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2021年4月

2021年4月29日 (木)

室外機の天吊り工事

前回の続きで室外機の天吊り工事を行います。

エアコン関連業者間では天吊りと呼んでますが公団吊りともいいます。

こちらの建物には
室外機天吊り用のインサート
室外機を天吊りするためのインサートが4つ設備されています。

当店ではこのインサートがないと天吊りは行っていません。

また後打ちのアンカーが打込まれている場合は安全性に懸念がありやはり行いません。

インサートの配置間隔は縦横方向どちらも50cm(旧公団規格)。

左に同じくお隣の天吊り用設備のインサート(化粧ナットと化粧ワッシャー)が見えます。
(こちらのは作業前に外してしまいました)

はじめから建物に付けられているナットやボルトは使用しません。

それはステンレスなので建物に埋め込まれているインサートや取り付ける天吊り金具は鉄製で接触すると付近がサビやすくなるためです。

天吊り金具
取り付ける天吊り金具
昔の天吊り金具には先ほどのインサートに固定するボルトナットのセットが付属していましたがサイズが合わないことが多く今では現地調達となっています。

まだエアコン工事駆け出しの頃、インサートにミリねじとインチねじがあり建物ごとにばらばらなことを知らず「あれ?硬くて入らない・・・」と苦戦したことを思い出します😅

インサートの深さとねじのサイズをチェック。
インサートの深さとサイズをチェック
深さは4cm程でサイズは10mm(ミリねじ)です。

ここにインチねじ(3/8インチ)を使用してもスルスルとうまく入ったように勘違いしますが、それではインサートよりボルトが細くしかもねじのピッチが異なるため点接触になり双方のネジ山を壊します。

調達したボルトナット類
調達した天吊り用のボルトナット類
素材は鉄です。

六角ボルトが75mmとちょっと長めですが問題ないのでこれを使用します。

ほかにスプリングワッシャーと大きめの平ワッシャーを用意しました。

金具を取り付けます。
天吊り金具をボルトナットで固定

ボルトナットは
天吊り金具を固定したボルトナット
このようになります。

先に六角ボルトをレンチで軽く締めてそれからナットを締め付けます。

吊り用のステーを付けて
天吊り金具のステーを付けて
室外機の設置位置や足寸法に合わせて付けます。

いよいよ室外機を上げますが一人作業なので
室外機天吊り用の吊り下げ(上げ)機
専用の吊り下げ(上げ)機を使用します。

この辺りに取り付けて・・・
室外機吊り下げ機を設置
センターより右寄りに付けました。

これは室外機の重心が中心より右側にあるためです。

玉掛の技能試験を思い出しますが目で見たものの重心がどこにあるかという出題がありました😅

室外機の吊り下げ機は一本吊りのためこの判断を間違えると滑って落下します。

使用した日晴金属製の天吊り金具には吊り下げ機が付けられるように加工がしてあります。
天吊り金具に吊り下げ機用の加工がしてある
吊り下げ機も同じく日晴金属製なのでこのようになっています。

室外機を上げます。
室外機を天吊り金具へ上げる
綱引きのようにベルトを引くと上がっていきます。

周囲に接触するものがないか注意しながら上昇。

このとき吊り荷の下に入らないのは基本中の基本。

上がりました。
室外機上げ完了
このあとは室外機を載せる金具を渡して吊り下げ機を取り去ります。

室外機設置
室外機の天吊り金具への設置が完了

配管加工と接続完了
天吊り室外機へ配管加工と接続完了

最後に各所のボルトナット類を確認も兼ねて増し締めします。

それとはじめに取り付けたボルトナット類には
ボルトナットに酸化防止でシリコンシーラントを塗布
酸化防止(サビ止め)にシリコンのコーキング材を薄く塗りました。

ここでお隣さんからパーテーション越しに声がかかり「こっちに風がこない?」と心配されています。

風は外の方向に吹き出すことを説明してご納得されていました。

しかしお隣の室外機を見るとベランダに床置きしています。

じつはこういう公営系の建物は消防法の観点から室外機を床置きすることを禁止しているところがあります。
(こちらもそのタイプのようです)

いずれ室外機を天吊りするように指導されるかもしれません。

室外機の天井吊りというのはベランダを広く使ってもらおうというような使用に配慮したものではなく、災害時の避難の際に障害となるのでそもそも床に置くなということなのです。

