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2020年5月

2020年5月31日 (日)

壁の強度に合わせた機種選定

横浜市内でエアコンの交換作業の依頼をいただきました。
ありがとうございます😊

ここのところ作業が忙しくブログの更新が少なくなっています😅

まずは取り外し工事(撤去のみ)に伺いました。
撤去するエアコン
通常屋外で使用する配管化粧カバーが使われてます。

建物はマンション。
エアコンを設置したのはどこかの量販店さんの下請けでしょうか。

なぜ今回取り付け工事まで同時に行わないかというと、お客さんが購入される予定の室内機が重くて高さより奥行きが大きいタイプなので壁の強度に問題ないか確認するためです。

エアコンを買ってしまってから「これは付けられませんね」なんてことになってしまうと大変ですからね。

化粧カバーを取り外します。
化粧カバーを外すと雑な施工が・・・
これまた雑な施工ですね。

ドレンホースには断熱を使用せず防湿テープでごまかしています。

できれば室内側も穴をパテで埋めたほうがいいのですがしてません。

パイプと壁がやけに黒ずんでます。

室外側のカバーを外すと
配管化粧カバーを外すと穴が埋められていない
でたー!😆パテ埋めなし!

換気扇を回せば外気が室内へツーツーですわ。
そりゃあパイプも黒ずむわけです。

化粧カバーも室内用のものに交換のため撤去し寸法などを測定します。
配管化粧カバーを設置するため寸法を確認
黒くなった壁がうまく隠れるか微妙です。

撤去が終わって問題の壁の強度を確認します。

壁の表面は9.5~12.5mm厚の合板でねじだけでも固定できそうです。

しかし
躯体から壁表面まで40mm
躯体から壁表面まで40mm。

壁の下地がコンクリート表面にボンド固定されている可能性が非常に高い。

また築年数から新築当時は現在のような重い室内機は存在していなかったので、それほどの強度は期待できません。

周囲を見ると石膏ボード部分と合板部分のクロスに段差が生じているのが気になります。

ここへ重く奥行きのある室内機を取り付けるのは危険。
壁の合板ごと躯体からはがれて落下する最悪の事態も想定できます。

提案としては躯体にアンカーを打ち込むか、軽くて薄めの機種にするかのどちらかということでお話ししました。

躯体にアンカーというとやはり管理組合の許可が必要。
この許可が下りるマンションは少ないんですよ。

でも軽くて薄めの機種というと省エネ性能が劣るためそこはお客さんも譲れないといった感じ。

そこで「こういう機種もありますよ」とダイキンのリソラを紹介しました。
軽くて薄く、省エネ性能も許容範囲のようです。

数日検討いただきリソラに決定した旨ご連絡いただきました。

そして取り付け工事。
室内機を取り付けて配管
配管化粧カバーの受けを付けたら室内機を掛けて配管。

化粧カバーの中に収まる部分でテープを巻いているところがありますが、ドレン排水勾配確保と穴のパテ埋めの際、隙間を少なくできるためです。

そして取付完了。
ダイキンのリソラ設置完了
やっぱり薄いですね。

壁への負担が少なく安心です。

近頃多い奥行き”ドカーン”の存在感たっぷりのものと比べスタイリッシュ。

エアコンは冷房能力5.6kWと大きめで、これだけ薄いと風量不足などが心配になりますがファンも設計し直してその辺はクリアできているみたいです。

室内機の内部をホコリ(粉塵)だらけにしてしまう自動フィルター掃除機能がないのも好感が持てます。

壁の黒ずみも化粧カバーでうまく隠れました。

コンセントと電圧切替が終わって試運転も問題なく完了😊

マンションなどではたとえ壁が補強されていてもそれが貧弱なものであったり様々です。

補強が薄ベニヤだったり、合板を石膏ボードの裏に貼り付けているだけだったりと重い室内機を取り付けるには強度不足のところが多いのも実状。

性能だけ比較して「省エネで機能も充実」と建物の状況を考えず購入してしまうと失敗するかもしれません。

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http://kato-aircon.com/

2020年5月26日 (火)

