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2020年10月29日 (木)

隠蔽配管から露出配管へ(2)

前回に続き、取り付け工事を開始します。

まずは据付板を取り付けて壁に配管用の穴を開けます。
室内機の据付板を設置
壁の中に筋交いがあるため、穴あけ位置の関係から以前より室内機を左に寄せて設置することになりました。

隠蔽配管が出ていた穴はテープを貼り、取れないようにねじで固定。
当初パテで塞ごうと思っていましたが困難なため変更。

次に配管用の穴を開けます。

しかし外壁がタイル貼りなので簡単ではありません。

サイディングやモルタルなどであれば内側から通常のコアドリルで外壁まで貫通できるのですがタイルは無理。

室内側は通常通り穴あけをしました。(画像がありません😅)

こんどは外側からダイヤモンドコアでタイルに穴あけをします。
外壁タイルに貼り付けた穴あけ用のガイド
タイルに貼り付けてあるのはダイヤモンドコア用のガイドです。

なにが簡単ではないかというと室内の穴の位置が外壁から見てもわからないから😅

慎重に寸法を測ってズレのないように、しかも排水勾配が取れるようにしました。

これをしくじったらそりゃもう最悪ですからね😱

使用したのは湿式(水を含ませる方式)のダイヤモンドコアです。

硬いタイルもみるみるうちに貫通。
外壁タイルに穴あけ完了
内側にある合板は通常のコアで対処。

開けた穴にスリーブ(養生管)を入れて
開けた穴にスリーブ(養生管)を入れて
ばっちり😊

勾配もいい感じです。

続いて室内機の取り付け準備。
室内機取り付け準備
補助配管(室内機から出た冷媒管)を穴の方向に出します。

このメーカー(日立)で忘れてならないのがこの断熱材
日立に付属の補助配管用断熱材
室内機の梱包に同梱されているものです。

日立独特のもので、私がエアコン工事に携わるようになった35年程前にはすでに付属されていました。

これを付けずに捨ててしまう業者の多いこと。
ほぼ100%と言っていいほどポイされてます😆

他業者の工事で使われているのをほとんど見たことがありませんから。

断熱材を巻きます。
補助配管に付属の断熱材を巻いて
ビニールテープで仮止め。

電線、ドレンホースをまとめてコーテープ巻き
補助配管をテーピング

室内機を取り付けました。
室内機を取り付け完了

外壁側を見ると
外壁に出た補助配管
補助配管が出ています。

外壁に配管化粧カバーを取り付けて配管。

穴から出たところは
配管化粧カバーで配管
このようになりました。

穴はパテで塞いで、出口カバーの周囲はシリコンでシールしています。

室外機は離れたところへ設置しました。
室外機と配管化粧カバー
2台ありますが手前の室外機が今回取り付け分です。

エアコンの設置自体はこれで完了しました。

残るはアース工事と試運転。

また次回につづきます。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

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