エアコンの接地工事
横浜市青葉区の一戸建てでエアコンの入れ替え工事を行いました。
しかしコンセントにアース端子がありません。
今ではエアコン用コンセントにアース端子を設けることになっていますが、こちらの建物が建築された当時はまだその規定がなかったのでしょう。
室外機周辺の地面からもアースが接続されていた形跡はありませんでした。
ということで地面にアース棒を埋めて室外機に接続します。
よくホームセンターなどに売られているものには緑色のコードが初めから付いていたりしますがそれは使いません。
コードはだいたい断面積が1.25m㎡のものが多くエアコンには細いんです。
使用するアース棒にはリード線のようなものが見えますが、その太さは5.5m㎡でそこへ電源の過電流遮断器(ブレーカー)の容量に応じた電線を接続して使用します。
(今回は直径1.6mmのビニル絶縁電線[IV電線]、約2.0m㎡)
電線を接続したら地面に穴を掘ってそこからアース棒を更に地中へ差し込みます。
しかし建物近くは基礎のベース、少し離れると設備配管などが埋まっていてそれほど深くは差し込めませんでした。
あとはどの程度の接地抵抗値になるかです。
ここで毎度おなじみ・・・写真を撮り忘れて没頭😂
ありゃまた忘れてた・・・気付いたときにはほぼ終わってました。
こうすると次回エアコンを入れ替える際も長さに余裕があります。
それと目立つので草刈りなどで誤って切断なんてことも防げます。
D種接地工事(接地抵抗値100Ω以下)という種類で施工したのですが、こちらにはエアコンの電源に定められた定格の漏電遮断器が設置されているので抵抗値は500Ω以下であればOKです。
”以下”という表現から低ければ低いほうがいいと思われがちですが、あまりにも低いと漏電時の地絡電流(地面へと流れる電流)が大きくなるのでほどほどに。
しかしアースがなければ機器が漏電していても大地との抵抗が大きくて漏電遮断器はうまく作動しません。
しっかりと漏電遮断器を動作させるためにもアース工事は必要です。
http://kato-aircon.com/
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