ドレン逆止弁は掃除が必要

気密性の高いマンションなどでは新築購入時にエアコンを設置するにあたり仕様書に”ドレン逆止弁”の取り付けを勧めているところを多く見かけます。

おそらくマンション販売会社へ「ポンポンへんな音がする」と問い合わせが行くのでしょう。

この画像はその逆止弁の取り付け例です。
エアコンのドレン出口に付けた逆止弁

冷房や除湿を使用すると室内機の熱交換器結露水がドレンパンに流れ込みホースを伝って屋外へ排出されます。

しかし気密性が高くドレン勾配のとりにくいマンションなどの設置場所では換気扇や強風によって室内の気圧が下がり、空気と共に流れ出ようとする水が逆流して”ポンッ、ポンッ、”とはじける音が出てしまうことがあります。

そこで使用されるのが逆止弁。

水は排出されますが空気は逆流しない一方通行のような造りになってます。

なお、これを取り付けた場合は掃除が必要になります。

この掃除は業者を呼ぶのではなくユーザー自身で行うもの。

そのことをお客さんへ説明していない業者がこれまた多い。
逆止弁についてくる使用説明書すら持ち帰って捨ててしまうんですよ。

掃除を怠っているとそのうち逆止弁が汚れで詰まって室内機から水漏れを起こします。

「エアコンの水漏れなんてたいしたことないでしょ」と思われた方、そんな甘いものじゃありませんよ。

例えば冷房をつけたまま外出していたりすると思いもよらない量の水が漏れて、へたすると階下のお宅へまで被害が及び補償問題が発生します。

またよくあるのがエアコンの真下にテレビを置いているお宅。
漏れ出た水が内部へ入ってしまい発煙、発火というケースも考えられます。

まあ、基本的にエアコンの下に家電製品や濡れて困る家財は置かないようにとエアコン取扱説明書にもはっきり書いてあるのでそういった事故例が多いということでしょう。

もうすぐ冷房のシーズンに突入しますが逆止弁が付いていないか確認して、もしあったら今のうちに掃除しておきましょう。

あ、それともうひとつ。
ドレンに防虫のキャップを付けている場合も同じです。
必ず掃除しましょう。

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2020年5月25日 (月)

水漏れ修理(隠蔽配管)

室内機から水漏れとのことで点検に伺いました。
(場所は都内。ご依頼いただきありがとうございます😊)

問題の室内機
水漏れを起こした室内機
これはかなり使いこまれてますね😅

いまや幻のワイヤードリモコンです。

周辺をみてまず思ったことはプラグの差し込み方が上下逆だということ。

施工した人はこのほうがスマートと思ったのかもしれませんが、今回のように水漏れを起こすとプラグコードを伝って水がコンセントへ流れ込み、事故になる可能性があります。

この差し込みは後で直しておきました。

製造年を確認すると
エアコンの製造年が92年
92年製です。

今年で28年。

現在のエアコンではこんなにもちません。

昔のエアコンは長持ちしたと言われることが多いのですが、その理由に制御が単純でインバーターが使われていないことと、当時の冷媒はR22という圧力が低めのものだったのでガス漏れも起きにくいことなどが挙げられます。

室内機のカバーを外してドレンパンへ水を注入。
室内機のカバーを外して
すぐに満水になりオーバーフローしました。

排水管が詰まってますね。
排水管が詰まっている

普段であれば屋外へ行ってドレン管の出口から吸引するのですがここは隠蔽配管(壁内を配管)されていてできません。

今回のような場合は室内機のすぐそばで詰まっているケースが多いのでドレンパン側から細い道具を差し込み押し出しました。

溜まっていた水はすぐに排出され流れるようになったのですが・・・

屋外への水の出口が見つかりません🤔

おそらくこれですが
エアコンのドレンと思われる塩ビ管
この先は地面に埋まっていてどこに流れているのかわかりません。

隠蔽配管のドレンは通常塩ビ管を使用しそこへエアコンのドレンホースが差し込んであるだけなので排水を確認できないと壁の中で漏水する可能性があります。

すぐそばにある排水用のマスを開けてお客さんに水が流れてくるか見てもらいましたが出ていない。

う~ん・・・どこにつながっているのか?

