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2020年2月 9日 (日)

室内のドレンホースは断熱が必要

マンションなどでは配管用の穴が室内機と少し離れたところに開けられていることがよくあります。
(横浜市栄区のマンションにて)

今回は
エアコン、室内施工途中
穴が下の方にあってパイプが長く露出します。

上の画像は冷媒管(フロンガスの流れる管)を屋外側から入れたところで、これからパイプを施工しようとしているところです。

まずは冷媒管を接続しました。
室内機に冷媒管を接続
エアコンが再使用品で断熱材がペッタンコ。
補強の断熱材を付けました。

左にあるのがドレン管。
冷房や除湿時に室内機から出る水を排水するためのホースです。

冷媒管を断熱して
冷媒管接続部を断熱

ドレン管の周囲の白い部分は断熱材です。

配管作業を続けます。
室内のドレン管は断熱付き
ドレン管を延長しますが、これも断熱付きドレンホースです。

ここに屋外用のドレンホースを使って断熱も被せていない施工をよく目にしますが、排水は冷たい水なので断熱材が被っていないと結露して水滴が付き滴下したりカビが生えたりしてしまうんですよ。

配管穴の方は
配管穴の屋外側に出るところまで断熱付きドレンホースで
屋外側に出るまで断熱ドレンホースで施工します。

そうしないと穴の中でも結露でびっしょりになります。

ついでにマンションでの”エアコン工事あるある”をひとつ・・・

よく穴の中でドレン逆勾配というのがあります。
排水管は流れる方向へ下り勾配を付けて水溜りの無いように施工するのが基本です。
ところが見える部分は勾配がとってあるのに穴の中で逆勾配という”片手落ち”が本当に多いんですよ。

施工する人がそこまで気にしていないためで、室内機から出る”ポコポコ音(ポンポン音)”の一番の原因となっています。
それでもって「これを付ければ音が止まりますよぉ」なんて逆止弁(ポコポコ音防止弁)なんかを売りつけられたりしたら・・・😆こわいこわい

施工が終わって試運転チェック中
エアコンの施工が終わって試運転中
パイプはテープ巻きでこのようになりました。

ドレン管は勾配、そして室内を通る部分は断熱が大切です。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

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