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2020年4月

2020年4月29日 (水)

いや~、よかった!

船の冷蔵庫

先日おこなった船の冷蔵庫のコンプレッサー交換

本日お客さんから連絡が入り、「冷蔵庫の氷もバンバンできて完璧ですよ」と報告をいただきました。
ありがとうございます!

あれから心配してましたが、疲れが吹っ飛びますね😆

やはり製氷用の水が途中のストレーナ(フィルター)にゴミが詰まって正常に出ていなかったとのこと。
そのため冷媒の蒸発不足による低圧カットでした。

これから剥いだ断熱材をすべて元に戻すそうです。

安心しました😊

「次回、第3弾もお願いします」といただきました。

こちらこそどうぞ宜しくお願い致します。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

2020年4月27日 (月)

船の冷蔵庫コンプレッサー交換

2年程前に船長室のエアコンを修理した船で、今回は冷蔵庫のコンプレッサー交換です。

前回に引き続き当店をご利用いただきありがとうございます😊

(記事の内容が専門的なことが多くわかりにくいかもしれませんのでご了承ください)

なにも起こらなければよいが・・・と思ってましたがやっぱり今回も・・・

機械室の中
船の機械室の中の冷凍装置
ここで氷を作って冷蔵庫へモーターで送るようになっているそうです。

コンプレッサー故障でスイッチが入るとブレーカーが落ちるとのことで交換することになりました。

冷蔵庫ははっきりいって専門外。
冷媒はR134aで車のエアコンと一緒ですね。

R134a用の専用工具類はお客さんが持っているそうなのでお借りしておこないます。

なおこの船に搭載されている空調や冷蔵、冷凍装置はみな海外製で原理は同じでも日本とは異なる部分が多々あります。

午前9時頃に現地到着
現地到着
駐車場からカートを借りて船の横まで。

途中には関係者以外の人が入れないようにゲートがあるため迎えに出てきてくださいました😊

ではさっそく機械室へ
コンプレッサー交換作業開始
作業の邪魔になる部分は事前に取り外してありました。(ありがとうございます)

でもガスはほとんど入ってません。(いやなよかん・・・😱)

溶接器でパイプ類を外したら、クルーの方がコンプレッサー本体の入れ替えをしてくれました。
新しいコンプレッサー
えー、なにか気付きました?

形がちがいますね。

ここが海外製です。
前のコンプレッサーはもうないので「代わりにこれを使って」てな具合です。

日本であれば供給終了でおわりですが、さすが考え方がちがいますね。

となれば当然接続口の配置も
新しいコンプレッサーは接続口の配置が異なっている
うひょ~😱全然ちがいます。

切ったり曲げたりつないだり・・・
コンプレッサー周りのパイプを加工、溶接接続
なんとか形になりました。

もう一つポートがあります。
コンプレッサーから出ているもう一つのポート
ここには圧力スイッチやサービスポートが付きます。

ようやく全部接続が終わって真空引きを開始!

その間に昼食をいただきました😄

しかしいつまで経ってもポンプの音が変わらない・・・🤔

どこかから漏れてますね。

真空ポンプを止めるとすぐに大気圧まで戻ってしまう状態。

逆に圧力をかけて漏れ箇所を探すことにしました。

リークディテクタで探ろうにも結構な量が漏れているので「ピピピピピ・・・」どこでも反応してしまい使えません。

諦めて泡による検知に切り替え。

今回行った溶接箇所には漏れはなし。

しばらく、”ここでもない、そこでもない・・・”と探していると、
なんとなくガスの臭い・・・パイプに巻かれた断熱材の切れた部分からしてきます。

この奥か・・・とパイプの断熱材を全部はがします。
ガス漏れ箇所を探すため冷媒管の断熱材をはがした
あった!

ここは機器の上部奥になる熱交換器部分
ガス漏れは冷凍機の上部にある熱交換器部分

近づくと
リークチェッカーの泡
泡が出て漏れているのがわかります。

ケースの中で漏れているので溶接修理はムリ。

どうするか相談していたところお客さんがこの部分のケースを全部はがすとのこと。

船上でしばらく待っていると「あ、ここだ!大丈夫直せる」と聞こえてきました。

見るとアキュームレータと思われる部品の付け根で銅管がパックリ切れてました。
画像は撮り忘れてます。(半分放心状態)😅

以前から切れて少しずつガス漏れしていたところへ今回のコンプレッサー交換でパイプが動きさらに広がってしまったようです。

溶接できるところまで機器を出してもらい、アキュームレータと熱交換器の周囲に隙間なく注入されたウレタンを丹念にすべてはがしていただきました。
ウレタンに溶接の火や熱で燃え出すと火事になりますからね。

溶接修理後
切れた銅管の溶接修理後
この部分1/4位が切れてました。

しかしこのアキュームレータは熱伝導率の高い銅でできているため溶接しようにも熱がどんどんそちらへ奪われてしまい酸素が減るわ減るわ。
しばらくあぶってようやく着きました。