塩ビ管が土に入っている部分を探ってみると
土に埋まったドレンと思われる塩ビ管を探ってみると
なんと先端が埋まっているだけでした。

掘ってみると水が出てきました。

この塩ビ管が施工されたときは地面から離れていたものと思われますが、その後30年近く経過する間に埋まってしまったのでしょう。

塩ビ管を切断。
長いドレン塩ビ管を切断
これで問題なく流れるはずです。

水受けを置いて再度通水試験。
水受けを置いて再度ドレン排水試験
よく流れてます。

これで安心😊
壁の中で水漏れしたら大変ですからね。

修理はこれにて完了。

昔のエアコンは長持ちしますがモーターなどの電気部品は間違いなく劣化しています。
そろそろ新品に入れ替えることをお勧めしました。

隠蔽配管されたパイプ類も次回は使用せずに露出配管することをお勧めします。
現在の高圧力のエアコンではパイプも耐えられない可能性がありますからね。

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2020年5月22日 (金)

修理か買い替えか・・・

10年ほど使用したエアコンが効かなくなったとのことで点検に伺いました。(ありがとうございます😊)

エアコンは量販店などで購入、取付してもらったようです。

冷房運転をすると室外機は回りましたが冷風は出ません。

内心、「簡単な故障でありますように🙏・・・」

特定のためガス圧測定します。

運転停止時
エアコンが止まっているときの圧力が1.2MPa
気温約25℃で1.2MPaにて安定・・・低い。

ガス漏れ確定・・・やっぱり⤵

低圧圧力は
低圧圧力が0.2MPa
0.2MPaとこれまた低い。

圧力変化から冷媒サイクルに詰まりは無し。
膨張弁関連(本体内部の機器)故障ではないですね。

残ったガスでリークディテクタ(ガス漏れ検知器)を使い漏れ箇所を探しても見つからず。

10年程度使用したルームエアコンではこれ以上の点検をすると無駄な費用のほうが増えてしまい、はじめから買い替えればよかったと後悔することにもなりかねません。

またこの10年というのが節目でメーカーでは”設計寿命”として、この頃を境に補修部品も急速になくなります。

ここで高額な修理をしても1、2年後に故障してしまえば部品が入手できず強制的に買い替えを迎えることになってしまうでしょう。

ガス漏れは高額になるケースが割と多いんですよ。

業務用エアコンのように入れ替えるためには数十万から数百万かかるようなものであれば部品のある限り修理で対応しますし、部品も10年ではなくならないのでそれが可能なのです。
なお当店では現在業務用エアコンは扱っておりません。

省エネ性能の高い高額な本体を買っても元をとる前に壊れて買い替えなんてこともあるでしょう。

どうせ寿命が10年なら安い本体で壊れたら気兼ねなく買い替えられるほうがいいのかもしれませんね。

なおエアコンは毎年機種更新されるので型落ちのものを買っていれば10年経たずに部品がなくなります。
型落ちは安いからといって決してお得というわけではないんですよ。

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2020年5月19日 (火)

リモコンが効かない

リモコン操作をしてもエアコンが反応しないと依頼をいただきました。
(場所は都内、ありがとうございます😊)

エアコンの故障でも割と多いのがリモコンの操作を受け付けなくなる症状。

お客さんはリモコンが壊れたと思われたそうで新しいもの(純正)を買って試したけれどダメだったとのことです。

そして本体の運転停止ボタンでは操作可能とのことで、ここまで試していただければ点検の必要はありません。

部品代と修理費の見積もりを出してOKをもらい入荷後修理に伺いました。

到着してまず行うことは
リモコンの赤外線発光部
リモコンの赤外線発光部が光るかどうか。

目で見て操作ボタンを押しても光りません。

赤外線は可視光線より波長が長く人の目は反応しないんですよね。

こんなときはデジカメやスマホのカメラを通してみると
デジカメを通して光るのが見える赤外線発光部
こんなふうに見えます。

今はこうやってお手軽に調べられますけど、昔はデジカメなんて便利なものはないのでラジオに入るノイズで調べたりしてました。

ということでリモコンは問題なく動作してますね。

修理にかかりましょう。
修理のため室内機のカバーを外して
まずは室内機のカバーを外していきます。

そして右下にある受光アンプ
エアコンの赤外線受光アンプ
これが壊れてます。

リモコンから出る赤外線を受光する部分です。

ちょっと揺さぶってやると一時的に復帰することがありますが、またすぐに反応しなくなるので部品交換。

取寄せた部品は
取寄せた部品はアッセンブリー(組品)
表示器組品(アッセンブリー)となってました。

受光アンプだけのパーツはメーカー設定がないので強制的にこの組品交換となりました。

部品を交換し室内機の制御基板にコネクタ接続。
受光基板を交換して制御基板へコネクタ接続
コード類を元通りのルートへ通して制御基板のカバーも取り付けていきます。

室内機のカバーも付けたら絶縁抵抗を測定してリモコンでON!
受光部修理後リモコンでスイッチON
ピピッ!

