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2020年5月26日 (火)

ドレン逆止弁は掃除が必要

気密性の高いマンションなどでは新築購入時にエアコンを設置するにあたり仕様書に”ドレン逆止弁”の取り付けを勧めているところを多く見かけます。

おそらくマンション販売会社へ「ポンポンへんな音がする」と問い合わせが行くのでしょう。

この画像はその逆止弁の取り付け例です。
エアコンのドレン出口に付けた逆止弁

冷房や除湿を使用すると室内機の熱交換器結露水がドレンパンに流れ込みホースを伝って屋外へ排出されます。

しかし気密性が高くドレン勾配のとりにくいマンションなどの設置場所では換気扇や強風によって室内の気圧が下がり、空気と共に流れ出ようとする水が逆流して”ポンッ、ポンッ、”とはじける音が出てしまうことがあります。

そこで使用されるのが逆止弁。

水は排出されますが空気は逆流しない一方通行のような造りになってます。

なお、これを取り付けた場合は掃除が必要になります。

この掃除は業者を呼ぶのではなくユーザー自身で行うもの。

そのことをお客さんへ説明していない業者がこれまた多い。
逆止弁についてくる使用説明書すら持ち帰って捨ててしまうんですよ。

掃除を怠っているとそのうち逆止弁が汚れで詰まって室内機から水漏れを起こします。

「エアコンの水漏れなんてたいしたことないでしょ」と思われた方、そんな甘いものじゃありませんよ。

例えば冷房をつけたまま外出していたりすると思いもよらない量の水が漏れて、へたすると階下のお宅へまで被害が及び補償問題が発生します。

またよくあるのがエアコンの真下にテレビを置いているお宅。
漏れ出た水が内部へ入ってしまい発煙、発火というケースも考えられます。

まあ、基本的にエアコンの下に家電製品や濡れて困る家財は置かないようにとエアコン取扱説明書にもはっきり書いてあるのでそういった事故例が多いということでしょう。

もうすぐ冷房のシーズンに突入しますが逆止弁が付いていないか確認して、もしあったら今のうちに掃除しておきましょう。

あ、それともうひとつ。
ドレンに防虫のキャップを付けている場合も同じです。
必ず掃除しましょう。

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http://kato-aircon.com/

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