続けて真空引きとガス入れ完了。

機器類はクルーの方々が元に戻してくれるので片づけをしながらしばらく休憩。
そろそろ夕方のマリーナ
そろそろ夕方です。

コンプレッサーの電源配線も担当の方につないでいただくのですが日本の製品のように端子台などという気の利いたものはついてません。

配線図
海外製コンプレッサーの電気配線図
これを見て電源を接続します。

そしてこれがコンプレッサー始動用の電装品
海外のコンプレッサー始動用の電装品
ここのランコンデンサとポテンシャルリレーの端子に電源を接続します。

これじゃ間違えて壊す人いると思いますよ。

ポテンシャルリレーはコンプレッサー始動用のリレーですが日本ではあまり使われないもののようで調べてもちっとも出てきません。
わたしが知らないだけかもしれませんが。

海外のサイトでいろいろ調べましたがなかなか難しいリレーです。
コンプレッサーの始動巻線の逆起電力で動作しスタータコンデンサを切り離す・・・

そして接続も終わって試運転。

これで終わりかと思ったら・・・

低圧カット!
あちゃ~😱

何回リセットしても低圧カット。
低圧異常といってコンプレッサーの吸入圧力が下がり過ぎると作動する保護装置です。

冷媒の凝縮に使用する海水の流量を絞ってもらいましたがダメ。

以前から低圧カットはしょっちゅうしていたとのこと。

これは・・・最悪キャピラリーチューブが詰まっているかもしれません。

もう辺りはすっかり暗くなり諦めムードの中、終了となりました。

あくる日、考えられる原因と対策の検討のためお客さんへ電話をすると「製氷用の水が出ていないらしいのでそれが原因かもしれない」とのこと。

たしかに製氷用の水が出ていないと冷媒の蒸発が不十分になってヒートポンプサイクルでは全体の圧力が下がり低圧カットします。

そういえば試運転の際にここの水がなかったような記憶が・・・
製氷用の水
まあそもそもコンプレッサー交換と冷媒管を担当で作業しており、他の水回りの関係はお任せして気にしてなかったため気付きませんでした。

これが原因ならうれしいですね。

ほかの船でも水のノズルが詰まって低圧カットというのはよくあることだそうです。

つぎにもう一つコンプレッサー交換があるそうですが、なんとか同じものを手に入れるようにするそうです。(お願いします)

何十回も桟橋と船の間を飛び移っていたので筋肉痛になりました😅

お客様をはじめクルーのみなさん本当にお疲れさまでした。

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2020年4月24日 (金)

気密試験用のゲージ

ルームエアコンばかりやっていると気密試験をすることが少なくなりました。

ちなみに気密試験はエアコンの場合、配管や機器内の冷媒管に漏れがないか窒素で加圧し一定時間放置し確認することをいいます。

この先もしかすると気密試験を行うことになりそうなので倉庫へ・・・

気密試験用のゲージがあったはず・・・

ない😅

どこかにしまい込んでしまったか・・・🤔

資材店が新型コロナ休業する前に購入しました。
購入した冷媒気密試験用のゲージ他一式
気密試験に使用する一式です。

これらを組み立てて冷媒管に溶接、取り付けして使います。

ついでに短いホースも買いました。
20mの長い窒素用高圧ホースは手持ちがありますが、それを使うとホース分の窒素が無駄になります。

ゲージ
気密試験に使用するゲージ
圧力の単位はMPa

約4.15MPaまで加圧して試験します。

4.15MPaは業務用エアコンに付いている高圧カット(異常高圧保護の圧力スイッチ)が働くレベルの圧力です。
高圧カットが働くとコンプレッサーが停止し破裂や故障拡大を防ぎます。
なおルームエアコンには高圧カットスイッチは付いてません。

ルームエアコンの場合でも環境や汚れ等で4MPaを超えてしまうことがあります。
一応、電流やその他で間接的に監視はしていると思います。

昔の単位を使っていた方にはこの”MPa”(メガパスカル)というものがピンときませんね。
4.15MPaというと約42.3kg/㎠(f[重]は以前付いてませんでしたのでそれに習い)ぐらいと言えばどれほど高いかわかるかと思います。

昔使われていた旧冷媒のR22の場合では先ほどの高圧カットは28kg/㎠でした。
当時はこの28kg/㎠(2.75MPa)で気密試験をしていました。

新冷媒(R410A,R32)は旧冷媒(R22)に比べ圧力が高い。
これによりなにが起きたかというとガス漏れの多発。

旧冷媒機種よりも新冷媒の方が室内機の熱交換器での漏れも増えてます。
オゾン層を破壊しない冷媒が開発されたのは大きな進歩ですが、ガス漏れが多くなれば地球温暖化という意味ではマイナスとなります。

