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2020年3月29日 (日)

隠蔽配管でのエアコン入替(下見)

今回は隠蔽配管(先行配管)がされているお宅でのエアコン入替工事です。
場所は横浜市西区。ご依頼をいただき有り難うございます😊

建物建築時にエアコン用のパイプや電線を壁や天井、床下内に埋め込まれたものを隠蔽配管とか先行配管といってエアコン本体の入替工事となったときなにかと問題になります。

新しいエアコンはある有名量販店で購入されたそうですが、いままで付いていたものと電線やパイプの長さが合わないため施工まではできないと断られたそうでこちらへ連絡をいただきました。

まあ当店もなんでも工事するというわけではありません。
このような場合はまずは下見に伺って施工可能か判断します。

特に隠蔽配管は工事業者によって配管方法がまちまちでひどい場合は一度しか使用できないようなものもあります。

状況は・・・

室内機
これから入れ替えをする室内機の設置状況
とりあえず普通についてます。

まず一番心配なのはドレン管(排水管)がどう施工されているかです。
これで施工不能と判断することが一番多いですね。

でも室内機のところから覗いてもどうなっているのか全く見えません。

コンセントを外すと
コンセントを外すとドレン排水管が奥に見える
奥の方にドレン管が見えました。

拡大
硬質塩ビ管に差し込んであるドレンホース
硬質塩ビ管が壁内に配管され、そこに室内機のドレンホースが差し込んであります。

ドレンホースは断熱材が剥ぎ取られてます。
この部分は結露が起きていることは間違いないでしょう。

硬質塩ビ管はVP25ですが、この部分はVP30を使用すべきところ。
VP30であればドレンホースの断熱材をはがさなくてもそのまま差し込むことができます。

これはドレンの施工がちょっと難しいですね。
でもなんとかなりそうです。

電線と銅管は接続して延ばせば大丈夫そうです。
量販店の工事屋さんは電気工事士の資格があったとしても店側から電線相互の接続が禁止されてます。
それで断られたんです。

端子台の接続は・・・
ひどい電線の接続
電線押さえのバンドは無視して不使用。

電線は中身の心線が見えて危険!
こうなるのは電線の皮むきに電工ナイフではなくカッターナイフを使用したからです。

このエアコンはむかしの日立製。
内外渡り線(室外機と室外機を結ぶ電線)が4心(4本)でどの線にも100Vの電圧がかかります。

次に室外機
隠蔽配管に接続された室外機
こちらも普通に付いています。

なんとなく予感がするのでカバーを開けると
室外機のカバー内で電線を差込形コネクタで接続してある
案の定、差込形コネクタで不足した電線を継ぎ足してます。

施工した人はこれでいいと思っているんです。
こういうことを平気でするから劣化による事故になるんですよね。
そりゃ店側も接続禁止にしますわ。

銅管はそのまま足りるので電線だけ接続し直せば大丈夫そうです。

隠蔽配管での入替工事はお断りすることが多いのですが今回は可能と判断しお引き受けしました。

次回工事の様子をアップします。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

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