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2020年7月25日 (土)

20mは遠い。専用回路露出配線

川崎市内にてエアコン用専用回路(エアコン専用コンセント)の増設工事に伺いました。

以前から何度もうかがっているお客さんのお宅です。(いつもありがとうございます😄)

エアコンはすでに設置されているのですが専用コンセントがありません。

エアコンを取り付けた工事業者が延長コードで近くのコンセントにさしていったそうです。

以前に点検をしたとき壁のコンセントと延長コードのプラグが発火しそうなほど過熱していたので延長コードを切断してエアコンを使用できないようにしました。

しかしその部屋を使うことになったそうで今回の電源増設工事です。

近頃は専用回路増設もめっきり減って珍しい工事となってきました。

久しぶりにVVFケーブル2.0mmの2心
VVFケーブル2.0mm、2心
これで露出配線します。

というのもネズミ🐭が時折顔を出すそうで、天井内に隠ぺいなどするとかじられて中身の銅線が露出配線😆になってしまう恐れがあります。

昔、飲食店の天井裏できれいにかじられて裸になった銅線をよく目の当たりにしたので。

各所必要なところに穴を開けます。
電線を通すために開けた穴
しかしこのまま電線を通すと壁の中でネズミにかじられる可能性もありますね。

大きめの穴を開けて塩ビ管を挿入
ネズミの被害を防ぐため壁貫通部に塩ビ管を挿入
防護します。

配線。
室内をケーブル露出配線
通すルートをお客さんと相談しながら進めます。

しかし広いお家でエアコンまでが遠い・・・分電盤からエアコンまで同じ1階ですが20m近い配線です😅

これだけ長いと電圧降下もありますがエアコンの電流量と計算してこの程度なら2.0mmでもなんとかなると判断しました。

もっと太い電線で電圧降下を減らすこともできますが費用が高価になりますからね。

ようやく配線が終わってコンセントを取り付けます。
コンセント取付位置

コンセント取付完了
露出ボックスでコンセント取り付け
露出ボックスで埋込用のコンセントを付けました。

多くのエアコン業者は材料費節約で露出形コンセントを取り付けると思いますが、コンセント交換が必要になったときに線の長さが変わってしまい壁の傷が増えたり、壁が崩れてコンセントの固定が難しくなったります。

その点、露出ボックスで埋込形コンセントを使用すると配線に余裕が出て今後の交換も容易になります。

エアコンは15A、なのに20A(15/20A兼用)のコンセントを使用していますが、15Aコンセントよりもプラグの刃を差し込んだ時しっかりしていて緩みにくいためです。(過熱が起こりにくい)

そして分電盤。
分電盤の空き回路
右上の空き回路にブレーカーを増設します。

今回使用するのは
2P2E20Aのブレーカー
2P2E20A。

2ポール(2極)、2エレメント(2素子)の20A。
200Vにも使える20Aのブレーカーです。

将来、200V機種の導入も検討されているとのことなのでこれを選定します。

今回は100Vで使用、もちろん100Vにも使えます。

ブレーカー取付完了。
ブレーカーの取り付けが完了
絶縁抵抗測定等をしたらON。

しかし既設の配線がごった返してなかなか厳しいかったですよ。
既設の配線を縫うようにブレーカーを取り付け
もうちょっと余裕も持って配線してくれるといいんですがねぇ。

手前にあるケーブルなんかどこを通しているんだか・・・まあいいか

エアコンを運転して念のため発熱等をチェック。

分電盤は問題ないのでカバーをして
分電盤作業完了
こちらは完了。

エアコンのコンセントプラグ
エアコンのプラグ
こちらも温度チェック。

あれ、高い・・・
エアコンのプラグは温度が高い
これはちょっと高すぎます。

今回設置したコンセント側か、それともエアコンのプラグ側か調べました。

結果はエアコンのプラグコードの劣化です。

エアコンを取り付けた業者が延長コードとの接続を本体裏の狭いところへ押し込んでいたためコードの付け根が屈曲していたのが原因でしょう。

専用回路の必要性にも触れず延長コードで工事完了とする場当たり的な施工がエアコンの寿命を縮めてしまう一つの事例とも言えます。

このエアコン、20年以上前の機種のため補修パーツはないでしょう。

市販のプラグを取り付けてしまうと改造となり、何かあったときには責任を負うことになるのでできませんね。

お客さんとどうするか話し合い検討。

とりあえず様子を見ながら気を付けて使うとのこと。
早めのエアコン買い替えを検討していただくことで終了となりました。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

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