あちらを立てればこちらが立たず、簡単ではないですね。

おっと、また話を広げてしまいました。
気密試験をすることがあればまた記事にすると思います。

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2020年4月22日 (水)

たまには”うるるとさらら”

”うるるとさらら”の工事を久しぶりに行いました。

場所は都内。ご依頼いただきありがとうございます😊

建物はコンクリート集合住宅です。

うるるとさららはダイキンさんの加湿機能の付いたエアコンの愛称ですが、登場してからかなりの年数が経過しました。

その特殊な加湿方法から設置できないことも多くあり、当店のお客さんでは購入される方は少なめです。

ではさっそく開梱
うるるとさららの室内機を開梱
デカい。

近頃よくある高さより奥行きの大きいもの。

壁の強度が不足していると落下😱します。

でもこちらは
室内機設置場所には公団ボルト
壁に公団ボルトが出ているため強度不足の心配はありません。

しかも直コン(壁が躯体コンクリート)なのでがっちり固定できます。

据付板を一旦取り付け
据付板を仮付け
・・・

う~ん、やっぱり気になる
鉄とステンレスの接触
壁に付いていたボルトとナットがステンレス。

ここで念のためお客さんに確認しました。

当方「ボルトナットがステンレスで本体裏の湿気で据付板にサビが促進されることもありますけど・・・鉄に交換することも可能です」
お客さん「可能であれば交換で・・・」

ということで鉄に変えます。

室内機の背面は湿気が多く、据付板のステンレスボルト付近にサビが発生することは珍しくありません。

鉄とステンレスは相性が悪いんです。

ボルトを取って
コンクリートの中のインサート
コンクリートの中にナットがありますね。

インサートなどと呼ばれ後打ちのアンカーとは異なり、建築時コンクリート打設前の型枠に取り付けて埋め込まれます。

このナットも鉄です。

全ネジボルトと全ネジカッター
全ネジボルトと全ネジカッター
これで全ネジボルトをカットします。

据付板取り付け完了
室内機の据付板取り付け完了

室内機の取り付け準備
室内機に加湿ホース接続
加湿ホースを接続。

他のエアコンにはない作業です。
このホースは室外機とつながります。

加湿ホースがあるために設置できないところがあるんですよ。
とくに壁の穴の大きさは重要です。

ここは配管穴の径が直径100mm程度なので余裕があります。

室内機を引っかけて
室内機を引っかけて
重い室内機が加湿ホースで余計に重く感じます😅

配管して室内機取り付け完了
うるるとさららの室内機設置完了
加湿ホースでパイプもかなり太くなってます。

室外機の接続
うるるとさららの室外機接続
加湿ホースはここへつながります。

屋外の空気中にある水分を集めて室内機へ送る方式。
乾燥した日はどの程度能力があるのでしょうか。

真空引きも終えてカバーを取り付け
うるるとさららの室外機設置完了
室外機完了。

普通の室外機より背が高いのは上に加湿ユニットが載っているため。

今回室外機の置台は強度の高いボルト固定のタイプにしました。
室外機の質量と外形寸法が大きく、通常の置台では強度不足のためです。

加湿ホース長をリモコンで設定して運転開始。

試運転中
エアコン試運転中
一通り確認してエアコンと施工に問題なし。

一点気になったのはエアコン専用コンセントの温度。

エアコンのコンセントは電流量が多いため温まるのが普通ですがここは通常より温度が高い。

ブレーカーを切って数回差し直して試しましたがイマイチ。
こちらの建物は賃貸なので管理をしているところへ相談していただくことにしました。

コンセントの温度が高いまま放っておくといきなりボンッ!💥と発火することがあります。

熱くなっていないか皆さんも時々確認しましょう。

ということで完了です。

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2020年4月20日 (月)

