隠蔽配管でのエアコン入替(工事)
さて今回は前回の下見に続いて工事です。
新型コロナウイルスへの対策として工事する部屋は窓を開けていただき換気をしながら行います。
室外機にガスを回収するポンプダウンをします。
隠蔽配管の場合は古いコンプレッサーオイルができるだけ管内に残留しないようにエアコンを運転してからポンプダウンを行います。
ポンプダウンが終わってプラグを抜きます。
アース線も施工されてました。
ところが本体側は・・・
これぞ手抜き工事の見本😆
表面上はきちんとしているが見えないところは何をしているかわからない😱
施工した人の心の声が聞こえてきます・・・「へへ、見えないしバレないでしょ」
浅はか・・・しっかりバレますよ。
いよいよ新しいエアコンを取り付けるわけですが壁から出ている電線や冷媒管が短くて足りません。
いままでのエアコンはむかしの日立で4心(4本線)、こんどは3心になります。
現在のエアコンはほとんど3心です。
部屋の中で火を使うのは危険もあるのでこのような場合は溶接ではなくメカニカル接続のユニオンを使用します。
ユニオンを使用して延長した冷媒管
あとは断熱をかぶせて室内機とつなぎます。
問題のドレンも差し込み完了
これが今回の工事で一番手こずりました😅
塩ビ管VP25が埋設されているため断熱材が被ったままでは室内機から出たドレンホースが差し込めません。
とはいえこれまでのように断熱を長くむいてしまうと壁内で結露を起こします。
ぴったりの長さになるように、そして排水勾配が確保できるように調整するのに何回も抜き差し。
奥の方にある塩ビ管へホースを差し込むのも冷媒管や電線、グラスウールに阻まれて簡単ではありませんでした。
室内機はほぼ接続完了
右にあるアース線は前面のパネルを付けてからつなぎます。
カバーを取り付けて室内機完了。
ドレン排水試験をして壁内への漏れがないか、きちんと屋外へ排水されているか確認し問題ありませんでした。
電線を接続したところのカバープレートの色はコンセントと同じものが入手できずアイボリーを使用。
室外機の出し入れはお客さんの手をお借りしました。ありがとうございます。
試運転チェックも立ち会いいただき完了しました。
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