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2020年9月16日 (水)

エアコン落ちて撤去へ

エアコン(室内機)が落ちてしまったとのことで点検に伺いました😊
場所は川崎市のマンション。

どこかの量販店の下請け業者が設置したものと思われます。

当店のブログを見ていただいている方は「また?」と思われていることでしょう。

それだけ落下が多いということです。

ん?、前にも同じようなことを書いたような? まっ、いっか😆

現地到着
落ちた室内機をソファーで支えている
落ちた室内機をソファーで支えてました。

ソファーを立てたら高さが丁度良かったようです😄
おっと、感心している場合じゃないですね。

完全に落下したのではなく手前にお辞儀するように傾いたみたいで、就寝中に落ちて朝になって気付いたとのこと。

下にいるときに落ちなくて何よりでした。

横から見ると
据付板ごと壁から外れて落ちている
据付板ごと壁から外れています。

壁は石膏ボードでボードアンカーが抜けたみたいですね。
壁に大きな穴が開いてます。

使われていたボードアンカー
抜けたボードアンカー
ねじ込み式と金属製カサ式の二種類が使われてますね。

ねじ込み式は落下事故が多発して室内機の固定には使用禁止になっています。

もう一つの金属製カサ式はエアコンメーカー推奨のアンカーです。

奥側(本体右側)も
抜けたボードアンカー奥側
同じ組み合わせ。

カサ式のアンカーは2本しか使用されていません。

しかもこのエアコンはけっこう重量級なのでこれだけではいつか落下します。

これを取り付けた業者さんはねじ込み式に加え、カサ式を併用することで大丈夫だと思っていたのでしょう。

なぜ4本ともカサ式を使わないのかというと材料費が高くなるから(セコッ🤣)

でもこの業者さんの施工ではせっかくのメーカー推奨金属製カサ式アンカーを何本使っても意味がありません。

その理由はこれ、
ボードアンカーを締め過ぎ
ボードアンカーのネジを締め過ぎてカサが開き切ってます。

たぶん、でかいインパクトドライバーかなんかで思いっきり締めてますね。

カサ式ボードアンカーの締め付けは加減が必要。
そもそも電動ドライバーで締め付けることが間違い。

最後は必ず手で様子を見ながら開き具合を想像して締めなければいけません。

なぜ締め過ぎるとダメかというと、見えない壁の裏側でカサが開き切って石膏ボードに食い込み破壊するため。

画像のカサの先端と据付板の間は5mm程度しかありません。

石膏ボードの厚みは12.5mmが壁の場合は標準なので、ボード表面の紙を突き破って半分くらい食い込んでいることがわかります。

これじゃ強度がなくなってすっぽ抜けるのもあたりまえ。

さらに奥側(右側)は
ボードアンカーを締め過ぎて変形
だめだこりゃ。

もうカサ(傘)じゃなくなってますよ。

他に止めようが無かったのか・・・

壁を調べると
壁の中には木の下地
ボードアンカーのすぐ右に木の下地発見。

そこから30cm程度右にも同じく下地あり。

この程度のもの見つけられずにエアコン屋なんて務まらないですよ。
でも平気でやっているのがいるから怖い。

しっかり下地にねじを打っていれば落ちてはなかったと思います。

結局10年まで使用していないエアコンですが買い替えるとのことで、このまま放置はできないので撤去開始。

室内機を下ろすと
据付板は左下1本だけねじが下地に効いている
なんでやねーん🤣

左下の1本だけ下地の木にねじが効いてました。

効かすのそこじゃないでしょ。

でもこれは効かしたというよりもねじを打ったらたまたまそこに木があったというパターンです。

まあ、このレベルですから・・・
室外機のカバーを開けたところ
なにか気づきました?

「こんな手間かかるのやらねーよ!」らしいです。
ケーブルをバンドで固定していない
室内外の連絡電線(ケーブル)がバンド固定してありません。

ねじ1本の脱着を惜しむ徹底したスピード重視!

おみそれしました🤣

撤去完了。
エアコン撤去完了
でもお客さんにとってみれば、欠陥と手抜きの工事でエアコンの寿命を縮められ本当に迷惑なことです。

壁の補修も必要になります。

おそらく同じ販売店ではエアコンを買わなくなるでしょう。
(どこの店で買っても同じようなものですが)

せっかくお店に出向いて気に入ったエアコンを選んで買っても工事がお粗末では台無しですね。

近年の室内機が重すぎることもありますが、技術レベルの向上が課題のエアコン業界だったりします。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

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