室内機固定用ボルトの位置が・・・

川崎市内でエアコンの新規取り付け工事の依頼をいただきました。
当店ご利用ははじめてということで有り難うございます😊

お問い合わせをいただいた際に”室内機の固定ボルトが横の梁に寄っていて寸法的に付くか不明”とのこと。

エアコンを購入される前に現地に見積もりを兼ねて下見調査に伺いました。

設置場所の様子
室内機設置場所の様子
コンクリートの集合住宅です。

梁に2つ室内機固定用のボルトが出てます。

右側のボルトが横の梁に近いですね。
機種によっては付きません。

事前にご購入予定の機種を聞いていたので寸法的に入るか計測します。

ぎりぎり
ボルトと右側の梁の寸法がぎりぎり
メーカーサイトからダウンロードした室内機の寸法図からすると梁にぴったりくっつく感じです🤔

これではフィルター掃除などの際に前面のパネルが開けられなくなったり、開閉の際に壁紙が擦れて破れてしまうことがあります。

でもエアコンは多少(1~2cm程度)横にスライドすることができるので設置可能と判断しました。

梁下に室内機がはみ出ないか計測
室内機が梁の下にはみ出ないか計測
OK。

念のためボルト間隔も
公団ボルト寸法に合っているか間隔を計測
45cmでOK。

これを公団ボルトといいますが昔の公団が決めた寸法(ボルト間隔のみ)です。
たまに間隔が40cmや50cmになっていて使えない建物も存在するので注意。

ということでこれでエアコンを購入されても問題ありません。

― 工事当日 ―

新品の室内機
これから取り付ける新品の室内機
相変わらずこのメーカーの室内機は梱包用のテープが大量に貼られてます😅

ルーバーなど弱い部分を押さえながらはがします。
無理にはがすと破損したりしますからね。

そして固定用のボルト・・・
建物に付いていた室内機固定用ボルトが短い
こりゃ短くて使えません。

ねじ込んでいくと壁の中に沈んでしまいます。

これは交換ですね。

用意した10mm全ネジボルト
用意した10mm全ネジボルトをねじ込み
ミリネジです。

このほかにインチネジという場合もあるのでコンクリート内に埋め込まれているインサート(またはアンカー)に合わせて選定します。

切断位置をマーキングしたら抜き取って全ネジ用のカッターで切断。

取り付けます。
室内機固定用ボルトをインサートへ取り付け
事前に室内機の懐寸法を確認して今回は壁から18mm程度の出となるようにしました。

これが長いと室内機を壊します。

途中の作業は省略しまして(本当は撮影していませんでした😆)

設置完了
エアコンの取り付け完了
今回はパイプの接続箇所が中途半端なところになったため45度に曲げて下ろし、その部分に接続がくるようにしました。

横引き部分が水平に見えるかもしれませんがドレン排水のため勾配を付けてます。

本体右側も1.5cm程度の隙間があってパネルの開閉には問題ありません。
メーカーのいうメンテナンススペースの確保はできませんがこれは仕方ありません。

試運転結果は良好で作業終了しました。

固定用ボルトの位置が今回のように寄っていたり、上過ぎたり下過ぎたりして室内機が付かないこともあります。

エアコンを買ってから「あれ~」なんてことのないように詳細な寸法図をダウンロードできるメーカーもあるので活用しましょう。

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2020年4月17日 (金)

先行隠蔽配管は気密試験すべき

冷媒管の気密試験にも使用する窒素レギュレータ
[冷媒管気密試験などに使用する窒素ガスレギュレータ]

先行隠蔽配管は建物を建築時に冷媒管やドレン管、電線をあらかじめ壁や天井、床などの中に収めて見えないようにする配管方法です。

とくにバブル期の頃には一戸建てなどで美観を重視しよく行われていました。

いまでもマンションなどで外壁に面していない部屋に行われることがあります。

しかし新築で一度も使用されていない冷媒管は正常に使用できるものなのかわかりません。
たまにねじや釘が打たれて穴が開いていることもあるんですよ。

というのもほとんどのルームエアコンの隠蔽配管は気密試験が行われていないからです。

途中に接続なく一本もののパイプで通すため気密試験は必要ないと思っているのかもしれません。

またそれだけの費用や手間はかけられないというのが大きな理由でしょう。

先行隠蔽配管は躯体コンクリート打設後、室内の造作が行われる前に急いで配管します。
その後、造作工事が入り工期に追われたいろんな工事業者が出入りしドタバタになるため何があってもおかしくない状況となります。
(マンションの新築工事のドタバタかげんといったら凄まじいものがあります)

一方、業務用のエアコンでは多くの場合パイプを途中で溶接接続するため、室内の造作などが始まる前に圧力ゲージを取り付け窒素を入れて加圧し圧力をかけたままにします。

定期的にゲージ圧力を見て回りパイプに漏れがあれば圧力が下がるのでその時点で漏れ箇所を探し修理を施します。

これらのことがルームエアコンではほとんどされないんですよ。
またその技術を持った者もいないというのが現実です。

中には半端なパイプを使って途中(点検できない壁、床、天井内)でユニオン接続(メカニカル接続)するというとんでもない工事さえ存在します。

そのため当方では一度も使用されていない先行隠蔽配管は気密試験が行われていない場合、エアコンの取り付け工事は行いません。
万一そのパイプに漏れがあると、その後の対処がたいへんな事になるためです。

先行隠蔽配管へのエアコン設置を断る業者や販売店が増えてきているのも、それらのことに巻き込まれたくないといった事情があります。

当店ではこちらで事前に気密試験を行い問題なければ設置可能ですがその費用は安くはありません。

なので配管を施工した業者や建築会社が責任を持って気密試験を行い、問題の無いことを確認しデータを残して引き渡すというのが本来のあり方だと思います。

施工しっぱなしで確認せず引き渡すのは楽でしょうが無責任というものです。

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2020年4月15日 (水)