お客さんは久しぶりにこの音を聞いたとのこと。

交換したパーツは表示器も付いているのでそれも光るか確認。

室内機を開けたので排水試験もして問題なし。

簡単な修理でした😊

この時期エアコンを掃除しようと市販のスプレー洗浄剤を使用することがありますが、機種によってはその薬剤が受光アンプ付近にかかってしまいリモコンが効かなくなることもあるので注意しましょう。

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2020年5月16日 (土)

手抜き工事でエアコン故障。

エアコンの室外機が動かないと依頼が入り点検、修理に伺いました。
(ありがとうございます😊)

症状は
室内機の運転ランプが点滅
運転ランプが点滅してシリアル信号異常を出してました。

シリアル信号異常は室内機と室外機のマイコンが通信できないときに出ます。
運転中は常に指令や状態をやり取りしてきめ細かなコントロールをしています。

室外機
動かない室外機
ときどき動きますがすぐに止まります。

回路計で調べるとどうやら室外機から信号を出していない感じ。

念のため室内機と室外機の信号線の接続を確認修正して途中で接続していないかも見て問題はなさそう。

室内機のマイコン基板は滅多に故障しないので室外機の基板だけを取り替えることにしました。

部品を取り寄せて交換。

しかし症状は改善せず🤔

室内機を開けて基板の接続状態などを調べて特に異常なし。
う~ん・・・室内機の基板か・・・

念のためメーカーの技術部へ連絡すると
メーカー「途中に接続ありません?」
当方「調べたんですけどないんですよねぇ」

と会話しながらパイプを触っていると「ん? あ、これそうかも・・・いや、線のよれか?・・・あ、あった!」

接続がありました😩

普通に見ても接続があるように見えません。
室外機の裏のパイプ
でもこのテープの中に接続が隠されてました。

手で触ってもケーブルがよれているような感触ですぐにわかりません。

テープを剥がすと
テープで隠されていた電線の接続
隠れていた電線の接続が出てきました。

ずらして上から見ると
エアコンの連絡電線の接続(施工不良)
細くまとめられてこれではなかなか見つかりません。

剥がしたテープの中は水でびっしょり。
テープが逆巻き(上から下へ)なので余計に雨水が溜まるんですよ。

接続に巻かれていた絶縁テープを剥がします。
エアコンの連絡電線を途中で直線圧着接続している
緑色の部分がありますが電線(銅)から出た緑青です。

直線に圧着接続しているのでこれだけ細くなっていたんですね。

この工事をした人は絶縁テープで巻いたから大丈夫だと思っているのでしょう。

内部まで水が浸透して電源電圧と信号が干渉してしまいシリアル信号異常を出していたんです。

これ、運が悪いと発火することも考えられますね。

しかも電線が細い。(VVF1.6mm)

手抜き工事ばかりして今回はちょっと言わせてもらいます。
こんな工事してるならやめてもらった方が世のため人のため・・・
そのうち大きな事故を起こして苦しむことになりますよ。
おっとこれくらいにしておきましょう😆

急遽、電線を通し直すことにしました。
エアコンの内外連絡線をVVFケーブル2.0mmで引き直し
VVFケーブルの2.0mmです。

テープはもちろん下から上へ
エアコンのテープ巻きは下から上へ巻く
これが基本です。

雨水がテープ内に入らず、結露水もテープ外へ排出されやすい。

室外機へ接続
引き直した電線を室外機へ接続

室内機も元に戻して試運転。
修理が終わって試運転
問題なく室外機も運転開始。

念のため次の日にお客さんへ電話で確認したところ問題なく運転しているそうです😊

手抜き工事は後で不具合となって現れることがあります。
そういう工事をする人はわからないように隠すので厄介なんですよね。

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2020年5月13日 (水)

作業車、車検

恐怖の2年に一度の車検を受けました。(軽バン)

車検前のステッカー
車検を受ける前にフロントガラスに貼られたステッカー
平成32年6月(令和2年6月)。

たしか去年の暮あたりにディーラーへいったときに店員さんから勧められたので車検の予約を入れてました。(はやっ😆)

