格にビックリ。

ずいぶんと値上がりしてました😅(いままでで最高値)

ちょっと気になり冷媒管(室内機と室外機を結ぶパイプ)も確認するとやっぱり高くなってます。

しかもこれからもっと高くなるとのこと。

店員さん曰く「米国と中国の景気が上向いて銅の需要が高まっているから」だそうです。

ひぇ~、日本はこんな状態なのに・・・

なんだか貧富の二極化は国の規模でも進んでいる感じですね😱

ネット通販ではどうか?と覗いてみたらこちらも値上げのオンパレード。

やっぱりだめか・・・

当店ではこれまで行っていた”標準取付工事パック”の料金設定をやむなく休止することにしました。

格安の銅管もありますが例の国の製品らしいので信頼性、耐久性に懸念がありますからね。

いつも行っている資材店でも同じ理由で例の国の冷媒管は扱っていないそうです。

どうなることやら・・・しばらく様子見です。

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2021年5月16日 (日)

新品のエアコンは配管カバーで

都内でエアコンの入れ替え工事の依頼をいただきました😄
ありがとうございます。

取り外すエアコンは
撤去する室内機
こちらです。

建物は戸建て。
室内機は2階で室外機は地面に置いてあります。

これを取り付けたのは引越し屋さんの下請け業者のようです。

むむ、やっぱり
配管穴にスリーブが付いていない
手抜きが見えちゃってますよ😆

壁の配管穴も同じ業者に開けてもらったらしいのですがスリーブ(筒)が入ってませんね。

そしてエアコン専用コンセント
エアコンにアースがつながっていない
こちらは20Aでそのまま使用可能です。

・・・・・、

気づきました?

エアコンにアースがつながっていません。

手を抜きホーダイ😆

室外側を見てみましょう。
屋外の撤去するパイプはテープ巻きになっている
パイプはテープ巻きで仕上げてあります。

なんだか室外機の位置が中途半端でパイプがだら~んとしてますね。

室外機は
撤去する室外機
芝生に埋まってます😅

室外機の台が汎用の樹脂製なので土に沈みこみ伸びた芝でこのようになってしまいました。

横に置いてある砕石と防草シートはお客さんが用意したもので新しい室外機の下に敷くそうです。

室外機をどけてみると
芝に埋まった室外機を撤去した
伸びた芝でこのように・・・

これでは室外機によくありませんね。

次に室内機を外してみると
室内機をはずしたところ
固定方法は・・・

これ
ねじ込み式ボードアンカー
ねじ込み式ボードアンカーでとめてありました。

何度となくブログでも紹介してますがこのアンカーは抜けて室内機が落下します。

しかも荷重のかかる上部はたったの2本。

そのほかにもねじが数本ありましたが内部の柱には1本もあたってませんでした。

いままで落ちなくてなにより。

新しいエアコンを取り付けます。
室内機の設置作業開始
上部は4本のボードアンカー

使用したのは
金属製カサ式ボードアンカーを使用
金属製カサ式ボードアンカーです。

これは丈夫なので簡単には抜けません。

しかし施工が悪いと壁の石膏ボードを破壊して室内機が落下すのでそれなりに経験が必要です。

据付板と穴のスリーブを取付完了
据付板と穴のスリーブを取付完了
据付板の中央は壁内の間柱にねじで固定して強度を上げます。

室内機の取り付けが完了
室内機取り付け完了
途中で撮影を忘れたので試運転時の写真です。

コンセントには
エアコンのアースを接続
ちょっと見にくいですがアースも接続。

室内機の工事が終わって外に出てみると、
室外機設置場所は砕石で整地されていた
お客さんで室外機設置場所が整地されてました。

これなら泥跳ねもなく安心です。

室外機設置後
室外機設置後
台はブロックにしました。

ブロックは接地面積が大きいため沈み込みを最小限にできます。

屋外のパイプは
屋外のパイプは配管化粧カバーで施工
配管化粧カバーで施工。

お客さんのご希望で色はホワイトを使っています。

築年数の浅い建物はやはり配管化粧カバーの方がマッチしますね。

日のあたる南面などはテープ巻きでは劣化してはがれてしまうことが多いのでカバーを付けることをお勧めします。

試運転はもちろん異常なしで完了となりました😊

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2021年5月12日 (水)

今年も混んできました😅

エアコン用ゲージマニホールド

ブログ記事のアップが少なくなっていますね😅

夏を前に依頼が増え忙しくなってきました。

当店のような個人事業では何から何まで一人でやらなければなりませんからねぇ。

現場へ赴き工事や修理は当然ですが、材料の調達や準備、工具の整備、車両の整備、メールや電話で打ち合わせと見積もり、サイトの管理や修正、そしてこのブログ・・・とまぁキリがありません😆

それはさておき、

ご依頼いただいてから工事や修理まで少々お待ちいただく状況になっております。

お急ぎのところすみませんが宜しくお願い致します。

Katoairconservice_mark160
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2021年5月 7日 (金)