これはちょっとひどい・・・

以前よりお世話になっているお客さんの紹介でエアコン工事の依頼をいただきました。
ありがとうございます😊

今回は取り外し工事。

現地でお客さんにお伝えできなかったこともブログで確認していただければと思います。

取り付けたのは某有名量販店だそうです。
某有名量販店で取り付けたエアコン
パイプの取り回しがいかにも・・・

室外機側(すでにパイプのテープはほどきました)
取り外す室外機やパイプ
言うまでもなくテープは上下逆巻きでした。

そのためテープの中は結露水や雨水で濡れてました。

ガスを室外機に回収するためカバーを外すと
ケーブルの外装シースをむき過ぎている
びろ~ん・・・

ケーブルの外装シースがむき過ぎで中身の電線が出てますね。

本来は金属のカバーでシースを押さえて接続端子台に負担がかからないようにしなければなりません。

ガスを室外機に戻すためバルブキャップにスパナをかけると”スルッ”と負荷なくまわってしまいました。
手締めです。
室外機のバルブキャップが締められていない
手締めではここから少しずつガスが漏れます。

ガス回収もおわって電線を端子台から抜くと
短い・・・
電線のむきが短い
10mm位です。

このエアコンは18mmなのでかなり短いですね。
接触不良で過熱することがあります。

しかも3本の長さがばらばら。

銅管を外して3分管(太いほう)のフレアをみます。
3分管のフレアに段つきがある
段がありますね。

3分管は他の太さの管に比べてカエリによる段つきが起きやすいのですが、ある方法でこれを少なくできます。
まだそういうことを知らないのでしょう。

2分管
銅管内に出たバリ
これはひどい・・・

フレア加工中に出たバリが管内に出ています。

ガス漏れにつながるだけでなく、真鍮でできたバルブ側に傷を付けてしまうことがあります。

また冷媒サイクル内はゴミなどを嫌うのでこれが流れると不具合の元です。

室内のパイプに巻かれたテープをはがすと
室内のパイプのテープをはがすと

でた!防湿テープ
化粧テープの中に巻かれた防湿テープ
このテープを断熱材と思っているのでしょうか?

これは空気に接する面に巻くから表面の結露を防ぐことができるのであって断熱材ではありません。

ドレン管にも巻いてありますが断熱材を持ってないんでしょうかねぇ。

この防湿テープも他のメーカーに付属している別の家で余ったものを使ったのでしょう。
このエアコンのメーカーでは付属していないものなので。

冷媒管接続部にも巻かれた防湿テープをはがすと
断熱の仕方が悪く冷媒管接続部が露出
断熱材に隙間があって銅管が露出してました。

断熱不良です。

ここでもさらに施工時間短縮のために手抜きをしていることがわかります。
先ほども触れましたがこのメーカーのエアコンには防湿テープは付いておらず、そのかわり”保冷用断熱材”というものが付属してきて室内機の接続部を巻くことになっています。

その断熱材は据付説明書と共に持ち帰って捨ててしまったのでしょう。

据付説明書は本来お客さんに渡すものですが指摘を恐れてそのようにするところがあります。
元請け側からそのように指導されていることさえあるんですよ。

電源コードに巻いたままのビニタイ
エアコンの電源コードに巻いたままのビニタイ
これすら外さないとは・・・

本体に貼ったままの輸送用テープ
室内機に貼られたままの輸送用テープ
・・・

お客さんは”この青いのなんだろう?”と思っていたそうです。

これだけ手を抜き雑に工事すれば1時間位で終わらせて帰ったのではないでしょうか。

なんやかんやで取り外しは完了。

穴のフタはお持ちでないので内外ともパテでふさぎました。
エアコンパテで穴ふさぎ
この部分は通常の降雨で雨水のあたらないところなのでパテだけで問題ありません。

なんだかエアコンに限らず工事業界というのは昔から手抜きが横行、標準化してますね。
親方から子方へその精神が受け継がれ、さらに新しい手抜きを編み出す悪循環。

元請けが自社の利益のために業者を安く使うことが元になっているような気がします。

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2020年4月12日 (日)

ルーフバルコニーに室外機設置

今回は室外機をルーフバルコニーに置くケースです。
エアコン工事をご依頼いただきありがとうございます😊

ルーフバルコニーはマンションなどで階下の屋根部分を庭のように使用するスペースです。
開放的で眺望もよく気持ちいいですね。

しかし屋上と同じで風の影響をもろに受けるため対策が必要です。

以前置いてあった室外機は昨年の台風19号🌀で滑って移動してしまったそうです。
よく使用されているプラスチックの台は滑り出すと止まらないんですよね。

場合によっては倒れます。

そして取り付ける室外機は小さく20kg程度。
これはまちがいなく風で移動します🤔

ということで
室外機が風で移動しないようにコンクリート台を使用
お客さんと相談しコンクリート台を使用しました😄

できるだけ大きなものを選び長さ50cm。
これであれば滑りだけでなく重心が低くなって転倒防止にも寄与します。

コンクリート台と室外機はボルト固定なので簡単には外れません。

気象の変動で以前はあり得なかったようなことがあたりまえになりつつありますね。

はやく新型コロナウイルスがおさまって災害のない平穏な日々が訪れることを祈ります。

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2020年4月10日 (金)

