FL表示、続きますねぇ
またまた出ましたエアコンがFL表示して運転できない😅
(横浜市中区)
画像にはLしか見えませんが目で見るとFLと表示されています。
このエラーは上下風向のルーバーがちゃんと取り付けられていませんよ、ということを表しています。
この機種は掃除がしやすいようにルーバーの脱着が容易にできるよう設計されているためこのような機能が付いています。
正常であればルーバーをしっかりと取り付けた時点で表示が消え運転できるようになりますがこのエアコンは点いたまま。
FL表示が点くとエアコンはまったく運転できません。
点検を行ったところルーバーの軸や周辺に損傷は無し。
次にルーバー検知部のスイッチをオンオフして抵抗値を測定すると変化することなく1~5MΩ辺りをずっとふらふらしています。
このことから制御基板には問題なくスイッチ不良と判断しました。
これで同じ故障が昨年末から3台目です🤔
こりゃこれからも続発する予感・・・
部品交換のため室内機を分解します。
黄色の丸部分が交換する軸受兼スイッチ(部品名リミットSW)です。
部品の配線が制御基板へつながっていて作業のため周囲の部品を取り外す必要があります。
お客さんが補助の照明を準備してくださり明るくなりました。(ありがとうございます😄)
基板へとつながる配線がテープで固定されているのではがします。
そして不良部品を撤去。
新しい部品
今回も説明書付きでいろいろな指示がミリ単位で出ています😅
なおこのような交換部品の販売は業者向けのみで一般のお客さんへはしていないそうです。
新しい付属のテープを指示通り貼って
この部品交換ではこれが一番気を使います。
元の配線を止めてあった結束バンドは切って外したので
手持ちのもので再固定。
結束バンドまでは付属してこないんですねぇ。
コードが熱を持つ部品などに接触していないか確認します。
とそこで気になったのが
温湿度センサーにホコリが溜まっています。
これだと検知の遅れや誤差が大きくなります。
すべての部品を元通りに戻して絶縁抵抗を測定したら
FL表示が出るようにルーバー軸を外しておきます。
表示が消えて運転できるようになりました。
ちゃんとスイッチが機能していることがわかります。
ちょっと気になっていた室内外連絡線接続部
このエアコンを取り付けた業者の電線接続が悪く念のため温度測定。
温度は正常なので補修はせずそのままにしました。
このシリーズのエアコンは設計上どうしてもリミットSWが弱いですね。
冷暖房の吹き出し口という過酷な環境なので仕方ありません。
その後の機種で改善されているのかは不明です。
http://kato-aircon.com/
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