隠蔽配管から露出配管へ(2)
前回に続き、取り付け工事を開始します。
まずは据付板を取り付けて壁に配管用の穴を開けます。
壁の中に筋交いがあるため、穴あけ位置の関係から以前より室内機を左に寄せて設置することになりました。
隠蔽配管が出ていた穴はテープを貼り、取れないようにねじで固定。
当初パテで塞ごうと思っていましたが困難なため変更。
次に配管用の穴を開けます。
しかし外壁がタイル貼りなので簡単ではありません。
サイディングやモルタルなどであれば内側から通常のコアドリルで外壁まで貫通できるのですがタイルは無理。
室内側は通常通り穴あけをしました。(画像がありません😅)
こんどは外側からダイヤモンドコアでタイルに穴あけをします。
タイルに貼り付けてあるのはダイヤモンドコア用のガイドです。
なにが簡単ではないかというと室内の穴の位置が外壁から見てもわからないから😅
慎重に寸法を測ってズレのないように、しかも排水勾配が取れるようにしました。
これをしくじったらそりゃもう最悪ですからね😱
使用したのは湿式(水を含ませる方式)のダイヤモンドコアです。
硬いタイルもみるみるうちに貫通。
内側にある合板は通常のコアで対処。
勾配もいい感じです。
続いて室内機の取り付け準備。
補助配管(室内機から出た冷媒管)を穴の方向に出します。
このメーカー(日立)で忘れてならないのがこの断熱材
室内機の梱包に同梱されているものです。
日立独特のもので、私がエアコン工事に携わるようになった35年程前にはすでに付属されていました。
これを付けずに捨ててしまう業者の多いこと。
ほぼ100%と言っていいほどポイされてます😆
他業者の工事で使われているのをほとんど見たことがありませんから。
外壁に配管化粧カバーを取り付けて配管。
穴はパテで塞いで、出口カバーの周囲はシリコンでシールしています。
室外機は離れたところへ設置しました。
2台ありますが手前の室外機が今回取り付け分です。
エアコンの設置自体はこれで完了しました。
残るはアース工事と試運転。
また次回につづきます。
http://kato-aircon.com/
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