ダメな電線接続
ここのところいろいろと忙しくてブログのアップがなかなかできない状況です😅
先日エアコン入替工事で古いものを撤去していると・・・
こんなところで電線が接続されてます。(雨のあたる屋外)
よくエアコン工事そのものに電気工事士の資格は必要ないということを声高に言う人がいますが、資格がないからこういうトンチンカンなことをするんですよね。
そもそもエアコン取付業者のほとんどは個人業者なので、エアコン工事を請負うには自身で電気工事業の登録が必要。
ということは登録には主任電気工事士がいないとできないので、おのずと電気工事士の資格と所定の実務経験のある者が行うことになりますねぇ。
しかしどう見ても素人です。
ポン付け屋さん(ポンッと付けてパッと帰る業者)としてはプロなのかもしれません。
潜り営業ですか?😆
このような雨水や結露水で濡れてしまうような接続をしてはダメ。
でもこのお宅がたまたまこのような施工をされたのではなく取り外しに行くとけっこう目にするんですよ。
多分、施工した業者は半端に余った電線がもったいないからなどという理由でやっていると思います。
どうせだから中がどうなっているか見てみましょう。
絶縁テープの巻き方がモロ素人です。
内線規程に出てくる何層以上重ねるという規定すら守られていません。
テープも取っちゃいます。
ハイ、世の電気工事士の皆様、これがエアコンポン付け屋さんの圧着です。
JIS規格の圧着工具を使わず、よくあるペンチに付いているオマケ機能での圧着です。
これでは安全を担保できません。
こんな工事ばかりして事故や故障を多発させたためでしょう、現在(2~3年前位から?)では量販店等の下請け業者は電線の接続が禁止されています。
(そのほうがいいと思います)
その他の屋内配線などでは禁止されているか知りませんが、こんな人たちに他の電気配線までやってほしくないですよねぇ。
電気工事士の資格がない、もしくは他の主任電気工事士の下での実務経験がないことがお粗末な施工になっています。
資格と実務経験はやはり必要なもの。
どちらか片方が欠けてもだめですね。
ちなみに規格の圧着工具を使った場合は
このようにどのサイズで圧着したか刻印が付きます。
http://kato-aircon.com/
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