10年位前までは安いところを探してやってましたが、仕事に使うものなのでわけのわからないところに頼むよりいつも行っているディーラーが安心。

そしてなにが恐怖かというと、積載している工具や材料を代車に積み替える作業です。

多分200kg前後常時積んでいるので車を預ける朝に代車に積み替え、そして翌日夕方にまた元通り積み替える。
この作業がすごく手間なんです😅

預けた当日にかかる費用の連絡が入りました。
見積もり以外にプラグ(摩耗)、エアコンフィルター(汚れ)、発煙筒(期限切れ)、右のロアアームブーツ(破れ)が追加でかかるとのこと。

これらは交換でお願いします。
車検整備のときに交換してもらった方が工賃などが安いので。

去年左のロアアームブーツも破れて交換していたのでサービスマンの方に右もそろそろ・・・と話していたら案の定でした。

ブーツ破れは車検に通らないですからね。

そしてこれが車検整備の内容
車検整備の内容1

続き
車検整備の内容2

ブレーキフルードが交換されています。

リアのドラムブレーキシューは新車から一度も交換してないですけど約90000km走ってまだ2.8mm残ってます。
フロントのディスクパッドは以前に一度交換してます。
そもそもMT車なのでブレーキの減りは少ないですよ。

タイヤのローテーションもしてくれました。

新しいステッカー
車検後のステッカー
令和4年6月。

いまのところ大きな故障はなくまだまだいけそうです😊

そうそう、まえにエンジンチェックランプが点灯してコンピューターを書き換えてもらったあとは再発していません。

でも最近エアコンのコンプレッサーの音に唸り音があって、前よりも効きが悪くなったような・・・
圧縮が落ちているかもしれません。

車のエアコンは専門外なので修理するときは車屋さんにお願いします。

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2020年5月10日 (日)

酸素ボンベ充填へ

使用している溶接器の酸素ボンベを久しぶりに充填に出しました。
酸素ボンベ

銅管の溶接に使用していますが先日使ったところで残りが3MPaとなり、この小さなボンベではいくらも溶接できません。

前回いつ充填したのはよく覚えてないので今回はまちがいなく耐圧検査になります😅

バルブも交換になるようです。
酸素ボンベのバルブ
この先しばらく溶接がなさそうなのでこのタイミングで充填依頼。

検査になるとボンベが戻るまで2週間から1ヶ月程度かかるとのこと。

いまはこんなかわいらしい小さなボンベで事足りていますが、業務用エアコンを扱っていた頃は長さ150cm位ある大瓶のボンベをゴロゴロ転がし毎日のように銅管溶接してました。

なのでボンベを立てたまま転がすのが得意です(なんだそれ😆)

しかし酸素だけでは溶接はできません。
酸素は支燃性ガスとして使用するもので、アセチレンやブタンなどの燃焼を助ける役割をしています。

アセチレンだけのお手軽バーナーなども売ってますが、それだと燃焼音が耳障り(高音)で大きく、火炎も大きく扱いにくい、空気中の酸素を使用するので温度が低め。
パイプが太くなると熱量が足りず時間がかかり溶接の着きが悪くなります。

酸素ボンベ不要のアセチレンバーナーは発売されてから25年以上経過してますが、いまだに酸素を使用している人が多いのには意味があります。

銅管を確実に溶接するには、やり方はもちろんですがある程度のセンスが必要です。
何年やっても失敗(冷媒漏れ)する人がいるのも事実。

溶接していると、もう亡くなられておりませんが若い頃現場で教えてくれた上司の言葉を思い出します😊

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2020年5月 8日 (金)

エアコンの原理は難しくない?(6)

今回は蒸発です😊

エアコンの原理についてはこれで最後になります。

ヒートポンプサイクルの蒸発

前回までご覧になられていればどこかはわかると思いますが
室内機の熱交換器
冷房時は室内機の熱交換器です。

膨張弁から流れてきた冷媒は低温低圧の半液です。

そこへ室内機のファンで送風します。

冷媒は半液だったものが部屋の空気中の熱を吸収しながら(奪いながら)蒸発します。

それに加え、圧力が低いので蒸発しやすい状態なんですよ。
例えば、よく聞くのが富士山の頂上では大気圧が低いのでお湯を沸かしても80℃台で沸騰蒸発してしまうといいます。
圧力が低ければ沸点がさがり蒸発しやすいということですね。

