作業車のタイヤに窒素
月に一度位、作業車のタイヤの空気圧調整をしてます。
以前はガソリンスタンドでしていたのですが、どうもあの圧力計がまちまちで信頼性が低いんですよね。
どこかのスタンドでは「ズレているので何kPa足して読んでください」というようなところもありました。
どうしても扱いが雑になるのでしかたないのでしょう。
できるだけ正確なゲージを使用して安全を確保したい・・・
エアコンの配管溶接やガス漏れ点検などに使用している窒素です。
でも近頃ではガス漏れ検知器の精度が高くて窒素を使うまでもないことがほとんど。
昔は業務用エアコンで毎日のように配管溶接していた頃はアセチレン、酸素以外に窒素は欠かせませんでしたがルームエアコンでは溶接の場面は少なくあまり使いません。
なかなか減らないのでもっと別のことにも使った方がよいのでは、ということでタイヤへも使うことにしました。
間違っても酸素をいれてはいけませんよ。火が付いたら爆発的に燃えてリアル火の車😆になっちゃいます。
窒素ボンベを使用すれば酸素や水分を含まないのでいろいろとよいことがあるようですね。
でもボンベから直接使うことはできません。
窒素の充填をお願いすると14.7MPaもの高圧で封入されてきます。
MPa(メガパスカル)というと高いんだか低いんだかピンとこないという方もいらっしゃると思います。(私もそうです)
150kgf/cm2といえばわかりやすいですかね。
こんなのでいきなりタイヤに入れたら破裂してエライ😱ことになっちゃいます。
この調整器はエアコンの気密試験にも使用できるタイプなので二次側(レギュレーターから出る側)も10MPaまでメモリがありかなり高圧まで調整できます。
手前に見える棒のハンドルを回すことで二次側の圧力を調整し一定に保つことができるようになっています。
しかし二次側出口はエアコン用のアダプターが付いているのでそのままでは使えません。
エア工具ってクイックカプラー(ワンタッチで脱着できる)でホース接続するものが多いんですよ。
エアコン用窒素レギュレーターはチャージングホースが接続できる1/4インチと5/16インチになってます。
そこで1/4インチからクイックカプラーに変換できるものを作った次第です。
こうすることで他のエア工具類も使用できます。
(窒素でエア工具って・・・)
アダプターを付けました。
ちょっと長めですがしかたありません。
その先にエアホースをつなぎます。
カプラーなのでカチャンとさすだけ。
ネットで見るとタイヤインフレータとかいろいろな名前が出てきてはっきりとわかりませんがタイヤに空気を入れる工具を付けます。
そしたらレギュレーターのハンドルが緩んでいるのを確認して・・・
(締めこんであると二次側圧力が急に上がるので必ず緩んでいることを確認)
ボンベのバルブを開けます。
開けるときはゲージの正面にいると危険。
ガス溶接の講習などに行くと技能で習ったりしますが正面は開けた瞬間にゲージがすっ飛んで直撃をくらう恐れがあるそうです。
実際はどうなんですかね。ゲージが飛んだら近くにいれば何らかの負傷をするような気がしますが・・・保護メガネはしていたほうがいいですね。
一次側圧力(ボンベの圧力)はだいたい10.5MPa位ですね。
次にハンドルを負荷を感じるところからゆっくり回して二次側圧力を調整
二次側に接続されたホースなどの容量が大きいほどゲージの上がり具合にタイムラグがあるので慎重に行います。
0.5MPaで止めました。
まあそもそもレギュレーターがエアコン用なのでゲージは画像のように一目盛りしか動きません。
接続したエアホースの耐圧が最大1.5MPa、常用圧力が1MPaとなっているのでハンドルをあまり回すと勢い余って破裂しそうです。
タイヤもそんなには圧力ひつようありませんし。
このタイヤの最大圧力です。
車両側にはメーカー指定の圧力が書いてありますが、それより多く入れてます。
このタイヤを買ったお店で、このタイヤに限っては最大で入れるのがお勧めと言われたのでそうしてます。
車のメーカーとタイヤのメーカーでは見解がことなるそうです。
純正タイヤであれば車両メーカーの指定空気圧でいいと思います。
4本とも入れ終わってボンベの圧力を見ると
いくらも減ってませんね。
前回注入したときからタイヤの圧があまり落ちてなかったので。
ほかにも窒素の使い道を考えないといつまでたってもなくならんぞこれは・・・😅
車屋さんなどで窒素を入れてもらうと結構費用がかかるそうですね。
効果の程はよくわかりませんが空気(大気)を入れるよりはいいような気がします。
http://kato-aircon.com/
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