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2020年5月19日 (火)

リモコンが効かない

リモコン操作をしてもエアコンが反応しないと依頼をいただきました。
(場所は都内、ありがとうございます😊)

エアコンの故障でも割と多いのがリモコンの操作を受け付けなくなる症状。

お客さんはリモコンが壊れたと思われたそうで新しいもの(純正)を買って試したけれどダメだったとのことです。

そして本体の運転停止ボタンでは操作可能とのことで、ここまで試していただければ点検の必要はありません。

部品代と修理費の見積もりを出してOKをもらい入荷後修理に伺いました。

到着してまず行うことは
リモコンの赤外線発光部
リモコンの赤外線発光部が光るかどうか。

目で見て操作ボタンを押しても光りません。

赤外線は可視光線より波長が長く人の目は反応しないんですよね。

こんなときはデジカメやスマホのカメラを通してみると
デジカメを通して光るのが見える赤外線発光部
こんなふうに見えます。

今はこうやってお手軽に調べられますけど、昔はデジカメなんて便利なものはないのでラジオに入るノイズで調べたりしてました。

ということでリモコンは問題なく動作してますね。

修理にかかりましょう。
修理のため室内機のカバーを外して
まずは室内機のカバーを外していきます。

そして右下にある受光アンプ
エアコンの赤外線受光アンプ
これが壊れてます。

リモコンから出る赤外線を受光する部分です。

ちょっと揺さぶってやると一時的に復帰することがありますが、またすぐに反応しなくなるので部品交換。

取寄せた部品は
取寄せた部品はアッセンブリー(組品)
表示器組品(アッセンブリー)となってました。

受光アンプだけのパーツはメーカー設定がないので強制的にこの組品交換となりました。

部品を交換し室内機の制御基板にコネクタ接続。
受光基板を交換して制御基板へコネクタ接続
コード類を元通りのルートへ通して制御基板のカバーも取り付けていきます。

室内機のカバーも付けたら絶縁抵抗を測定してリモコンでON!
受光部修理後リモコンでスイッチON
ピピッ!

お客さんは久しぶりにこの音を聞いたとのこと。

交換したパーツは表示器も付いているのでそれも光るか確認。

室内機を開けたので排水試験もして問題なし。

簡単な修理でした😊

この時期エアコンを掃除しようと市販のスプレー洗浄剤を使用することがありますが、機種によってはその薬剤が受光アンプ付近にかかってしまいリモコンが効かなくなることもあるので注意しましょう。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

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