公営住宅で専用回路増設
川崎市高津区にある公営住宅でエアコンの取り付け工事をしました。
いままで付いていたエアコンが故障したため入れ替えです。
しかしエアコン専用コンセントがないので回路の増設工事をします。
せっかく工事しても居住者が退去時は撤去し原状回復だそうですよ。
人が入れ替わるたびに増設と撤去が繰り返されるわけですね。
なんともまぁ・・・
工事が終わって分電盤の中
ケーブル3心を使い赤色の線をアース線として緑色の表示を付けておきました。
左の1回路だけで他の電灯やコンセントすべての電気を賄っているんですね。(右のブレーカーは使われてません)
う~ん・・・
いままで電力会社との契約が20Aだと思うのでこれを機に30Aに上げたほうがいいですね。
「あの左の白いのはなんだろう?」と思われた方、
それはただの接続器でなんの機能もありません。
まだ多くのお宅ではこの部分に電力会社の電流制限器(リミッター)などが契約容量に応じて付いていると思います。
屋外にある電力計をスマートメーターというものに取り替えると電流制限器が取り外され代わりにこの接続器が付けられます。
「ブレーカーが落ちなくなるの?」
いいえ、その機能がメーター側に付いているんです。
「え?落ちたらどうすんの?」
通常は自動で復帰ます。
短時間に連続して何回も落ちると電力会社へ連絡しないとだめですが。
それに契約アンペアの変更も連絡するだけでOK。条件にもよりますが作業員は来ません。
結構便利ですね。
なお電力会社側で電気を止めることも簡単にできるので料金未納にはご注意。
(そうそう止められることはないと思いますが)
スマートメーターは電力会社側から遠隔でいろいろ操作できるんですよ。
おっとまた話がズレました。
取り付けたのは15/20A兼用。
15A用でもよかったのですが20A兼用のほうがしっかりしてますので。
途中に間仕切りのふすまがあったので
ケーブルが傷まないように床まで板を取り付けて保護。
開閉のたびにパッタンパッタンされたらケーブルでも持ちませんからね。
公営住宅では壁に穴を開けるわけにはいきませんし。
各測定や極性確認をして電気工事は終了しました。
今回の電気工事で使用した測定器は絶縁抵抗計、接地抵抗計、回路計、検電器、放射温度計です。
線をつないでブレーカーON!ハイサイナラ~ということはしません。
http://kato-aircon.com/
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