蒸発時に熱を奪うことをメーカーの講習などでは「暑い日に打ち水すると涼しく感じる」などと説明しています。

これを子供でも感覚でわかるのは屋外でプールなどから出たとき体に水滴が付いているときはすごく寒く(ガタガタブルブル)感じるのに乾いたとたんに暑くなるということがありますね。

室内機から出てくる風が涼しいのはこのためです。

膨張弁からきた冷媒が低温、低圧なので蒸発器で効率よく吸熱(熱の移動)、蒸発(状態の変化)します。

熱交換器で冷媒は低温低圧半液から低温低圧ガスへと変化。
蒸発器の図
再度コンプレッサーの吸入へと戻っていきます。

サイクルの対面にある凝縮器とはこれまた全く逆の役割ですね。

このとき蒸発器でも凝縮を起こしているところがあります。

上の図にある熱交換器表面。
この部分には部屋の空気中の水分が冷やされて凝縮し結露します。

この水が夏に屋外に排水されているドレン水です。

エアコンのヒートポンプサイクルでは冷媒の”温度”、”圧力”、”状態”の3つが変化し熱を運んでいること(ヒートポンプ)が少しは感じ取れたでしょうか。

熱が温度として伝わる(顕熱)だけでなく、冷媒の状態の変化で伝わる(潜熱)という考え方も必要です。

最後にヒートポンプのサイクル図に冷媒と熱の動きを書き入れてみました。
ヒートポンプの冷媒と熱
やっぱり難しい?😅

これは冷凍機や車の冷房などでも冷媒は変わりますが原理は同じです。

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2020年5月 7日 (木)

エアコンの原理は難しくない?(5)

今回は膨張です😊

ヒートポンプサイクルの膨張行程

圧縮がコンプレッサーで行われているため、膨張もさぞ大掛かりな機器なのではと思われるかもしれません。

室外機の中のこれです。
室外機内の電子膨張弁
小さな電子膨張弁。

膨張弁とか減圧弁と呼ばれます。

単に冷媒サイクルの途中に狭く通りにくい部分を作って流量を絞っているだけです。

画像の電子膨張弁は現行のルームエアコンではほぼあたりまえの装備で、半導体センサで冷媒の温度を検知し電子制御でステッピングモーターを回し膨張弁の開度を調整するため冷媒流量制御範囲が広いのが特徴です。

以前は電子制御ではなく、感温筒という封入ガスを使った冷媒温度検知部とそのガス圧でダイアフラムを動作させ弁の開度を制御する機械式の膨張弁(応答性、耐久性が低い)や、冷媒温度検知を行わないキャピラリーチューブ(内径1mm程度の管で古くなるとよく詰まる)だけのものが多く存在しました。

絞られた狭い部分を冷媒が通るためコンプレッサーの吐出から膨張弁入口までが高圧になり、膨張弁出口からコンプレッサー吸入までが低圧となります。

コンプレッサー(加圧、圧縮)とは反対の減圧、膨張の役割をしています。

冷媒が膨張し蒸発し始め温度は低くなります。

これらのことからコンプレッサーとはまったく逆の存在であることがわかりますね。

凝縮器で液化した中温高圧の液冷媒が膨張弁を通過すると低温低圧の半液へと変わります。
膨張弁の図

これが膨張です。

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2020年5月 6日 (水)

エアコンの原理は難しくない?(4)

えー、今回は凝縮です😊

まあ私も習ったわけではなく工事や修理をしているうちに「あ、こういうものなんだ」と感じ取ったことが多いので、かなり独特(変)な説明になっていることをご了承くださいませ😅

ヒートポンプサイクル、凝縮

冷房時にはこちらの室外機の熱交換器
室外機の熱交換器
ここが行います。

凝縮って意味がよくわからないかもしれませんね。
ガス状の冷媒を液化することです。

コンプレッサーから熱交換器に入ってきた冷媒は高温高圧ガスです。

それをどうすると液化できるのか・・・

まず冷媒が高温なので熱交換器に外部のファンで大気の風を当てると内部の冷媒が冷まされます。
と同時に熱交換器表面を通過する風は熱風へと変わります。
夏に室外機の前に立つと出ているあの熱風です。

