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2020年10月15日 (木)

隠蔽配管、再使用可能か確認

隠蔽配管(壁や天井などに埋め込まれたパイプ)に現在取り付けられているエアコンを新品に取り替えることが可能か確認のため撤去工事に伺いました😊横浜市内一戸建て

2階に設置されている室内機
隠蔽配管に取り付けられているエアコン室内機
ルーバーは軸折れでセロテープで固定されていました😅

だいぶ経年による劣化が進んでいます。

取り付け工事を行ったのは当店ではありません。

そして室外機
設置されている室外機
基礎部分からパイプが出てますね。

このように室内機背面から基礎まで壁内、天井裏、床下を通しているためほとんどパイプが見えません。

これから家を建てる方は「うちもこの方式にしよう!」などと考えてはいけませんよ😁

エアコンを入れ替えることになったとき苦労しますから。

現在ではほとんどの量販店で工事を断られることでしょう。

当店でもよほどしっかりした施工がされていないとお断りしています。

それだけ問題が多いんですよ。

もし問題があれば露出配管へ切り替えるしかありません。
だったら初めからそのようにしたほうが無難です。

まず気になるのが使用されている冷媒。

室外機を見ると
使用冷媒はR410A
セーフ!😅

R410Aでした。

これがもしR22(昔のフロンガス)だったりするとその時点で当店ではお断りします。

建物に埋め込まれたパイプの肉厚の問題や冷凍機油の違いで不具合を起こす恐れがあるため。

室外機のカバーを開けると
VVFケーブル4心が使われている
VVFケーブルの4心が使われています。

このエアコンもそして現行のものも使用するのは3心なので本数は問題ありません。

画像の緑の線は使用されていません。

本来はこの状態で心線が見えてはいけないんですけど施工が悪く見えてます😆

電線の太さは後で確認します。

ポンプダウン(ガス回収)で冷房運転。
ついでにエアコンの状態もチェックするためバルブで温度測定。

液管側(室内機へ往く側)
液管側バルブ温度6.5℃
6.5℃

ガス管側(室外機へ戻る側)
ガス管側バルブ温度14.6℃
14.6℃

この温度からわかることは、いろんな原因が考えられますがあまり調子はよくありません。

一度も故障はせず使われたそうですが、まあ古いものですからある程度は仕方ないでしょう。

ここで「撤去するエアコンなのに調子は関係あるの?」ということですが、これがあるんですよ。

まず第一にガスが抜けてしまっていれば、隠蔽配管で漏れていることも考えられます。(これは最悪)

また冷媒管(隠蔽配管)に残留する冷凍機油(コンプレッサーオイル)と長年使用されたことにより出た圧縮機(コンプレッサー)の金属粉などの残留量にも関係するんです。

そして冷媒管を循環している冷凍機油はエアコンの調子が悪いと残留量が増加。

古い冷凍機油やそれに混じっている金属粉などが多ければ新しいエアコンの寿命を短くする恐れがあります。

冷房運転をなるべく長時間してこれ以上の能力は出ないというところでポンプダウンを開始しました。

電線を外して太さ計測
電線の太さは2mm
2mmでOK。

パイプを外して多少のオイルが残りましたが色等問題なさそうです。

しかしこの部分が気になりました。
曲がりが気になる
このカクッとした曲がり。

これ中身が折れているかもしれませんね。

断熱材を剥いでみましょう。
冷媒管が折れている
やっぱり🤣

取り付け時に無理に曲げたんでしょうね、折れてます。

こういうのも能力低下の原因です。

軽くパイプを引いてみましたが少ししか出てきません。

お客さんにも確認していただき、その場で修正を試みます。
折れた冷媒管を修正
完全には戻りませんがなんとかなりました。

パイプ断面が2:3より円形であれば大丈夫です。

とりあえず断熱を戻してテーピング
パイプに断熱を戻してテーピング
取り付けるときはパイプと電線を延長する必要があります。

一方、室内機は
電線のシースをむき過ぎ
この電線、シース(外皮)をむき過ぎです。

室内機をおこすと
ケーブルのシースをむき過ぎ
なんてこったい🤣

こんな豪快にむかなくても・・・これじゃそのまま使えない。

こちらもボックスを設けて電線を接続する必要がありますね。

ドレンホース(排水ホース)は
ドレンホースの断熱材が剥ぎ取られている
断熱材が剥ぎ取られています。

壁の中には塩ビ管があってそこに差し込まれているのですが、この部分は結露して壁内に水滴が落ちていると思います。

冷媒管のジョイント部分は
冷媒管のジョイント部分の断熱
これもダメ。

アップ
ジョイント部の断熱に隙間
結束バンドだけで断熱材を固定しているため隙間があります。

テーピングしてないと設置当時は隙間がなくても断熱材は時間が経つと縮んでしまうんです。

室内機の内側には
結露水と銅から出た緑青の滴下していた跡
結露水と銅管などから出た緑青の跡。

断熱不良ですね。

銅管に折れやつぶれがないかスプリングベンダーを差し込んで確認
銅管に折れやつぶれがないかスプリングベンダーで確認
こちらは大丈夫でした。

撤去は完了。

エアコンの取り付け状態はイマイチでしたが、隠蔽配管の再利用は可能と判断しました。

エアコン選定のための計測
エアコン選定のため計測
隠蔽配管の長さもおおよそで計測。

なるべく加工を少なくできる機種を選んでいただきます。

それとこのエアコン用コンセント
エアコン専用コンセント
アース端子がありません。

地面に置かれた室外機もアースは接続されていませんでした。

ということは今度のエアコン取り付け時はアース工事も必要ですね。

いやはや、やること盛りだくさん。

設置工事は大変そうですね😅ってやるの自分か🤣

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

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