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2020年2月14日 (金)

エアコンの寿命は

古いエアコンでは故障して点検にきてもらったら部品がなくて修理できないと診断されるケースがあります。

現在主流のインバーター制御のエアコンでは室外機内部にある制御基板(インバーター基板)の不具合が一番多い故障ですね。

メーカー補修部品の在庫があれば修理は可能なのですが、ルームエアコンでは製造から10年程度でほぼなくなります。

長く使用することを想定していないからです。
近年では室内機に”設計寿命10年”と表示されてますね。

メーカーは長期の使用で事故などが発生することを警戒、責任の回避策を講じ、更なる利益につなげるのをビジネススタイルとしているようです。
長く愛用するのは望まれていないんです。(お寒い話でございます😅)

これは故障した室外機の制御基板です。
室外機内部の電気部品
十数年経過していると思います。

近づいてみると
エアコン制御基板部品の劣化
パーツが劣化してますね。

でもこの部品が故障の原因ではなく別のところでした。

目に見える劣化とは別に見えないところでも徐々に傷んできます。

たまたま運よく基板の在庫があってこちらのエアコンは修理できましたが。

基板には
室外機制御基板
このようにたくさんの部品が付いています。
(各パーツが大きいので古い世代の基板です)

メーカーの補修部品は基板まるごとアッセンブリー(組品)になっていて個々のパーツは部品設定がなく入手できません。

たとえこの中から故障部品を特定できて汎用パーツがあり交換したとしても、また別の部品が劣化故障なんてことになるでしょう。

またそのような修理はメーカーから改造とみなされる可能性がありおこないません。
技術があればなんでもやっていいというわけではないんですね。

ヘタなことして発火でもしたらおしまい😱
エアコンは電流量が多いので危険です。

いずれにしてもメーカーは10年以上のものはどうなっても知りませんよと宣言しているので、それを超えて故障したら寿命と判断したほうがよいでしょう。

それでももう少し使いたいという方はメーカーへ部品在庫を調べますのでご連絡いただければと思います。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

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