エアコンのコンプレッサー(3)
みなさん、エアコンのガス漏れって聞いたことがありませんか?
漏れてガスが減ってくると冷暖房共に効かなくなってきます。
エッ!、暖房は電気ヒーターじゃないの?・・・という方はさすがに最近少なくなりましたね。
ガス漏れで点検をすると漏れている部分に油が付着していることがよくあります。
どこからその油はくるのか?
なんでコンプレッサーにオイルが・・・
自動車にエンジンオイルが入ってないまま作動させれば焼き付いたり、異常な摩耗が起きてだめになってしまうのはご存知ですよね。
それと同じです。
コンプレッサー内の各部を潤滑しているんですよ。
オイルがなければ異常摩耗、焼き付きによるロックなどが起きます。
コンプレッサー底部に溜まっているオイルはある程度ガスと一緒に動きまわり圧縮機摺動部やその周囲に付着して機能します。
そしてガスとともにコンプレッサーから吐出されたオイルはそのままヒートポンプサイクルを循環してまたコンプレッサーへと戻ってきます。
そのためガス漏れがあるとそこからオイルも一緒に出てくるというわけです。
またヒートポンプサイクルを循環するオイルはその他部品の摺動部潤滑にも一役買っていると思います。
でもコンプレッサーへのオイル戻りが悪くて潤滑不良になることもあるんですよ。
例えば室内外機を結ぶパイプが許容配管長や許容高低差を超えている場合や指定より太いパイプを使用したりすると起きやすくなります。
ガス不足でもありえますね。
これらはすぐに症状が現れませんが寿命にかかわってきます。
また車のエンジンオイルなどと異なり交換は基本的にしないんですよ。
エアコンが壊れるまでそのままです。
なお新品のルームエアコンにはコンプレッサーにオイルが予め封入されているので現場で入れることはありません。
http://kato-aircon.com/
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