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2020年12月 3日 (木)

室外機を動かしたらガスが漏れた

川崎市宮前区にて、室外機の位置を動かしたらガスが漏れてしまったということで修理に伺いました。

到着時の状況
ガス漏れしたエアコン
パイプに巻いてあったであろうテープがなくなってますが、おそらく犬か猫がはがしてしまったのでしょう😅

室外機を動かしてガス漏れというのは年に何件か修理依頼があります。

近づいてみると
室外機のすぐそばでパイプが折れている
2本あるうちの太いほうが折れてます。

ちょっと無理するとこのようにポキッ😱といきます。

この折れた部分に亀裂が生じてそこからシュ~とガス漏れ。

バルブの接続部で切れてすっぽ抜けなくてよかったですね。
すっぽ抜けだとすごい音で一気にガス(液)が抜けるのでそれが肌にかかったりすると凍っちゃいます。

室外機のカバーを外して
室外機のカバーを外して
バルブから数センチで折れてますね。

さてどのように修理するかお客さんと検討。

希望する移動場所までパイプや電線をつないで延長するか、移動はせずできる限り修理費用を抑えて修理するか。

今回はどうしても移動する必要があるわけではないようなので後者の費用が安く済む方を選択されました。

折れたパイプを10cm程度切断
折れたパイプを切断
細い方も長さが合わなくなるので切りました。

パイプを室外機に接続したら真空引き。

室外機内も含めて真空にするので時間がかかります。

その間に電線も長いので切断して皮むき・・・
電線表面に被膜
あらら、緑青や黒い被膜ができてますね。

磨いて接触をよくします。
電線の表面を磨いた
電線の線径は1.6mm

あれ~🤔この機種、電気容量的に1.6mmでOKだっけ?
あまり深追いはやめておきましょう。

基本は2.0mmですからね。

40分程度で真空引きは完了😊

ガスを充てんするため仕様を確認
室外機に貼られている仕様
冷媒はR32で1.34kg

充填完了
冷媒充填完了

室外機のカバーを戻して
室外機のカバーを戻して
修理完了です。

試運転結果は良好😊

よく室外機の裏などにパイプが長めにしてあるのは移動できるようにしているわけではないのでユーザーご自身で動かすのはやめましょう。

これはマンションなどの大規模修繕でも同じことが言えます。
エアコン業者でない者がパイプがつながったまま室外機をあちらこちらへ勝手に移動してますが不具合を起こします。

基本は一旦室外機を取り外してパイプを加工してから接続し直すことです。

なお当店では大規模修繕工事などで他の業者が室外機を動かしたことによるガス漏れや不具合のフォローは行っておりません。
あしからず。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

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