ベランダは専有部ではなく共用避難路という解釈です。

ということで建物の管理に確認して適切な設置をおこないましょう。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

2021年4月26日 (月)

室内機、ボルト寸法が合わない

東京都の住宅でエアコン設置工事の依頼をいただきました😊
ありがとうございます。

室内機固定ボルトの幅は事前にご連絡いただいていたのですが
室内機固定ボルトの幅が50cmある
50cmです。

エアコン室内機の固定ボルト幅は45cmなので5cm広いですね😅

都営の住宅なのになんで寸法が異なるのか・・・

これに関しての理由は知りませんがエアコン室内機の据付板に開いているボルト穴は”公団ボルト用”となっています。

旧住宅整備公団の規格に合わせて45cmなんです。

なので50cmではおそらくどの機種にも合いません。
(日立あたりに使えそうなのが過去にあったかな・・・?)

たしか別の都営住宅でも同じようなことがあったような・・・

公団に対抗して幅広くしたんでしょうかねぇ😅

でもこれではいい迷惑でしかありません。

(しかもコンセントが天井の中途半端な位置🤣)

据付板に新たなボルト用の穴を開けて対処することにします。

しかし・・・
室内機背面には固定ボルトがあたらないように深い部分がある
このように室内機背面には固定ボルトがあたらないように深い部分があります。
(画像の室内機は天地がひっくり返ってます)

据付板に50cm幅になるように穴を開け直すとその部分は浅いところになってしまい建物に備え付けのボルトでは長くて不具合が出ます。

浅い部分で据付板と本体背面の間を測ってみると15mm弱。

持参のボルトを全ねじカッターで切断して交換しました。
持参した全ネジボルトに交換
壁から12mm程度に設定。

これで背面にぶつかることはありません。

据付板を取り付けました。
据付板を加工したボルトに固定
左側の穴を移動しました。

エアコン設置完了
エアコン設置完了
無事設置できました😄

こういった規格外(独自規格?)のものは住人が入れ替わる際に修正していただけると助かるんですがねぇ。

今回はうまく付きましたが機種によってはダメな場合もあると思います。

こちらの室外機は天井吊りで施工したのでその記事は次回アップする予定です。

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2021年4月24日 (土)

2階の室外機へ接地工事

一戸建ての2階に設置したエアコンへの接地(アース)工事を行いました😊

本題に入る前に・・・

こちらのエアコンは当店で入替工事をしたのですがなんとエラー(シリアル信号異常)が出て運転できず本体の初期不良が発覚😱

メーカー技術へこのことを報告すると・・・
「内外連絡線の接続間違いはないですか?、一度抜いてつなぎ直して間違いないか再確認してください。」
とのこと。

まるで素人扱いですな🤣

今を遡ること20数年前、私は当時会社員で改装工事の保育園において業務用エアコンの新設工事をしていた時に設置したものが同一メーカー、同じくシリアル信号異常が発生。

メーカー依頼をしてくれるように上司へ話すと、もう一度つなぎ直して間違いがないか確認しないと修理依頼を受け付けないとメーカー側から言われたそうです。

まったく同じ対応ですね。

この程度のミスをするようじゃとっくにエアコン屋なんか辞めてますよ。
(まぁ、こういうミスを連発する不向きな工事屋さんもいるのですが)

こういっちゃなんですがエアコン屋になって30数年経ちますが配線間違いは一度もしたことはありません。

当時と同じく今回もアホらしいと思いながらも電線を差し直しました。

当たり前ですがこれでエラーが直るわけがありません。

その後メーカーが来て修理完了。

だいぶ手こずったようで室内機の基板、室外機の基板、膨張弁コイル、ファンモーターなどを交換し直ったが原因はよくわからずとのサービスマンから連絡が入りました。

試運転のため再訪問。

ところがしばらく試運転を行うと今度は別のエラーが出て停止。

その後またシリアル信号異常が再発。

なんじゃこりゃ😆

メーカーの対応にお客さんも呆れているご様子でした。

最終的にメーカーが製品交換してようやく直りました。

基板交換で直らない時点で素直に製品交換していればいいのに・・・
というか現行機種なら初めから製品交換でしょ。

こういう対応が更なるイメージダウンになりますね。

とまあ、こんなことがありました。

やっとここから本題です😅

接地極(アース棒)と接地線(電線)
接地極(アース棒)と接地線(電線)
接地極を地面より深く埋めて接地線で室外機へ接続します。

接地極のリードと接地線を圧着接続
接地極のリードと接地線を圧着接続
リードが5.5m㎡、接地線が1.6mm(2m㎡相当)で合計7.5m㎡なので8m㎡のP形スリーブを使用しました。