ここで冷媒の熱エネルギーを大気中へ放出していることがわかりますね。

すると冷媒は凝縮されてガスから液体へと変化します。

鍋に水を入れて火にかけると高温の水蒸気がフタで冷やされて結露し水滴がつきます。
それと同じことが熱交換器内の冷媒でおきます。

それに加えコンプレッサーからきた冷媒は高圧となっています。

料理に使用する圧力鍋は気圧を上げることによって水の沸点を高くして高温の調理が可能になっていますね。
同じように高圧の冷媒は停止時の圧力よりも沸点が高くなっているため液化しやすい状態になっています。

そのため熱交換器内の高圧環境下で冷まされた冷媒はどんどんと液化しながら通過していきます。

冷媒の熱を屋外へ放出(熱の移動)しながら液化(状態の変化)する。

コンプレッサーからきた冷媒が高温で高圧だからこそ効率よく放熱、凝縮できます。

結果、熱交換器を出た冷媒は中温高圧の液になります。
熱交換器による冷媒凝縮

これが熱交換器でおこなう凝縮です。

なお暖房時はこの凝縮行程を室内機の熱交換器でおこないます。

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2020年5月 5日 (火)

エアコンの原理は難しくない?(3)

ヒートポンプに流れる冷媒がどのように変化するか・・・

今回は圧縮での冷媒の変化😊

なおこの先、冷媒の”圧力”、”温度”、”状態”の3つを同時に想像することが必須となります。
状態は”液”(液化した状態)や”ガス”(蒸発した状態)などです。

ヒートポンプの圧縮

圧縮はエアコンの心臓部ともいわれるコンプレッサーで行います。
圧縮には大きな力が必要なためエアコンの電力消費のうちほとんどがここで消費されます。

コンプレッサー
室外機のコンプレッサー

停止しているときの冷媒圧力は周囲の温度に影響されて変化しますが20℃程度の環境で1.4MPa(メガパスカル)位です。
(現在のルームエアコンの場合)

コンプレッサーが回り始めると冷媒サイクルに高圧と低圧という圧力差ができます。

高圧側は停止時よりも高く、逆に低圧側は低くなります。

コンプレッサーは圧縮と同時に冷媒を循環させるポンプの役割を果たしていて、吐出管からコンプレッサーの対面にある減圧弁(膨張行程)までが高圧、そして減圧弁から戻って吸入管までが低圧。

減圧弁は冷媒の通り道がとても狭いのでこのような圧力差が生じます。

なので
高圧となるのはコンプレッサーの圧縮吐出力。
低圧となるのはコンプレッサーの吸入力。
です。

冷媒はコンプレッサーに低圧ガス(ガスは蒸発した冷媒)で吸入、圧縮されて高圧ガスで吐出。
もしコンプレッサーに蒸発不足の液状の冷媒が多く吸入されると液バックなどといって、圧縮しシリンダ内が液で満たされた瞬間に衝撃で破損😱します。

そして圧力に加えて変化するのが冷媒の温度。

おおよその参考値ですが吸入での温度が5℃位だとすると吐出は80℃位。
圧縮することで一気に上昇します。

これは自転車のタイヤに空気をいれるポンプなどでも起こりますね。
力強く空気を入れているとポンプが熱くなります。

コンプレッサーの吸入は低温低圧ガス(温度、圧力、状態)、吐出は高温高圧ガス。
コンプレッサーの図
これがヒートポンプには欠かせない要素です。

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2020年5月 4日 (月)