当店で付けたエアコンを取り外し

当店で6年前に取り付けたエアコンの取り外し工事の依頼をいただきました。(川崎市内)
いつもありがとうございます😊

当時と施工の仕方に変化があるのか見てみます。

室内機がこちら
当店で6年前に取り付けた室内機
今回はお引っ越しに伴う取り外しです。

エアコンは三菱電機。
配管化粧カバーはこの時期使用していたパナソニック電工製です。

この配管化粧カバーは強度があってよかったのですが入手性がわるくなり現在では因幡電工製を採用しています。

室外機
室外機と配管
配管化粧カバーは床付近まででそこからテープ巻き仕上げになっています。

これは特に意味はなく工事価格や見た目などをお客さんと相談して決めてます。

テープ巻き部分
室外機周辺配管のテープ巻き部分は勾配をつけている
パイプが斜めになってますが排水の勾配をつけるためです。

要所はバンドで固定。

室外機背面の配管
室外機背面の配管状態
こんな感じで設置当時のまま。

パイプが当時のままの状態なのは設置後、大規模修繕工事が行われていないためです。
大規模修繕は10年から15年に一度行われますが、これをするとパイプは原形をとどめません。

動作確認は問題なくOK。

室外機にガスを回収するポンプダウンをするためカバーを開けて
ポンプダウンをするため室外機のカバーを開けて
電線の接続の仕方も今とまったく変わりません。

室外機のパイプを外してフレアと呼ばれる部分を見ます。(パイプから切り取ったもの)
切り取ったフレアを確認
問題ありません。

これは冷媒ガスが流れる銅管の機器に接続する部分でエアコン取り付け時に加工したものです。

ここに傷やバリがあるとガス漏れして徐々にエアコンの効きが悪くなります。

なぜこの部分を切り取るのかというと接続のナットを銅管から取り外して接続部にキャップをするためです。

なおこの銅管のフレアは加工して一度接続すると再使用できないのでどのみち設置時には再加工することになります。

次に室内機のパイプを外していきます。
室内機背面のパイプに巻かれたコーテープと防湿テープ
室内機の背面にパイプのジョイントがあり、その部分はビニルテープとコーテープそしてさらにその上に防湿テープで断熱材を覆っています。

こうすることで断熱材に隙間ができず結露を少なくすることができます。

断熱材をはがして接続部を露出させます。
断熱材をはがした室内機銅管接続部
銅管や接続部(真鍮)にあまり変色がありませんね。

使用環境や機種の特性にもよりますが、断熱がよくないとこの部分は結露で表面が黒くなります。

3分管(太いほう)のフレア
取り外した3分管のフレア
OK。

2分管(細いほう)
取り外した2分管のフレア
OK。

こちらも問題ありませんでした。

このフレアも切り取ってナットを使用し室内機の接続部にキャップをします。

室内機の電線接続部カバーを外し、
室内機の電線接続部
ケーブルシース(外皮)のむき過ぎもなく差し込みも適切。

ちゃんとシース部分で電線が押さえられたていた跡が残ってますね。

お引越し先でこのエアコンはまた使用するのですが
室内機側の電線も取り外す
室内機側の電線も取り外します。

ほとんどの業者は室内機の電線をつけっぱなしにして移設しますが、当店では一旦取り外して設置時に再度接続をし直します。

そのほうが確実だからです。

なお他の業者で取り外したもので電線が付いたままになっていても当店で取り付けするときは取り外してつなぎ直します。
事故防止です。

据付板を外します。
取り外す室内機据付板
このエアコン、先日記事にアップした落ちそうになって修理に伺ったものと同じシリーズで室内機が16kgです。

さて当店の取り付け工事はどうでしょう。
室内機をボードアンカーだけでなく内部の木材に固定
ボードアンカーを使用していますが、内部の木材にも長いねじで強固に固定し落下防止をしています。

左は据付板のネジ穴の関係で木材の右端にねじの頭が見えますが左斜めに打って木材に止まってます。

16kgの室内機をボードアンカーだけで石膏ボードに固定するといつか落下しますからね。

壁の変形もありませんでした。

その他の作業も終えて取り外し工事完了。

施工の仕方にほとんど変化はありません。
以前に確立した一貫した方法で施工しています。

でもいまだにもっといい方法があるんじゃないかと考えることも多いんですよ。
ずっと勉強です😅

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2020年4月 9日 (木)

資材店休業へ

業者向けにエアコンの工事材料を販売している資材店が休業するとのことです。

とうとうここまで来ましたね🤔

いまのところ当店は休業しませんが資材が滞るようなことになれば作業の受け付けは難しくなります。

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2020年4月 6日 (月)

