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2020年11月24日 (火)

アース棒、線が細くて交換

エアコンの設置工事に伴い既設のアース棒を交換しました。(川崎市内)

地面から出ているアース線
地面から出ている既設のアース線
以前ここについていたエアコンに接続されていたようです。

今回当店で新品のエアコンを設置し、このアース線を室外機につなぐ予定だったのですが・・・

どれどれ・・・ホッソ!
既設のアース線が細い
この電線は1.25m㎡です。

内線規程では使用電圧300V以下の機械器具に施設するD種接地工事の接地線(アース線)の太さは、機器を保護するブレーカーが20A以下の場合で1.6mm(2.0m㎡)以上となっています。
(聞きなれない方には意味不明かもしれません😅)

ただし移動して使用する機器で可とう性(フレキシブルに動かせる)が必要な場合に1.25m㎡以上のコードなどを使用可能。

※内線規程とは・・・電気設備技術基準の省令や解釈を具体的にわかるようにした書物。

エアコンって移動しながら使いませんよね?たぶん😁

以前のエアコンを工事した人がホームセンターで買ってきたアース棒を打ち込んだのでしょう。

お客さんへはここまで説明はしませんが、お話しして交換することになりました。

事前にこのようなことがあるのでは?と見積もりに計上して材料も準備していました。

まず既設のアース棒を引き抜いてみると
既設のアース棒を地面から引き抜いた
よくホームセンターなんかで見かけるコード付き。

簡単だから知らない人は使っちゃうんですよね。

アース棒はほとんど地面と同じ深さまでしか入っていませんでした。

新たに使用するアース棒(接地極)
新たに埋設するアース棒
出ている線の太さは5.5m㎡。

ここに1.6mmのアース線を圧着して使用します。

内線規程では接地極が棒の場合、長さ0.9m以上のものを推奨していますが、建物が建った後では現実的ではありません。
(推奨事項なので施工上安全な短いものを使用します)

画像の上に見える赤い柄の工具はP形スリーブ(電線の包合容量m㎡で選定する)などを圧着する工具です。

5.5m㎡+1.6mm(約2m㎡)=7.5m㎡を圧着するのでスリーブはP8=8m㎡用(包合容量6.64~10.52m㎡)を使用します。

接続したら穴を掘って更にそこからアース棒を地中へ押し込みます。

”打ち込み”ではありません”押し込み”です。
建物の周囲は設備の配管などが埋まっているのでハンマーなどでコンコン打ち込むと突き破ってしまうことがあるんですよ。

画像はありません😅

そして接地抵抗測定。
接地抵抗測定
94~97Ω位を指示しています。(多少のふらつきがあります)

100Ωを超えていたら漏電遮断器を見に行こうと思ってましたがすんなりOK。

規定された感度の漏電遮断器がない場合は接地抵抗100Ω以下。
ある場合は500Ω以下にする必要があります。

まあ、今どき漏電遮断器が設置されていないところのほうが圧倒的に少ないですが。

「うちもアース工事してもらったけどこんなことしてるの見たことない」という方、これが本来やるべき工事なんですよ。

日本で行われている中性点接地方式の電源ではアース工事(接地工事)は重要なもので電気工事士の有資格者がすることになっています。

接地線を室外機に接続してアース工事完了
エアコンのアース工事完了

他で工事されたエアコンのアースを見ていると、線を引っ張ったら接地極がなくてスポッと抜けてきたりするところもあります。

もしかするとアースをインバーターノイズ防止程度に考えているのかもしれませんね。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

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