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2021年3月 7日 (日)

建築工事をみて思うこと

マンションに初めから開けられているエアコン用配管穴。

新築時そこには雨風が入らないようにキャップ(フタ)が付けられているのですが・・・

これは当方でのエアコン施工時の事例
金属の縁で傷が付かないよう電線を塩ビ管で保護
電線を保護するため塩ビ管を入れました。

なぜこんなことをしたのか?

穴のキャップには縁がセットで付けられていて、その部分が穴に差し込まれ固定されています。
(こちらのマンションでは金属)

この縁の形状によっては電線を保護しなければならない場合があるんです。

よく見ると
電線傷に傷が付く
縁の奥の方は内側にすぼんだ形になっています。

これはキャップの縁を穴に差し込みやすいように設計されているのです。

しかしその部分は先端が鋭利になっていて電線を傷つけてしまい最悪の場合、漏電やショートを引き起こす可能性があります。

建設会社もしくは設備施工会社の資材選定がよくないですね。

そこで塩ビ管を入れて防護しました。

エアコン工事をしていると”穴さえあればいいんでしょ”、”エアコン屋がなんとか付けてくれる”、”あとは知らん”といったテキトウな設計、施工をよく目にします。

今回は穴のキャップを一例としてとりあげましたが、その他の設計が悪くエアコンをどうにも取り付けられず泣く泣く設置を諦めているお宅もあります。

建築設計や設備設計、そしてそれらの施工をする人はエアコンのことをもっと勉強してもらえるといいんですが。

いまやエアコンはなくてはならない生活必需品なのですから。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

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