新型コロナウイルス急拡大

新型コロナウイルス感染急拡大

ここのところの新型コロナウイルス感染急拡大で政府はようやく緊急事態宣言を出すようですね。

当方では事態の推移を見つつ業務対応を変化させていくつもりです。

密閉や密接に陥りやすい環境で作業をすることは感染のリスクも高まります。
作業時は窓を開け風通しを良くして行いますのでご協力をお願いします。

要請レベルであったとしてもできる限り従うことが必要ですね。

状況によってはすでに予定していた作業が突如延期や中止となることも想定されます。
ご理解の程よろしくお願い致します。

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2020年4月 4日 (土)

エアコンと壁を壊す工事とは・・・

”エアコンの室内機が落ちそうになっている”との点検依頼をいただきました。
ありがとうございます😊(川崎市内)

建物はコンクリートの集合住宅です。

現地に着いて側面を見ると
落ちそうになっているエアコン室内機
ひえ~😱、今にも落ちそうです。

このエアコンを取り付けたのはかなり有名大手量販店。
名誉のため店名は控えます。

当方「お店に言ってみました?」
お客さん「年数も経っているし落下は保証外になっているので・・・」

この量販店、以前にも落下したエアコンを修理しに行ったお宅で「うちの責任とは限らない、いままで付いていたんだから保証外」という理由で保証してませんでした。

こういうことがあったとき保証してもらえるという安心感から大きな量販店でエアコンを買っているのにこれはないですよね。

まずは点検に伺って見積もりを行い修理は後日になるという予定でいましたが・・・

これ
エアコンの配管穴が下にある
パイプを屋外へ出す配管穴が下の方にあります。

なにが言いたいかというと、もしエアコンが落下した場合には完全に床まで落ちてきます。

こちらのお宅には小さなお子さんが二人。
こりゃ人命に関わることが想像できますね。

エアコンも暖房で使用しているとのことで急遽修理することにしました😅

お客さんはすぐに躯体コンクリートへのアンカー打ち込み許可をとってくださいました。
無許可で躯体へアンカーは打てません。

コンセントを見ると
エアコンを差し込んであるコンセント
これは・・・

やっぱり
エアコンの電源を分岐回路からさらに分岐している
普通のコンセント(分岐回路)からさらに分岐してますね。

詳しくまでは調べませんでしたが多分そうでしょう。
だとしたらこのエアコンは電流容量20Aなのでかなりひどい工事です。

ではまず室内機を取り外します。

といってもこの状態なのでその間に落下することは十分に考えられます。
ひやひやしながらそーっとそーっと衝撃を与えないように慎重に外します。

配管化粧カバーを開けると
室内の配管化粧カバーを開けると
ドレンホースが断熱されてません。

拡大
ドレンホースに巻かれた防湿テープ
これは防湿テープというものが巻かれてます。

本来断熱材の上に巻くものでこのテープには断熱の効果はありません。

冷房除湿時にはカバーの中で結露していることと思います。

冷媒管の断熱材は
冷媒管の断熱材に隙間
縮んで隙間ができてます。

断熱材は縮むものなのでテープ巻きがセコイとこんなふうに隙間ができます。

室内機と室外機を結んでいる電線
室内機と室外機を結ぶ電線にVVF1.6mmが使われている
呆れますね。

20Aの機種にこの太さのケーブルは本来使えません。

しかし今回は電源やそのほかの問題についてはご検討いただくことにしてとにかく落下防止の修理に専念します。

なんとか落下せず室内機を外せました。

据付板の右側は
据付板のねじやボードアンカーが抜けている
ボードアンカーやねじが抜けてます。

ねじは手抜き工事屋さんお得意の斜め打ち。
これで強度が向上すると思っているようです。

石膏ボードにそんなことしても意味はありません。

そして左側
ボードアンカー、ねじは抜けていないが・・・
こちらは抜けてません。

でももっと悲惨なことになってました。

これ・・・
エアコンの荷重で壁が変形、浮き上がっている
エアコンの荷重で石膏ボードが変形して手前にふくらみ浮き上がっています。

まずこのエアコン、室内機が16kgと重く奥行きがあるため壁への負担が大きめ。
ボードアンカーだけで持たそうとするのがそもそものまちがい。

左側はボードアンカーが地付き(ネジの先端が躯体にぶつかる)して接着(GLボンド)をはがしてしまったのかもしれません。
その後の長期にわたる荷重で手前に浮き上がってしまいました。

赤い直線と見比べると
エアコンの荷重で壁が曲がった
壁が曲がっているのがわかると思います。

これが進むと石膏ボードごとはがれて室内機が落下することになります。

最近ではエアコンメーカーが重い室内機を発売してますがこういう問題もあるんですよ。
日本の建築構造やエアコン工事人の平均的技量も考えて設計しないとだめだと思うんですが。