接地極はこの辺りに埋設します。
接地極を埋設する場所

砂利をよけて防草シートをめくり穴掘りします。

掘った穴から地中へ接地極を差し込み
接地極を地中へ差し込み
棒を使ってさらに押し込みました。

何が埋まっているかわからないのでハンマーで打ち込むことはしません。

穴を埋め戻す前に専用の計器で接地抵抗の測定
接地抵抗の測定
指針は7.6辺りをフラフラとしながら指しています。

レンジが×10Ωなので76Ω位です。

ルームエアコンではD種接地工事と言って接地抵抗を100Ω以下(規定の漏電遮断器があれば500Ω以下)にします。

接地極は地中深く埋めたほうが抵抗値は低くなります。

さて今度は2階のベランダまで配線します。
地上から2階のベランダにある室外機まで接地線を配線する
配線するルートはこうなる予定です。

接地線は防護管に入れる必要があるので今回は合成樹脂管(塩ビ)を使います。

配線ルートの途中には何カ所か曲がりがあるので
VE管をバーナーで温めて曲げる
VE管をバーナーを使い温めて曲げます。

接地線を通しながら防護管を壁へ固定していきます。

地上部分
接地線を入れたVE管の地上部分

2階への立ち上げ
VE管を2階へ立ち上げ

ベランダの手すり付近から室外機まではフレキシブルのPF管を使いました。
曲がりの多い部分はPF管で

VE管とPF管のつなぎはカップリングで
VE管とPF管をつなぐカップリング

そして接地線を室外機に接続
室外機に接地線を接続
これで工事完了です。

メーカーさんの交換工事で銅管のテーピングが少し変になった感じがしますが・・・

お客さんからの情報でメーカーさんが室内機を取り付ける前に前面グリルを外してうつ伏せに置いて作業したらしく熱交換器が変形したという画像をいただきました。

ザツな作業をするとこういうことになります。

当店の施工の後にメーカーが交換工事することにお客さんは抵抗を感じられていたようで・・・
こればかりは残念ですが致し方ありませんね。

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2021年4月21日 (水)

タテ桟(たてさん)とは

タテ桟
エアコン室内機取り付けに使用するタテ桟
ちょっと画像が見にくくてすみません。

いまではほとんど使わなくなったエアコン部材です。

何に使用するのかというと室内機の据付板を固定する補助的な金具と言ったらいいでしょうか。

古い木造家屋では今でも使われているかもしれません。

当店でもここ数年以上使った記憶がありません😅

使用方法は
タテ桟は廻り縁と鴨居の間に取り付ける
廻り縁と鴨居の間に渡してねじ固定します。

そこへ据付板をとめて室内機を取り付けるわけです。

30年以上前のエアコンではこのタテ桟が標準付属品として付いていました。

これを昔は当たり前のように使っていました。

特に賃貸住宅では壁に穴を開けるということが嫌がられていたため多用されたものです。

当時、設備会社の社員だった私は下請け業者の取り付けたエアコンが”落ちた!”、”落ちかかっている!”とのクレームで何件も訪問しました。

そのとき見た光景はタテ桟と部屋の廻り縁ごとはがれて落ちている室内機でした。

さらに鴨居がないと落ち方がもっと悲惨😱

コンクリートや鉄骨の建物の廻り縁は接着だけで付いているものや、釘打ちされていても細くて簡単に抜けてしまうような弱いものなのです。

本来の木造建築の和室であれば太く強度もしっかりしているので問題ありませんが、そうでない場合にタテ桟を使用しては危険。

当時からコンクリートにはアンカーを打てば強力に固定できたのですが、まぁ下請け業者というのは今も昔も相変わらず手を抜くので面倒くさいことは避け付属品で費用の掛からないタテ桟を率先して使うわけです。

しかし標準付属品でなくなった等により徐々に使用されなくなっていきます。

木造建築と言っても今では和室なんてほとんどなく廻り縁も薄くて軟弱なので使えません。

しかも賃貸住宅でもエアコンを付けるためのネジ穴等は問題になることはほとんどありません。

それでもタテ桟はエアコン資材店でまだ売ってます。

逆に現在こればかり使っているとしたらヤバい業者かもしれません。

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2021年4月17日 (土)