室内機が外れた

エアコンの室内機が外れ落ちてしまったとのお問い合わせをいただき点検修理に伺いました。
当店をご利用いただきありがとうございます😊

取り付けたのはどこかの下請けさんのようです。

当ブログをご覧になられている方は「えー、また?」と思われることでしょう。
それだけ落下が多いということです。

全体で見れば毎年相当な数の落下が発生しているでしょうね。

状態は
外れて落ちた室内機
テーブルや箱を重ねて支えられていました。

ナイスな対応です😎

お客さんが室内機を掃除していたら手前に浮いてきたらしく、押さえたりしているうちに完全に取れてしまったようです。

人身事故にならずなにより。

テーブルの上には外れた据付板と固定に使用されていたねじ類。
取り外された据付板とねじ類
これを見れば落ちた原因はすぐにわかります。

これ、
抜けたねじ込み式ボードアンカー
巻貝のような形のねじ込み式ボードアンカーです。

このねじ込み式ボードアンカーはエアコン落下の定番中の定番。

現在ではどこのメーカーの据付説明書をみてもこのボードアンカーの使用は禁止。
金属製などのカサ式ボードアンカーというものを使うように指示されています。

壁の被害は
ねじ込み式ボードアンカーが抜けたあとの穴
ボードアンカーの抜けた部分を中心に直径5cm程度は石膏ボードが崩れています。

その部分はもうエアコンを固定することはできません。

崩れた部分を避けて新たに金属製カサ式ボードアンカーを施工。
据付板取り付けに金属製カサ式ボードアンカー施工
しかしこれだけでは安全とは言えません。

石膏ボードに室内機のような重量物を取り付ける場合は木や金属の下地に保持するように石膏ボード工業会でも説明しています。

木の下地にも固定
据付板はボードアンカーと木の下地にもねじ固定
据付板の穴の位置と木下地の位置がズレていれば適宜据付板に穴をあけて固定します。

室内機を引っかけて動作確認。
室内機を引っかけて動作確認
動作は問題ありませんでした。

外れたことによる破損などもありますがとりあえず使えるようになりました。

のちほど販売施工をした業者さんと話し合いをするそうです。

以前はねじ込み式アンカーを使用する業者さんが多かったのでこれからもまだまだ落下事故が発生しそうですね。

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2020年5月 3日 (日)

エアコンの原理は難しくない?(2)

ヒートポンプサイクルは各行程をどの機器が担っているのかルームエアコンで冷房のみに限って見ると、

前回のサイクル図に機器名を入れました。
ヒートポンプサイクルと機器名
こうなります。

”コンプレッサー”という名称はよく聞くのでこれはご存知の方が多いことでしょう。

日本名では圧縮機。

その対面に位置しているのが減圧弁。
膨張弁ともいいます。

コンプレッサーと減圧弁は室外機の中にあります。
20042910

つづいて凝縮用の”熱交換器”。

冷房時では同じく室外機のこれ。
室外熱交換器で冷房時は冷媒を凝縮
室外機にある熱交換器。

そしてその対面に位置する蒸発用の”熱交換器”。

冷房時は室内機の熱交換器です。
室内熱交換器で冷房時は冷媒を蒸発

主にこれらの4つ機器で行っています。

エアコンの修理などをしているプロでも室内機の熱交換器を”エバポレーター(蒸発器)”、室外機の熱交換器を”コンデンサ(凝縮器)”と表現している場合がありますが、これは冷房時に限った場合の表現で冷暖房エアコンの場合は正しくありません。

冷房時と暖房時は室内と室外の熱交換器が逆の役割をするためです。

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2020年5月 1日 (金)

エアコンの原理は難しくない?(1)

エアコン等の冷媒サイクル(ヒートポンプ)の原理はそれほど難しいものではありません。
(冷媒:熱を運ぶ媒体となるもので多くのエアコンではフロンガス)

これはそのヒートポンプサイクルです。
ヒートポンプサイクル
圧縮→凝縮→膨張→蒸発→戻って圧縮・・・

この4つの行程を延々と同時に繰り返しているだけです。
これだけで冷房、暖房ができるんですよ。

このサイクルは冷媒管で環状に接続された機器での冷媒の状態変化を表しているものです。

なので矢印の部分は冷媒管(接続管)と思って差し支えないと思います。

よくエアコンのガスが減ると耳にすると思いますが「蒸発」ってところでなくなっていくようなイメージを持つ方もいるかもしれませんね。

この蒸発はあくまでも機器内で起きている冷媒の状態の変化であって消えていくわけではありません。

ガスが減るのは消費や蒸発ではなくどこかに穴があって外部(大気中など)へ漏れているからです。

そのため漏れがなければ冷媒が減ることはありません。

車で毎年定期的にエアコンのガス補充をしているのであればそれは漏れている証拠です。

先ほどの話に戻って4つの行程を見てもこれじゃ何がなんだかわからないと思います。

でもこの4つの内、対面にある”圧縮”と”膨張”、そして”凝縮”と”蒸発”はそれぞれ文字通り逆のことをしていることがわかります。

繰り返しのサイクルなのでこの真逆のものがないと成立しないということですね。

こう考えると少しはこのサイクルを覚えやすくなったのではないでしょうか。

また繰り返しのサイクルではバランスというものが大切。
どこかに不具合があればたちまちヒートポンプサイクルは破綻します。

今回はこれまで。
エアコンのどの部分がどの行程を担っているのかについて次回書く予定です。

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