手抜き工事でエアコン故障。
川崎市麻生区にてエアコンの室外機が動かないと依頼が入り点検、修理に伺いました。
(ありがとうございます😊)
シリアル信号異常は室内機と室外機のマイコンが通信できないときに出ます。
運転中は常に指令や状態をやり取りしてきめ細かなコントロールをしています。
回路計で調べるとどうやら室外機から信号を出していない感じ。
念のため室内機と室外機の信号線の接続を確認修正して途中で接続していないかも見て問題はなさそう。
室内機のマイコン基板は滅多に故障しないので室外機の基板だけを取り替えることにしました。
部品を取り寄せて交換。
しかし症状は改善せず🤔
室内機を開けて基板の接続状態などを調べて特に異常なし。
う~ん・・・室内機の基板か・・・
念のためメーカーの技術部へ連絡すると
メーカー「途中に接続ありません?」
当方「調べたんですけどないんですよねぇ」
と会話しながらパイプを触っていると「ん? あ、これそうかも・・・いや、線のよれか?・・・あ、あった!」
接続がありました😩
普通に見ても接続があるように見えません。
でもこのテープの中に接続が隠されてました。
手で触ってもケーブルがよれているような感触ですぐにわかりません。
ずらして上から見ると
細くまとめられてこれではなかなか見つかりません。
剥がしたテープの中は水でびっしょり。
テープが逆巻き(上から下へ)なので余計に雨水が溜まるんですよ。
接続に巻かれていた絶縁テープを剥がします。
緑色の部分がありますが電線(銅)から出た緑青です。
直線に圧着接続しているのでこれだけ細くなっていたんですね。
この工事をした人は絶縁テープで巻いたから大丈夫だと思っているのでしょう。
内部まで水が浸透して電源電圧と信号が干渉してしまいシリアル信号異常を出していたんです。
これ、運が悪いと発火することも考えられますね。
しかも電線が細い。(VVF1.6mm)
手抜き工事ばかりして今回はちょっと言わせてもらいます。
こんな工事してるならやめてもらった方が世のため人のため・・・
そのうち大きな事故を起こして苦しむことになりますよ。
おっとこれくらいにしておきましょう😆
急遽、電線を通し直すことにしました。
VVFケーブルの2.0mmです。
雨水がテープ内に入らず、結露水もテープ外へ排出されやすい。
念のため次の日にお客さんへ電話で確認したところ問題なく運転しているそうです😊
手抜き工事は後で不具合となって現れることがあります。
そういう工事をする人はわからないように隠すので厄介なんですよね。
http://kato-aircon.com/
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