効率向上のため室外機移設
エアコンの冷暖房能力向上のため室外機移設の依頼をいただきました。(川崎市麻生区)
ありがとうございます。
現状では
室外機の周囲3方向のスペースが狭く、吹き出した風が背面へ戻るショートサーキットが起きやすい状況です。
このエアコンはメインに使用するリビングに取り付けられた冷房能力4.0kWのもの。
夏は熱風、冬は冷風がここでぐるぐると回って効率が落ちてしまいます。
お客さんはそれを気にされて相談を受けたわけですが、このことに気付かれるとは脱帽です。
当店が付けたエアコンではないのでガス漏れなどないかチェックをしてから室外機へガスを回収
ポンプダウンといいます。
もしガスが漏れていたらポンプダウンはできません。
運が悪いと室外機が爆発💥します。(これ冗談ではありません)
ポンプダウンが無事終わったら電線を端子台から外します。
ムム・・・なんか電線が細いような・・・
久しぶりの遭遇です。
通常、室内機と室外機の渡り線(電線)は直径2.0mmですが工事業者は材料費を節減したいためでしょう細いものが使われています。
某有名量販店の購入とのことですが、数年前までは工事業者がとぼけて1.6mmを使っていたのを以前はよく見かけましたが、現在では是正されて2.0mmになっていると思いますが・・・
据付工事説明書を見せてもらおうとお客さんにお話しするともらっていないとのこと。
これは説明書を見られて指摘を受けることを警戒し施工者が持ち帰ってしまうパターンですね。
まったく・・・
しかたないのでメーカーへ電話。
”この機種は本来は2.0mmを使用。やむを得ない場合には長さ10m以内に限り1.6mmを使用してもよい”
との回答でした。
とりあえず10m以内なのでそのままにして、交換を希望される場合はまた連絡をいただくことにしました。
ちょっと前の室外機移設記事でもこれが使われているものがありましたが、よほど工事ミスによるガス漏れが多くて使用するように店から言われてるんでしょうかねぇ。
これはねばねばしてゴミが付着しやすいので冷凍機油を使用して落としました。
パイプを加工します。
パイプの長さはほぼそのままで曲げ加工するだけでOKでした。
接続部の加工(フレア加工)は再利用せず切断加工します。(これは基本中の基本)
後方も
これだけあれば新鮮な空気を吸入できて効率向上になりそうです。
お宅によってはこのようなスペースを設けることができないこともあると思います。(そのほうが多いかな・・・)
エアコンは室外機の設置場所もよく検討しないと本来の能力がでないので施工者とよく相談しましょう。
http://kato-aircon.com/
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