室内機固定用ボルトの位置が・・・
川崎市高津区にてエアコンの新規取り付け工事の依頼をいただきました。
当店ご利用ははじめてということで有り難うございます😊
お問い合わせをいただいた際に”室内機の固定ボルトが横の梁に寄っていて寸法的に付くか不明”とのこと。
エアコンを購入される前に現地に見積もりを兼ねて下見調査に伺いました。
梁に2つ室内機固定用のボルトが出てます。
右側のボルトが横の梁に近いですね。
機種によっては付きません。
事前にご購入予定の機種を聞いていたので寸法的に入るか計測します。
ぎりぎり
メーカーサイトからダウンロードした室内機の寸法図からすると梁にぴったりくっつく感じです🤔
これではフィルター掃除などの際に前面のパネルが開けられなくなったり、開閉の際に壁紙が擦れて破れてしまうことがあります。
でもエアコンは多少(1~2cm程度)横にスライドすることができるので設置可能と判断しました。
これを公団ボルトといいますが昔の公団が決めた寸法(ボルト間隔のみ)です。
たまに間隔が40cmや50cmになっていて使えない建物も存在するので注意。
ということでこれでエアコンを購入されても問題ありません。
― 工事当日 ―
新品の室内機
相変わらずこのメーカーの室内機は梱包用のテープが大量に貼られてます😅
ルーバーなど弱い部分を押さえながらはがします。
無理にはがすと破損したりしますからね。
ねじ込んでいくと壁の中に沈んでしまいます。
これは交換ですね。
このほかにインチネジという場合もあるのでコンクリート内に埋め込まれているインサート(またはアンカー)に合わせて選定します。
切断位置をマーキングしたら抜き取って全ネジ用のカッターで切断。
取り付けます。
事前に室内機の懐寸法を確認して今回は壁から18mm程度の出となるようにしました。
これが長いと室内機を壊します。
途中の作業は省略しまして(本当は撮影していませんでした😆)
設置完了
今回はパイプの接続箇所が中途半端なところになったため45度に曲げて下ろし、その部分に接続がくるようにしました。
横引き部分が水平に見えるかもしれませんがドレン排水のため勾配を付けてます。
本体右側も1.5cm程度の隙間があってパネルの開閉には問題ありません。
メーカーのいうメンテナンススペースの確保はできませんがこれは仕方ありません。
試運転結果は良好で作業終了しました。
固定用ボルトの位置が今回のように寄っていたり、上過ぎたり下過ぎたりして室内機が付かないこともあります。
エアコンを買ってから「あれ~」なんてことのないように詳細な寸法図をダウンロードできるメーカーもあるので活用しましょう。
http://kato-aircon.com/
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