アースがないとメーカー保証なし⁉

エアコンメーカー
エアコンメーカーはたくさんありますが・・・

今回はびっくり(残念)なメーカー対応のお知らせです😆

エアコンにアース線が接続されていない場合(D種接地工事がなされていない場合)は本体の保証が受けられないというあるメーカーからの正式な回答をもらいました。

何らかの影響が出るといけないのでここではどのメーカーかは伏せさせていただきます。

エアコンにはアースを接続することが義務付けられているのですが、建物の構造上どうしてもそれができないことがあります。

たとえばアパートや団地、マンションなどでアースを接続するところがない場合などです。

団地でアース工事するために外壁を配線して地面に接地極を埋設するなんてことは許可が下りませんよね。

だからといってこのご時世にエアコンなしで生活しろったって無理ってなもんです。

そのメーカーは工事説明書に従っていない場合はすべての保証は無効になるようです。

アースがつながっていないと直接関係のない本体でのガス漏れが起きた場合も無効とのことでした。
(まじか・・・😱)

厳しいですな~😅 何かあったのかな・・・

そこで他のメーカー1社にもそのへんどうなのか電話して聞いてみました。

回答はアースが接続されていないからといって製品の保証をしないという対応はしたことがないとのことです。

こちらのメーカーの方が安心ですね😊
(てか普通そうですよ)

取り付け場所の状況によってもメーカーを選ばなければならないようです。

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2021年4月15日 (木)

絶縁抵抗計をチェック

エアコンの工事や修理、電気工事に使用している絶縁抵抗計
3レンジ絶縁抵抗計
テスターの中でも一番使用頻度の高い計器です。

テスターと言えば一般的に回路計(マルチテスター)を思い浮かべる方が多いと思いますが、今回の絶縁抵抗計(インシュレーション・レジスタンステスター)や接地抵抗計(アーステスター)、その他といろいろあります。

上に挙げた3つのテスターは電気工事のほかエアコン工事や修理を請け負うために必要な”電気工事業の登録”にそろえなければならない計器です。

(電気工事業の登録は都道府県または経済産業省で行われていて無許可で営業することは禁止されています)

機器や配線に漏電がないか調べるには抵抗値を計測すればよいのですが普通の回路計の抵抗測定レンジでは役不足。

回路計は測定物に印加する電圧が数ボルト程度しかありません。

しかしエアコンなどの電源はルームエアコンの場合で大地との電圧(対地電圧)が約100V(最大値約141V)なのでこれに見合った電圧をかける必要があります。

それをできるのが絶縁抵抗計です。

いつも何気なく使用してるので異常がないか今日は動作確認をしてみます。

回路計を使って調べてみます。
デジタルマルチテスター
デジタルマルチテスター。

マルチテスターの仕様
デジタルマルチテスターのDC電圧測定レンジ仕様
DC電圧測定レンジでは入力抵抗(内部抵抗)が10MΩとあります。

デジタルマルチテスターでは回転するツマミを”レンジ”ではなく”ファンクション”というのが正しいと思いますが面倒なので・・・

そして2つの計器を相互につなぎ、マルチテスターで絶縁抵抗計の出力電圧を、同時に絶縁抵抗計でマルチテスターの内部抵抗を測定してみます。

まずは絶縁抵抗計の125Vレンジから
絶縁抵抗計とマルチテスターをつなぎお互いを測定

絶縁抵抗計(125Vレンジ)の出力は
絶縁抵抗計125Vレンジの出力電圧は144.2V
144.2Vと高いですね。

でも絶縁抵抗計の仕様(無負荷時)は使用レンジの0~+30%(125~162.5V)なので問題ないでしょう。

絶縁抵抗計の指示値は
絶縁抵抗計の指示値は約10MΩ
約10MΩです。

マルチテスターの内部抵抗と一致しますね。

では次に250Vレンジ
絶縁抵抗計250Vレンジの出力電圧は276.3V
276.3Vで250~325Vの範囲内です。

抵抗値は
絶縁抵抗計の指示は約10MΩ
約10MΩです。

アナログ計器なのでレンジごとに読み取る目盛りが変わります😅

最後に500Vレンジ
絶縁抵抗計500Vレンジの出力は546V
546Vで500~650Vの範囲内ですね。

抵抗値は
絶縁抵抗計の指示値は約10MΩ
約10MΩです。

これで異常などがないことがわかりました。

なお測定時は機器や配線の使用電圧に近いレンジで行います。

対地電圧100Vのエアコンに500Vを印加することはしません。
(機器が故障することもありますからね)

