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2020年8月11日 (火)

年々、室内機が壁から浮いてくる

室内機が年々、壁から浮いてきているような気がする、そのうち落ちるのではないか・・・と点検の依頼をいただきました。

場所は横浜市鶴見区にあるマンション。

取り付けたのはどこかの量販店の下請けのようです。

到着して見てみると
室内機の左上が壁から離れてきている
たしかに左上が通常より離れてますね。

お客さんの話では、付けた当初よりも少しずつ隙間が大きくなってきているそうです。
また、背面を覗いたところ据付板と壁の間にねじのようなものが確認でき、抜けてきているように見えるとのこと。

鏡で見ると
室内機の背面を鏡で確認
目では見えますがデジカメではピントが合わず撮れませんでした。

ボードアンカーのようなものが抜けかかっているように見えます。

周囲をいろいろと見ていると・・・

ムム・・・壁が変形してる?

😱室内機の荷重で
室内機の荷重で壁が変形している
壁が手前に膨らんできているのを確認。

このまま放っておくと壁を破壊して落下する恐れも出てきますね。

年々浮いてきたのは据付が不十分なことに加え、壁が変形してきているからでしょう。

壁は石膏ボードなので室内機を外してもおそらく元には戻りません。

近頃、省エネ性能を追求し過ぎて室内機が壁からやたら出っ張って、しかもずっしり重いものが売られてますがその弊害がここに。

これは下手すると壁の修理からしないとだめかもしれませんね。

エアコンメーカーが建物の現状を無視してこのようなタイプのものばかりに力を入れて発売するのも問題ですが。

今回はお客さんへ対処方法をいくつか挙げてエアコン脱着費用をお知らせし、どのようにするか検討していただくことになりました。

エアコンはできるだけ薄くて軽いものを選ぶのが壁を長持ちさせるポイントです。
とは言ってもメーカーが力を入れていないので機種は限られますけど😅

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

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