再使用の隠蔽配管へエアコン取付(2)
前回に引き続きこんどは電線の接続をします。
新築時から隠蔽配線されていた古い電線の表面に酸化のような被膜ができてます。
色が黒ずんでますね。
できるだけ接続箇所の接触をよくする(抵抗値を下げる)ため磨きました。
これでよし😊
近年では差込形コネクタという簡単接続もありますがどうも今ひとつ耐久性に疑問があります。
そして絶縁テープでグルグル・・・なんてことはさすがにしません。
絶縁キャップをかぶせます。
ボックス内に電線を収めたらカバープレートを取り付けて
接続完了。
こんどは室外機周辺の工事に移ります。
基礎から出ている銅管を溶接で延長しました。
なぜこちらは溶接にしたかというと、今後接続部分を取り外す必要はなく、ユニオンよりも信頼性、耐久性が優れるためです。
もちろん溶接が不得意な人には向きませんが・・・
溶接時は管内に煤がつかないように窒素ブロー(窒素置換)をして行いました。
取り外しに来たときは地面が土だったのですが、草が生えないように何かで固められていました。
穴が2つあいてますがアース用にお客さんが事前に開けてくれていました。(ありがとうございます😊)
室内と同じく絶縁キャップ
外から引っ張られても電線が動かないように結束バンドで抜け止め。
なおこのボックスは屋外で使用できる防雨型でフタにパッキンが付いています。
アース工事も終わって工事完了
アース線がちょっと建物から離れてますが、予め開けられていた穴のところは基礎ベースで接地極が差し込めませんでした。
お客さんが穴を開け直してくださりこの位置になりました。
接地抵抗値もOKです。
温度測定、排水試験等も問題はなく無事終了しました。
建築時に埋設された隠蔽配管への取り付け工事は室内機と室外機を設置するだけで簡単なように思えますが実はそうではないんですよ。
通常の取り付けよりも長時間要したり、パイプ電線類も短いものは接続したりとやることがたくさんあります。
終わった頃はもうヘロヘロです🤣
http://kato-aircon.com/
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