エアコン買うのは量販店?ネット通販?
エアコンを買おう!、買い替えよう!となったとき、みなさんは量販店派ですか?それともネット通販?
インターネットの普及した現在では通販を利用して購入される方も大勢います。
当店へ工事を依頼されてくる方のほとんどはネット通販ですね。
でもたまに量販店で買ったものを工事はそちらに頼まずにこちらへ依頼されてくることもあります。
理由は多分書かなくても皆さんおわかりでしょう。
わたしがエアコンを購入する場合はやっぱりネット通販。
いままでも知り合いのところを含めて10台以上購入したことがあります。
インターネットが不得意なお客さんのところでは購入手続きを手伝うこともしばしば。
ネット通販を選ぶ最大の理由は価格の安さでしょう。
メーカーから直送されてくることも割と多いので倉庫や店舗、人件費といった経費を抑えられますからね。
それと店へ出向かなくても簡単に購入できる手軽さ。
手続きが終わればエアコン本体(室内機と室外機)が宅急便で送られてきます。
当店のお客さんにはいろんな量販店へ見に行ってどれにするか決めたらネットで買うという方もいます。
まあ、いまではメーカーサイトで機能やスペックを詳細に知ることもでき比較も簡単です。
― 量販店仕様のエアコン ―
エアコンには”量販店仕様”なるものがあるのをご存知でしょうか。
量販店仕様と本来のメーカー仕様(以下メーカー仕様)があります。
同じものなのに双方で型式(型番)が違うんですよ。
ネット通販ではどちらの仕様も購入することができます。
また、メーカーサイトを見るとだいたい初めに出てくるのが量販店仕様のページ。
そしてわかりにくいように”[その他の名称]仕様”で別ページが用意されていてそちらがメーカー仕様です。
それでも中には量販店仕様の型番を検索しても出てこないメーカーもありますね。
その他には量販店仕様に販売店の頭文字(アルファベット)が加えられたものも存在します。
では量販店仕様とメーカー仕様に違いはあるのでしょうか。
メーカーに聞いてもおそらく”同じもの。型番を分けているだけ”と言われるかもしれません。
でも業者の目はごまかせませんよ😁
調べると製品仕様や電気配線図をみてもほとんど同じ。
一般の方は流通ルートが異なるだけでやはり同じものと思うでしょう。
ところが詳細仕様をよ~く見ると許容配管長、許容高低差、チャージレス配管長(ガス補充不要の配管長)の欄だけが異なります。
(メーカー仕様の方が許容長などが長い)
やはりどこかに差があるということですね。
でなければ同じ型番を使うはずです。
これを見て何が異なるのか少し考えました。
電気配線図をみてもすべて同じ回路。製品質量や大きさも同じ。電気特性も同じ。封入ガス量も同じ。
ということで表立ってのちがいはありません。
量販店仕様は製造費を抑えて安く造られたものと思いますのでその辺をよく考えると・・・
コンプレッサー?・・・まじか・・・
う~ん、これしか思い浮かばない・・・
許容配管長などの差はこのほかの部品を変えてもあまり変わることはないでしょうし製造費用の節減にはほとんど寄与しません。
しかし心臓部ともいえるコンプレッサーは車でいうところのエンジンに相当するエアコンを構成する部品の中でも一番高いパーツ。
しかもモノによって許容配管長などの差になります。
これを安価なものにすればエアコンの価格を抑えられ実店舗で販売してもそれなりの利幅を確保できるのではないでしょうか。
あくまでも推測に過ぎませんが。
昔、某エアコンメーカーさんは冷媒の流れを制御する部品を、量販店仕様には安価な”キャピラリーチューブ”(細いストローみたいなもの)、メーカー仕様には高価な”電子制御膨張弁”を搭載していました。
さすがにこんなあからさまな違いがあるとまずいですよね。
それでも当時メーカーさんに確認すると”同じもの”の一点張りでしたから。
ネット通販ではメーカー仕様品を安く購入することができます。
あとはよく比較検討していただき、どちらを選ぶか、どこで買うかは自由です。
http://kato-aircon.com/
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