ここは銅管ベンダー曲げ
横浜市旭区でのエアコン設置工事のひとコマ。
下の方を見ると
室外機を左側面に設置するため雨樋と壁の間に冷媒管を通す計画です。
さすがにこれを手曲げでやると高確率で折れてペッタンコに潰れます。
エアコン工事を本格的に行うにはいろいろな工具や材料が必要なため作業車の中は満載🤣
すっきりした車で伺いたいのですがそれではまともな工事はできません。
ではなぜ他のところは手で曲げるのでしょう?
全部ベンダーで曲げたほうが見た目もきれいそうです。
それは”めんどくさい”から・・・ではありません。
ベンダーで急角度な曲げを何カ所も作ると冷媒の流れへの抵抗になります。
以前、どこかのメーカーでは曲げは何カ所までと制限されていた記憶がありますがいまでもあるんでしょうかねぇ。
ということでルームエアコンのように細い管の場合、可能なところは手曲げで行うのが基本です。
カバーをかけて室外機まで設置完了。
雨樋の外側を通すよりすっきりしますね。
画像がちょっと暗めですが全体ではこんな感じ
違和感なく仕上がりました。
ルームエアコンでは冷媒管が太くても4分(外径1/2インチ=12.7mm)でベンダーを使う機会は多くありません。
業務用エアコンでは5分(5/8インチ=15.88mm)、6分(3/4インチ=19.05mm)などではベンダーを多用。
それ以上の太さでは軟らかい”なまし管(O管)”ではなく直管と言って硬いH管もしくは半なまし(1/2H)を使ったりするのでエルボ溶接が多用されます。
同じエアコン工事でも家庭用ルームエアコンと比べて業務用エアコンは業種が異なると言っていいほど難易度が高くなります。(特にビルなどの新築工事など)
ルームエアコンで何十年やってきた人でも業務用エアコンの現場ではなにをしていいのか分からず戸惑うことでしょう。
おっとっと、またまた話を広げてしまいました😆
状況に応じて手曲げとベンダーを使い分けることで適正な工事ができます。
http://kato-aircon.com/
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