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2020年11月 1日 (日)

隠蔽配管から露出配管へ(3)

今回は接地工事(アース工事)と試運転です😄
室外機とアース棒

”D種接地工事”を完了。
室外機にD種接地工事
アース棒(接地極)は穴を掘ってそこから更に地中へ差し込みました。

接地工事にはA~D種があって接地抵抗値や接地極(アース棒など)の埋設深さに決まりがあります。

ルームエアコン(使用電圧300V以下)ではD種接地工事です。

D種接地は接地抵抗値が100Ω以下(定格感度電流100mA以下、動作時間0.5秒以下の漏電遮断器を施設する場合は500Ω以下)にする必要があります。

こちらでは分電盤(ブレーカーのところ)に感度電流30mA、動作時間0.1秒以内の漏電遮断器が設置されているため500Ω以下になるようにします。

接地抵抗計で測定。
接地抵抗値200Ω
200ΩでOK😄

接地抵抗計は他の用途には使用できない専用のもので、テスター(回路計)とは異なります。

その他D種接地工事でもいろいろな規定があってそれに従っておこなわなければなりません。

これでようやく工事が終わって試運転へ・・・

絶縁抵抗測定が終わったら暖房運転して温度測定。

吸い込み
室内機吸い込み温度20℃
20℃

吹き出し
室内機吹き出し温度51℃
51℃

まったく問題ない温度です。

排水試験
ドレン排水試験OK
OK。

試験時のみ排水が確認できるように水受けを置いてます。

異音、振動もなく本体にも異常はないようです😊

そしてコンセントの過熱も確認します。

コンセントの周囲は
コンセントの周囲は22℃
22℃。

プラグ部分の温度は
プラグ部分の温度は34℃
高っ😲!34℃でその差12℃。

こりゃコンセントがだいぶくたびれてますね😅

差し込みが緩いなぁとは思ったのですが・・・

お客さんに相談して交換することになりました。

このまま使用していると熱で内部が焼けていきなり”バーン!”なんてこともありますから。

いや~、気分はもう帰るモード🚙💨に入ってましたが作業続行🤣

コンセントの部品も足らずホームセンターへ買い出しへ。
しかし無資格らしき人が電材を買いにきてますけど大丈夫なんでしょうかねぇ・・・

劣化したコンセントを外すと
コンセントのボックスがない
ボックスがありません。

出たよ~😆電気屋さんの省略工事。

外壁に面したところで断熱材も入っているのでボックスぐらいふつう付けますけど・・・

挟み込み金具で固定されてました。
コンセントは挟み込み金具で固定されていた

後付け用のボックスを付けます。
後付け用のコンセントボックスを取り付け
これでよし。

コンセントを取り付け完了
コンセントを取り付け完了
絶縁抵抗、電圧、極性を調べます。

ところが・・・極性が逆😱

一瞬コンセントの裏で差し込みを間違えたかと思いプレートを外したが問題なし。

ということは・・・分電盤?

分電盤を見ると
分電盤内の配線が間違っている
こりゃアカーン。

電気工事士の資格がある人は上の画像でわかるのではないでしょうか?

ブレーカー部分をアップで
ブレーカー二次側が逆に接続
ブレーカーの二次側が逆につながってますよ。

なにやら周囲にも変な部分がありますが・・・

電気工事士の実技試験でこれをやったら確実に落ちてますね。

これの何がいけないのかは説明を省きます。

右一列11回路全部が逆に接続されてます。

お客さんにもこの内容は確認していただきました。

今回は当方の関わった回路のみ接続を直して極性を合わせました。

再度コンセントの温度測定。

コンセントの周囲は
コンセントの周囲は25℃
25℃。

プラグの部分は
プラグ部分は30℃
30℃で差は5℃。

これくらいであれば普通です。

古くなったコンセントは事故のもと。
室外機がフル回転中にプラグ部分に触れてみて熱いなと思ったら注意です。

このように想定していなかったことが起きるのが工事です。

ようやく工事終了😄
今回も当店をご利用いただき有り難うございました。😊

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

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