この絶縁抵抗計はかなり長持ちしてましてケースの方がもう切れそうになってますがまだまだ頑張ってもらいます😄

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2021年4月13日 (火)

公団系の建物にエアコン取り付け

都内にある旧公団系の建物にエアコン取り付けへ伺いました。
(当店をご利用ありがとうございます😄)

室内機取り付け場所
エアコン室内機取り付け場所
すでにステンレスのボルトを抜いてしまいましたが設置用の公団ボルトがあります。

こちらの建物を建設当時はまだエアコンは贅沢品で取り付け用の設備はなかったためボルトは後打ちのコンクリートアンカーで固定されています。

その右側にモールで露出配線されたエアコン専用コンセントがあり、サッシの一部に配管用の穴が設備されています。

ところでボルトをなぜ抜いたのかというと
据付板と本体の間が20mm程度
据付板と室内機背面の間が20mm程度で壁から出ていたボルトが25mmと長かったため。

このまま使用すると室内機の背面が凹んだり、据付板が曲がったり、ひどい時には本体の引掛け部分が割れて落下するケースもあります。

なのでボルトを短くして取り付けます。

しかしこちらのお部屋を退去する際は原状回復しなければならないので付いていたステンレスのボルトを切ってしまうのはよくないですね。

作業車に積んである全ネジボルトを持ってきました。
全ネジボルトと全ネジ回し
3/8インチのボルトを”全ネジ回し”で締め付けます。

公団系の建物の多くはインチねじではなくミリねじが使われますがコンクリートに打ち込まれたアンカーはインチでした。
(めずらしい🤔)

全ネジ回しは差し込んで回すとネジ部分にロックがかかり締め付け、緩めが容易にできます。

切断部分にマーキングしたらボルトを外して
全ネジカッター
全ネジカッターで切断します。

このカッターもインチ(3/8インチ)とミリ(10mm)で刃を取り替えて使用します。

そうしないとネジ山が崩れてしまうので。

切断
全ネジカッターで切断
ウイ~ン(モーター音)、ポロッとボルトが落ちて切断。

このカッターは無段変速なので扱いやすい😊

再度ボルトを差し込んで計測
ボルトの長さを確認
OK!

使用したボルトはステンレスではなく鉄(メッキ)です。

コンクリートに埋まっているアンカーも鉄なのでステンレスを使用する意味はありません。

ステンレスを使用すると電食で据付板をサビさせてしまうこともあるので鉄には鉄を使用するのがセオリーです。

据付板を取り付けて
公団ボルトで据付板を取り付け
画像が暗かった😅

ワッシャーとナットで固定します。

目のいい人は据付板が左下がりに見えるかもしれません。

でもこれで水平に付いてます。

エアコンは水漏れの原因になるので建物に合わせて傾けることはしません。

室内はこのようになりました。
エアコン設置完了室内側

そして室外機は・・・
室外機置場に段差がある
ご希望の室外機置場には段差があります。

これでは倒れてしまいますね。

事前にメールで画像などの情報をいただいていたのでブロックを準備し対処しました。
段差をブロックで対処
これで安定しました😄

ブロックの下には
レベル調整と防水保護を兼ねてゴムを敷いた
レベル調整とベランダの防水保護を兼ねて左は防振ゴム、右はゴム板を入れました。

右と左で段差の高さが1cmほど異なっていたので使い分けています。

今回使用したゴム板は耐候性のあるものを使用。

画像で情報をくださったおかげで事前の準備ができ”ありあわせの材料で”なんてことも回避できました。

今回取り付けたのは三菱重工製(ビーバーエアコン)です。

このメーカーのエアコンは久しぶりでした😅

印象としてはしっかりした造り。

機種にもよるでしょうがお客さんの仰っていた通り室内機の音は静かな印象。

室外機はあまり意識していませんでしたがうるさいということは感じませんでした。

エアコンというとすぐに思い浮かぶメジャーな会社もありますが、あまり売れていないようでもそれより安心なメーカーも存在します。

その後お客さんから”これからエアコンが本格的に活躍するのが楽しみ”とのメールをいただきました。

そう言っていただけると工事をしたこちらも嬉しいですね。

また機会があればよろしくお願いします😊

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2021年4月11日 (日)

