当店で付けたエアコンを取り外し
当店で6年前に取り付けたエアコンの取り外し工事の依頼をいただきました。(川崎市幸区)
いつもありがとうございます😊
当時と施工の仕方に変化があるのか見てみます。
エアコンは三菱電機。
配管化粧カバーはこの時期使用していたパナソニック電工製です。
この配管化粧カバーは強度があってよかったのですが入手性がわるくなり現在では因幡電工製を採用しています。
室外機
配管化粧カバーは床付近まででそこからテープ巻き仕上げになっています。
これは特に意味はなく工事価格や見た目などをお客さんと相談して決めてます。
テープ巻き部分
パイプが斜めになってますが排水の勾配をつけるためです。
要所はバンドで固定。
パイプが当時のままの状態なのは設置後、大規模修繕工事が行われていないためです。
大規模修繕は10年から15年に一度行われますが、これをするとパイプは原形をとどめません。
動作確認は問題なくOK。
室外機にガスを回収するポンプダウンをするためカバーを開けて
電線の接続の仕方も今とまったく変わりません。
室外機のパイプを外してフレアと呼ばれる部分を見ます。(パイプから切り取ったもの)
問題ありません。
これは冷媒ガスが流れる銅管の機器に接続する部分でエアコン取り付け時に加工したものです。
ここに傷やバリがあるとガス漏れして徐々にエアコンの効きが悪くなります。
なぜこの部分を切り取るのかというと接続のナットを銅管から取り外して接続部にキャップをするためです。
なおこの銅管のフレアは加工して一度接続すると再使用できないのでどのみち設置時には再加工することになります。
次に室内機のパイプを外していきます。
室内機の背面にパイプのジョイントがあり、その部分はビニルテープとコーテープそしてさらにその上に防湿テープで断熱材を覆っています。
こうすることで断熱材に隙間ができず結露を少なくすることができます。
断熱材をはがして接続部を露出させます。
銅管や接続部(真鍮)にあまり変色がありませんね。
使用環境や機種の特性にもよりますが、断熱がよくないとこの部分は結露で表面が黒くなります。
こちらも問題ありませんでした。
このフレアも切り取ってナットを使用し室内機の接続部にキャップをします。
室内機の電線接続部カバーを外し、
ケーブルシース(外皮)のむき過ぎもなく差し込みも適切。
ちゃんとシース部分で電線が押さえられたていた跡が残ってますね。
お引越し先でこのエアコンはまた使用するのですが
室内機側の電線も取り外します。
ほとんどの業者は室内機の電線をつけっぱなしにして移設しますが、当店では一旦取り外して設置時に再度接続をし直します。
そのほうが確実だからです。
なお他の業者で取り外したもので電線が付いたままになっていても当店で取り付けするときは取り外してつなぎ直します。
事故防止です。
据付板を外します。
このエアコン、先日記事にアップした落ちそうになって修理に伺ったものと同じシリーズで室内機が16kgです。
さて当店の取り付け工事はどうでしょう。
ボードアンカーを使用していますが、内部の木材にも長いねじで強固に固定し落下防止をしています。
左は据付板のネジ穴の関係で木材の右端にねじの頭が見えますが左斜めに打って木材に止まってます。
16kgの室内機をボードアンカーだけで石膏ボードに固定するといつか落下しますからね。
壁の変形もありませんでした。
その他の作業も終えて取り外し工事完了。
施工の仕方にほとんど変化はありません。
以前に確立した一貫した方法で施工しています。
でもいまだにもっといい方法があるんじゃないかと考えることも多いんですよ。
ずっと勉強です😅
http://kato-aircon.com/
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