ドレンホースを塩ビ管へ
東京都江東区のマンションでドレンホースを塩ビ管へ替える工事を依頼いただきました😊
(エリア外出張です)
エアコンを設置してからは5か月程度とまだ新しく、取り付け工事を行ったのは当店ではなく別の業者です。
本体はネット通販で工事もそこで一緒にお願いしたそうです。
ドレンホースの見た目がよくなく、風が吹くと動いてしまうため周囲のお宅で見かけた塩ビ管へ替えたいとのこと。
現地に到着時の状況は
このように室内機と室外機の双方から出たホースが2本あります。
床をこのようにドレンホースで延ばすのはよくありません。
ホース内で水が滞留して詰まったり、動いて持ち上がったりして室内に水漏れすることあります。
このようにエアコンは室内機と室外機の両方から排水が出ます。
室内機からは主に冷房と除湿時に
室外機からは暖房時に
それぞれ出てきます。
今回は下見には伺わず、メールに写真を添付いただき見積もりと材料の準備を行いました。
作業開始
塩ビ管を切って曲がりなどの部品を接着剤でつないで形を作ります。
塩ビ管をつなぐ上で注意することは”試し差し”をしないこと。
慣れない人は試しに形を仮差して作ってしまうことがありますが、これが一番の接着忘れの原因。
塩ビ管を切ったらそのまま接着剤を塗布して接続完了の一発勝負😅
接着すると10秒ほどで動かなくなり、1分もするともう抜くことはできません。
形ができて所定の場所にセット
作業中にシートを敷いているのは接着剤が垂れても床に付かないようにするため。
一番気を使ったのは
右(上流側)と左(下流側)で床勾配が少し違うための角度出し。
これがうまく合わないと塩ビ管がカタカタ動いて安定しません。
途中にあるT形(チーズ)の部分で室外機のドレンを合流。
今回、やはりご近所でこのような防虫網(防虫目皿)を使用しているお宅があったそうでご希望され取り付けました。
防虫目皿の取り付け方法は当店の別のお客さんでご自身でこれと同じことをされた方がおられ、それを参考にさせていただきました😄
ただし防虫網はメンテナンスを怠ると詰まるので要注意です。
これで塩ビ管への交換工事は完了。
しかし・・・
室内機に注水しているときに、ふと気づいてしまいました。
心の中で「このエアコンパナソニックの屋外排出式のフィルター自動掃除機能だよね・・・」
ちょっと待てよ
室外のカバーにあるホコリの排出口には網が付いている。
網の付いている画像は撮り忘れ😅
このエアコン工事屋さんもいまいちわかってないですね。
換気用のエアコンならばいいですが、ホコリ排出用の場合は別です。
これではホコリが引っ掛かって詰まり、最悪はホースから室内機の掃除用ファンまで詰まってしまい高額修理になるかもしれません。
カバーの網部分を取り外そうとしましたが、このメーカーのカバーの扱いはないため壊してしまいそうでお客さんがなんとか外してくれました。
その網はこれ
なんで2つあるのかというと、同じ自動掃除のエアコンが2台あり両方とも同じ人が施工したため。
ではありませんでした。
一応、カバーが付いているので直接雨水が入っていくことはないと思います。
しかしいまの建物は24時間換気があたりまえ。
ということはこの穴から外気が吸入されます。
エアコンの効率に影響が出たり、配管が結露しやすくなることは容易に想像できますね。
その上、この屋外排出式の自動掃除機能により出たホコリが室内へ吸い戻されていくわけです😱
ついでにカバーの下から這い上がってきた虫が室内に出入り自由ときたもんですよ。
こういうこと少しは想像できないんでしょうかねぇ。
そして1台は通常の降雨でも雨水があたるところなので
シリコンコーキング。
これで完了。
本題の塩ビ管工事より時間がかかったような・・・
え~これらを式で表しますと
手抜き+わかってない=だめだこりゃ
となります😆
補修費用もいただき終了となりました。
http://kato-aircon.com/
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