リモコンを操作しても動かない

エアコンを運転しようとリモコンを操作しても動かないとの点検依頼をいただきました😊
(川崎市内)

本体が受信しないのか、それともリモコンが送信していないのか、基板でなければいいが・・・想像しながら向かいます。

現地到着
リモコンを操作しても動かないエアコン
いろいろ試されたようでフラップなどは開いてました。

ではさっそくリモコンから
リモコンの赤外線発光を確認
赤外線の発光を確認できました。

送信はしてますね。

リモコンは問題ないでしょう。

(「うちのリモコンも光ってない」という方、この発光は赤外線なので目では見えません)

となると本体受光部か?

室内機の強制運転ボタンを押してみます・・・

動かない(-_-)

電源プラグを差し直してもなんの反応もなし。

もしかして基板か?

いやいやその前にコンセントの電圧を調べるか・・・

でも室内機の左側面にコンセントが付いていてテスターをあてることは容易ではありません。

じゃ、とりあえずブレーカーでも見るか
分電盤を確認
ん?

これ・・・
エアコンのブレーカーが落ちていた
クーラー200V・・・落ちてるよ😅

そのままブレーカーがONにできるか確認。

OK。

リモコンを操作すると”ピピッ!”と運転開始。

冷暖房両方とも正常に動作。

お客さんの話では2週間ほど前に正常に運転停止した後は使用しておらず久しぶりに運転しようとしたら動かなかったとのこと。

分電盤が冷蔵庫の上にあるので物の出し入れの際に何かがレバーに触れたのかもしれませんね。

こちらのお宅のようなレバーが露出している分電盤ではたまにこういうことがあります。

いや簡単でヨカッタヨカッタ😄

そうそう、ブレーカーが頻繁に落ちる場合は危険なのですぐに使用するのをやめて点検してもらってくださいね。

不具合をごまかして使用していると事故になります。

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2021年4月 9日 (金)

アースの点検

エアコンにしっかりとアースが接続されているか点検を、と依頼をいただきました😊

場所は横浜市内の一戸建て。

到着時は
アース端子付きのエアコン用コンセント
エアコン用コンセントにアース端子が付いています。

しかしアース線はつながってませんね。

「だめじゃん!」

ちょっとまってください・・・このエアコンは200Vなので
200Vコンセント差込口
差込口にもアース端子があります。

エアコンのプラグ側もこのアースに接続されるように金属の棒が出ています。

これならば問題なくアースに接続されますね。

しかし中にはそうではないこともあるんですよ。(どっちや?)

その理由は現在発売されている200Vのエアコンのプラグは全機種アース極(棒)が付いているためコンセント内に配線がされていなくてもアース端子付きのコンセントを取り付けることになるためです。

お客さんはある出来事をきっかけにこのエアコンはきちんとしたアース(D種接地)につながっているのだろうか?と疑問に思われたそうです。

エアコンを設置した量販店の下請け業者さんに問い合わせたところ電気には詳しくないので・・・といわれたとのこと。
(まじか😆)

心配したお客さんは
室外機に接続されたアース
ご自身でホームセンターで買ってきたアース棒を地面に打ち込んで室外機に接続したそうです。

[ご注意]アース棒などを地面に打ち込んで(埋設して)家電製品に接続する場合は電気工事士の資格が必要です。

ではまず室内のコンセントにあるアース端子を接地抵抗測定。
接地抵抗を測定
約50Ωです。

こちらのお宅には電源側に規定内の漏電遮断器が設置されているため500Ω以下であれば問題ありません。

たとえ漏電遮断器がなくても100Ω以下でOKです。

コンセントにプラグを差し込むだけでD種接地されることは確認できました。

エアコンのアースは室内機か室外機のどちらか片方に接続すればいいので
室外機に接続されたアースは撤去
室外側のアースは撤去させていただきました。

内外機双方で別の地面に埋設された接地極(アース棒など)へ接続するのはよいことではありませんので。

これで点検完了😊

第二種電気工事士を取得しても電気の基礎を知らないためか応用がきかず接地抵抗の測定方法を理解していないエアコン屋さん多いですね。

これは昔からですが電気をまったく知らない人がエアコン工事業者になるからなんですよ。

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2021年4月 8日 (木)

