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2019年12月25日 (水)

努力の跡

あるお客さんのお宅へ訪問したところ・・・
床に置いた電気器具と配線
これを見せてくれました。

これなんだと思います?

電気のコンセントやらスイッチやらが電線でつながれてますね。

なんかの実験装置のようにも見えます。

じつはこれ第二種電気工事士の技能試験に向けて練習用に作られたものです。

こちらのお客さん、最近この電気工事士の資格を取得されました。

その努力の痕跡ですね。

国家資格である第二種電気工事士は筆記試験を受けて合格すると次に技能試験を受け、それも合格できれば各都道府県へ申請して免状交付を受けることができます。

技能試験の出題は単線図といって簡素に書かれた図面を元に必要な電線、器具を用意し制限時間内に完成させるというものです。

初めて単線図を見た人はこれがどうして画像のような実配線になるんだろう?と戸惑うと思いますね。

それを頭の中で複線(実際の配線)に置き換えて実物を組み立てます。
人によっては複線図を書いてから施工するかもしれません。

なにしろ制限時間がうまいこと設定されていて、割と急いでやってもギリギリだったりするんですよ。

練習し始めは必ず時間オーバーします。

なんどもなんども組み立ててはばらしてを繰り返しようやく時間内に正確にできるようになります。

そしてミスをすると落とされるポイントがあるのでそこは確実に仕上げます。

例えばレセプタクル
レセプタクルの配線
電球の受口ですが・・・

電線をねじ止め接続してますが、ここでのポイントは電線の巻方向、どの程度巻かれているか、ねじの頭からはみ出してないか、極性(交流にも極性があります)、その他・・・

いまどきレセプタクルなんてほとんど見かけませんが、他の施工にも通じるものが含まれているため現在でも使われているんでしょうね。

わたしが電気工事士を取得した三十数年前もレセプタクルが使われてました。

実際の現場では使ったことも見たこともありませんが😅
(あったかな?・・・記憶にない)

もしかしたらホームセンターに技能試験練習する人が購入するので売ってるかもしれませんね。

なんだかなつかしい気分になりました。😊

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