躯体コンクリートへアンカーを打って据付板を固定
躯体コンクリートへアンカーを打って据付板を固定
これでがっちり。

ボルトナット、ワッシャー
室内機の据付板を固定したボルトナット
左の壁の変形を少しでも直そうとナットを締めましたが元の状態に戻ることはありませんでした。
これでも1cm位は引っ込みましたが。

ちゃんと直すには壁を貼り直すしかないでしょう。
エアコンの据付が不十分だったために壁がダメになってしまいました。

室内機を取り付け終わって
室内機本体に隙間がある
なんだか本体に隙間がありますね。

これはねじの抜けや壁の変形に伴い、長期間に渡る室内機への偏った力によって本体も変形してしまったんです。

室内機中央の引掛け部分を鏡で見ると
室内機の上部奥を鏡でみると
ここにも変形による隙間が・・・

拡大
長期間の偏った荷重で室内機にできた隙間と割れ
よく見ると割れてます。

左右両端が手前に出てきていた関係で中央のフックに過大な荷重がかかっていたようで割れてました。

室内機の落下防止措置は完了して試運転はとりあえず問題ありませんでした。
この先変形による不具合のないことを祈ります。

工事が不完全なためエアコンはおろか壁まで壊すという事例でした。

お客さんから帰りがけになんと貴重なマスクをいただきました。
本当に助かります。ありがたく使わせていただきます😊

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

2020年4月 1日 (水)

大規模修繕工事でポコポコ音発生?

当店で以前エアコン工事をおこなったお宅でマンションの大規模修繕工事後、エアコンからポコポコと音がするようになったとの点検依頼をいただきました。
ありがとうございます😊

このポコポコ音はマンションなど気密性の高い建物で窓を閉め切り、レンジフードの換気扇を回したときに起きることのある現象です。

これはドレン排水管の中の水が、通過する空気で弾けて出る音です。

1台は当店で取り付けたもの、もう1台は他店施工の計2台から音が出ていました。

まずは当店で取り付けたものから
室内機からコンコン音
はじめは音が出ませんでした。

冬の間、暖房では室内機からの排水は出ないので当然です。
一昨年に大規模修繕工事があったとのことで去年の夏に音が出ていたようです。

大規模修繕後ということでおおかた見当はついてましたがまずは点検が基本です。

水を室内機のドレンパンへ注水したところ出始めました。

コンコンという音が小さめで室内機から遠いところで鳴っていることがわかりました。

ではあやしいと思われる室外機周辺へ
大規模修繕工事でドレン管が持ち上がってポコポコ音が発生
やっぱり・・・

大規模修繕工事で室外機が動かされてその際ドレンの先端が逆勾配(上向き)になってしまったようです。

修正
ドレン勾配を修正
これでコンコン音(ポコポコ音)が消えました。

定期的に行われるマンションの大規模修繕はエアコンにとっては最悪の工事なんですよ。
室外機のパイプがつながったままあっちこっちに動かされ、パイプがありえないような状態になっていたりします。

ガスが抜けたり、パイプが折れたり、今回のようにドレン勾配が崩れたり、テープ巻き仕上げの部分はぐにゃぐにゃになってしまったりといいことはありません。

こちらのバルコニーに設置されていた室外機は人が乗った形跡があり、4台中3台は天板が凹んでました。
修繕工事の工事人は平気で室外機の上に土足で乗って足場や踏み台として使う者がいます。

できることであれば事前に室外機を取り外したほうが安全ですね。

そしてもう1台、他店施工のもの
他店施工のエアコン
こちらも水を入れて音を確認します。

ところが音は出ません。

あれ?

お客さんは「昨日も音がしていた」とのこと。

当方「最近、冷房や除湿を使いました?」

お客さん「去年の夏から使ってません」

はは~ん。なんとなくわかりました。
こりゃ修繕工事とは関係のない室内側の原因です。

一番あやしいと思われる配管化粧カバーを外します。
ドレンホースが逆勾配で水が溜まっている
やっぱりね。

今回点検を依頼したのはこのエアコンが使ってもないのにポコポコ音がしたからのようです。

どういうことかというと、ドレンホースのたるみが大きくそこに大量の水が夏の冷房除湿時に溜まり換気扇を回しても空気はそれを押し切れず通過できないため音は出ません。
しかし冬の間少しずつ溜まった水が蒸発して水量が減ってきたためこの時期になって音がするようになってしまった。

そしてまた点検で水を注水したため水量が増えて音が出なくなった。
とこんな感じです。

このままではいずれドレンが詰まって水漏れを起こすので補修が必要です。
またこの状態で屋外のドレンホースが持ち上がったりするとエアロックとなって室内側の水位が上がってオーバーフローを起こすことがあります。

ドレン勾配を修正
ドレン勾配を修正
とりあえずこれで大丈夫でしょう。

このエアコンは寿命が近いため簡単な処置で修理しました。

ドレンのポコポコ音といってもいろんなケースがあります。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

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