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2021年3月21日 (日)

室外機の移設工事

都内にて室外機の移設工事を行いました😊

工事前の状況は
室外機移動前の状況
庭の正面に設置されたものを右側面へ移動します。

パイプと電線は
室外機の移動にあたり、パイプを延ばす必要がある
短いので延長する必要があります。

このエアコンは冷房能力6.3kW以上のものなので冷媒管のガス側が太くΦ12.7mm(4分管)です。

温度測定、異音など異常がないことを確認して室外機を取り外しました。

既設の配管化粧カバーは
既設配管化粧カバーのメーカーはバクマ
バクマ製(BEARのマーク)です。

このメーカーのカバーは数年前まで当店でも取り扱っていましたが常置している資材屋さんが閉店してしまい今は使っていません。

ここから延長するカバーはいつも使っている因幡電工製を使用します。
因幡電工製の配管化粧カバーパーツ
メーカーが異なると形状が違うためしっくりこないと思われますが大丈夫。

バクマ製は因幡電工が昔から販売していたものを後年そっくりコピーしたようなものなんです。

加工しやすいように立下りのカバーまで一旦取り外します。
配管化粧カバーを一旦開ける

あら、
ドレンホースが耐候性ではない
ドレンホースが耐候性じゃありませんね。

いまどき珍しい😅

化粧カバーの中は大丈夫ですが露出するところはこれでは長持ちしません。

後で露出部分は交換します。

なお見分け方は内面が黒いものが耐候性ドレンホースです。

パイプは見た目も重視して壁と雨どいの間を通す予定。
パイプを壁と雨どいの間を通す
4分管では幅がぎりぎりです。

化粧カバーを延長して
配管化粧カバーを延長
冷媒管の加工を開始します。

角の部分の近くに雨どいがあるため4分管の曲げをどうするか迷いました。

エルボ
冷媒管4分用エルボ
を使用して溶接接続すれば余裕で通りますがねじりに対して強度があまりありません。

寸法を測ってベンダー(曲げ加工する器具)曲げでもカバーに収まる可能性が高いことを確認しました。

さっそく延長用の銅管をベンダー加工
4分の冷媒管をベンダー曲げ

配管化粧カバーと配管の並びを考えながら2ヶ所を曲げました。
ベンダー曲げ加工完了
寸法を間違えるとカバーに収まりません。

手曲げと異なりベンダー曲げをするともう元には戻らないので慎重に。

既設の銅管と接続できるように拡管
銅管同士を接続できるように拡管
広げた部分に既設の銅管を差し込めるようにします。

長さを合わせて差し込み
銅管を差し込み接続
後で溶接します。

急いでここで溶接してはいけません。

窒素ブローの用意
窒素ブローの準備
一旦、窒素で勢いよく吹かして内部の空気や残留しているガスなどを追い出します。

管内の酸化や残留ガスに引火することを防ぎます。
(エアコンの使用冷媒がR32なので微燃性があります)

その後は窒素を微量に流しながら溶接します。

溶接器
使用する溶接器
これ小さくて本当に便利😄

プロパン類と酸素を使用するのですがプロパンのガスだけだと
燃性のガスだけだと黄色い炎
これじゃライターの火みたいで半田すらつきそうもありませんね。

そこへ酸素を加えれば
酸素を加えると3000℃を超える炎
一気に3000℃を超える炎になります。

溶接といっても銅管を溶かすのではなく”ろう”を流し込むロウ付けですが、慣れない人がやると銅管が溶けてしまいます。

ただ一点この溶接器の難点を挙げるとすると”吹管(ガスの流量を調整する部分)”がチャチで炎が安定しないところ。

もっと品質のいい日本製の吹管を使用したいところですが万一逆火して爆発なんかしたらシャレになりませんので・・・

なおホームセンターに売っている大気中の酸素と共に燃やすバーナーでは炎が大きく温度も低めです。
(多分4分管の溶接は温度不足で難しく仕上がりも悪い)

溶接完了
銅管溶接完了
ルームエアコンは管が細いので溶接しても”やった感”があんまりありませんね😆
(ものたりぬ・・・)

断熱してテーピング
溶接箇所を断熱してテーピング

ドレンホースは排水のための下り勾配をつけてテーピング
ドレンホースに下り勾配をつけてテーピング
この部分は耐候性ドレンホースに交換してあります。

室外機をセットして配管類を接続したら電線を延長接続します。

量販店などでは電線接続は禁止されてますが、それは事故や故障を起こすようなやり方をしていたためです。

今回は室外機にボックスを設けることにしました。
室外機の側面に設けた電線の接続ボックス
理由は壁にボックスを付けると将来エアコンを交換するときには不要になり穴や痕などが残ってしまうため。

ボックスのフタには
ボックスのフタには防水のパッキンつき
防水のパッキンが付いています。

ボックス下面
ボックスの下面
耐候性結束バンドで電線を押さえます。

電線を通した穴は念のための水抜きとしてそのままにします。

すべて施工完了
室外機移動完了
室外機の台は樹脂のベースから安定性向上のためブロックにしました。

絶縁抵抗測定、温度測定、排水試験、その他の確認を行い問題なく完了しました。

今回のような多様な作業には準備と片付けに時間がかかりますね😅

室外機の移設といっても設置されている状況により対応方法は様々です。

そのため事前の現地調査が必要になります。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

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