コンセントが割れている

エアコン入れ替え工事の事前調査に伺ったところ・・・
コンセントが割れている
エアコン用として設置されているコンセントが割れてました😅
(しかもひっくり返って付いてますな😆)

エアコンは特殊な設置がされていたため調査に伺ったわけですが一番初め目についたのがこれ。

どこかの量販店さんにも下見にきてもらったらしいのですが、その方はコンセントを交換したほうがいいでしょうと言われたそうです。

もちろん交換したほうがいいに決まってますが、どうして割れたのかは考えないんでしょうか?

もしコンセントの過熱による劣化だとすれば内部の配線も焦げているかもしれません。

そうなると簡単ではないですよねぇ。

仮に交換だけで直せたとしてもこのコンセントの形状を見て疑念を持たないのでしょうか?

エアコン用のコンセントは分電盤にあるブレーカーから単独で配線されている専用回路でなくてはなりません。

しかしこのような普通の差し込み形状の場合は他のコンセントや照明と並列に接続された分岐回路の可能性があります🤔

調べたところやっぱり分岐回路でした。

そもそもこのコンセントからエアコンの電源をとることはできないということです。

新たに分電盤から専用回路を増設しなければなりません。

ということで見ただけじゃ下見とは言えませんね。

それはそうとエアコンのコンセントやプラグは接触不良で過熱しやすいところなので定期的に使用中熱くなってないか確認しましょう。

ここから火災に至るケースもあります。

とくにカーテンなどがそばにあると危険度が増します。

電気はそもそも安全ではありません。

安全に使用することが肝要です。

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2021年4月 1日 (木)

マンション、穴が低い位置に

都内のマンションにて新品のエアコン取り付け工事に伺いました😊

設置前はこのような感じ
エアコン設置前、配管穴が下にある
配管穴が床近くにあります😅

お客さんのご希望で室内に露出するパイプは配管化粧カバーを使用して施工します。

取り付けるエアコンはこちら
これから取り付ける新品の室内機
ダイキン製、冷房能力2.2kW、”ぴちょんくんのお店取扱商品”仕様です。

このほかに量販店仕様もありますがそれはお勧めしません。

配管化粧カバーの受け側を付けたら室内機を掛けて
配管化粧カバーの受けと室内機を付けて
配管をします。

ところで室内機の壁と右側の壁は面が90度ちがうので面替え用の部品を使います。
配管化粧カバー90度面替えの部品
これがないとうまくいきません。

昔はこれがなくて立曲がりと横曲がりのパーツで大回りして取り付けたものです😅

パイプを接続、断熱したらコーテープ(化粧テープ)で補強。
接続箇所をコーテープで補強
断熱に隙間ができるのを防止します。

さらにその上に防湿テープ。
防湿テープで結露防止
結露防止のため巻きました。

本体から出ている冷媒管の断熱材は薄いのでこうしたほうが無難と判断しました。

床近くまで下りると横引きがあります。
横引きはドレン排水管に下り勾配をつけて
ここは配管化粧カバーを水平に付けました。

ドレン排水管は下り勾配をつけなければならないのでパイプをねじって勾配を確保します。

ここも勾配が崩れないようにコーテープ巻き。

穴に対してカバーが上目に付いてますがこれも穴の中で勾配がつくようにするため。

こういった細かな作業にも手間と時間がかかるわけです😅

現時点だけでなく先を見通して今どうすべきか考えながら施工しなければなりません。

室内側設置完了
室内側設置完了

面替え部分
配管化粧カバー面替え部分

下部
配管化粧カバー下部
このようになりました。

室外機
室外機の設置状況

今回は室内側の配管横引きが長いためドレン管にポコポコ音防止の逆止弁を付けました。
ドレン管に逆止弁
たとえ勾配を付けても横引きが長く換気扇が強力だと水が吸い戻されて音が出てしまうことがあるんですよ。

床の排水レールに室外機のドレンも流し込みます。

室外機からは暖房時に排水が出てきます。

それと穴の位置が低いためここは雨が吹き込むのでパテの上にシーリング材で補強しました。

試運転も問題なく完了。

見た目と機能の両立は難しいです😅

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