エアコン回路で漏電

分電盤(ブレーカーのところ)にある漏電遮断器が作動して電気が切れるようになり、エアコンのブレーカーを入れると切れることが判明したとのことで点検の依頼をいただきました😊
(場所は川崎市内のマンション)

まずはエアコン全体の絶縁抵抗を測定したところほぼ0Ωなので完全に電源ラインがケーシングなどに接触している状態と思われます。

漏電箇所を特定するために室内外連絡線を抜いてみると
漏電を調べるため室内外連絡線を抜いた
室外機内で漏電していることがわかりました。

室外機をばらして基板を見ます。
室外機の基板をみる
まず怪しいのはコンプレッサー。

どれどれ(コンプレッサーのモーター回路に絶縁抵抗計をあてて)
コンプレッサーのモーター回路に絶縁抵抗計をあてて
やっぱり😞・・・

絶縁抵抗計の針は
絶縁抵抗計はほぼ0Ωを指している
ほぼ0Ωです。

コンプレッサーで漏電です。

ルームエアコンのコンプレッサーは全密閉形でモーターだけ交換することはできません。

ガスの入れ直しも必要となるため部品代、修理代が高額。

残念ですがルームエアコンでは本体を新品に買い替えたほうがいいですね。

こちらのエアコンは製造から15年を超えているようなので部品の供給も終わっていて寿命といえます。

室外機を元通りに戻して終了となりました。

雨の日とかにたまに漏電遮断器が作動するというお宅はどこかで漏電している可能性が高いので点検を行いましょう。

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2021年5月 3日 (月)

室内機が落ちそう・・・

マンションでエアコンの室内機が落ちそうだと点検依頼をいただきました。

取り付けたのはどこの工事屋さんか知りません。

こちらが室内機
落ちそうになっている室内機
ここだけ見ると特に問題なさそうに見えますが・・・

横の壁を見ると
室内機の横の壁に段差が発生
段差がありますね。

角度を変えて
室内機の付いている壁が浮き上がっている
室内機の付いている壁(石膏ボード)が浮き上がってます😱

こ、これは室内機が壁ごとはがれて落ちる兆候です。

エアコンを正面から押すと壁ごとぷかぷかと動きます。

なにはともあれエアコンを外します。

作業中に落ちないようにそーっと、そーっと・・・

据付板
取り付けられている据付板
ボードアンカーが上部2本程度であとはねじが2、3本とまってました。

室内機は軽いタイプですがそれでもボードアンカーが少ないですね。

ボードアンカー部分
据付板のボードアンカー固定部分
金属製のカサ式で使用しているものには問題ありません。
(カサ式ボードアンカーについてはこちら

こちらのマンションの壁はGL工法でコンクリート躯体にGLボンドというものを使用し石膏ボードが貼り付けられています。

一般的によく使われている工法で俗に団子貼りとも呼ばれGLボンドを団子状(直径10cm程度)に点々と付けて接着しています。

コンクリートと石膏ボードは直に接するのではなく数センチの隙間があります。

その隙間を利用してボードアンカーを使用したりします。

今回はそのGLボンドから石膏ボードがはがれて落ちかけているのでその原因を確かめます。

石膏ボード表面からコンクリート面までの距離を計測
石膏ボード表面からコンクリート面までの距離を計測

近づいて
石膏ボード表面からコンクリート面まで42mm
42mmです。

そして使用されていたボードアンカーのねじは
使用されていたボードアンカーのねじ長は45mm
45mm

ねじの方が長いですね😆

こうなるとどのようなことが起きるかというと、
ねじを締めると先端がコンクリートにぶつかって石膏ボードをはがす力になります。

カサ式ボードアンカーは石膏ボードの裏側で傘が開いているためまるでジャッキのような働きで壁がはがれてしまうんです。

センスのある工事屋さんであればコンクリートにねじが地つきした瞬間に感覚でわかると思います。

しかしそれ以前に予め深さを計測しておかなければなりませんね。

このようなことがわからない工事屋さんはほかにもいろいろやらかします。

室内外機の連絡線は
室内外機の連絡線は細い1.6mmが使われていた
VVF1.6mmと細め。

材料費の節約ですね。

室内機の補助配管がねじれてます。
室内機の補助配管がねじれていた
エアコンの効率が落ちます。

床に室内機を置いたまま銅管を接続してテーピングしその後据付板に引っ掛けたためムリな力が加わりこのようなったと思われます。
(テープの巻き方を見ればどのように施工したかわかります)

これも時間節約での結果です。

お客さんはこの時点でエアコンを処分することに決定されました。
まだ購入してそれほど年月は経っていないようですが・・・

それからエアコン用のコンセント
エアコン用のコンセントが分岐延長されている
下のコンセントから分岐延長されています。

専用回路(1つのブレーカーに1つの専用コンセント)ではないですね。

いまでは量販店でもエアコンは専用回路の電源でなければならないと指導しているようです。

これにはお客さんも気づいていたようで
分岐延長されたコンセント回路を撤去
撤去となりました。

壁は内装屋さんを呼んで張替えするそうです。

以前から何度も言っていますが速い(急ぐ)施工は危険。

100m走のように速さを競う工事人はエアコンだけでなく家も破壊します。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

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