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2019年12月27日 (金)

コアドリルの手入れ

先日コアドリルでの穴あけを載せましたが、刃の切れ味が少し落ちたので研ぎます。
切れ味の悪くなったコアドリル
コアドリルと呼ばれることが多いと思いますがホールソーともいいますね。

(ホールソーのほうがわかりやすい)

周囲には
コアドリルのチップ
硬いチップが付いていてこれで壁を削り穴を開けていきます。

何本も硬い壁に穴を開けるとチップの先端がだんだんと丸みを帯びてきて時間がかかるようになります。

削れず舐めるような感じになってしまうんですよ。

特にエアコン工事では壁の材質が多様で石膏ボード、ALC、合板、サイディング、金属板、モルタル、ブロックといろんなものを切ります。
なので刃もだめになるのが早いんです。

使用するのはダイヤモンドのヤスリ。(安物😅)
超硬チップを研ぐためダイヤモンドヤスリ
超硬チップはこれで研ぎます。

いまはほんといいものが安く手に入っていいですね。
昔はこんなもの売ってませんでした。

刃が切れなくなっても根性で開けてたんです。
無理して使うので厚めの合板だと焼けて煙が出るなんてことも。

新品の刃でも当時は外壁が硬いモルタルばかりでしたから数本開けると使い古したものと切れ味が変わらなくなりましたね。

”両刃”といって反対側もチップが付いて前後逆にして二度使えるものもありました。(いまもあるのかな?)
でもチップがいまいちですぐ切れなくなると言われてましたが・・・

押さえにクランプを使います。
作業車の後部に付けたクランプ
形状は万力ですね。

これが結構便利なんですよ。
なにか加工しようというときに活躍してます。

刃をクランプに固定
コアドリルの刃をクランプに固定
こうすることで刃のぐらつきが無くなるので正確に削れます。

手も疲れませんしね。

このようにヤスリをあてて
コアドリルのチップにダイヤモンドヤスリをあてて
チップをひとつひとつ研ぎます。

ヤスリを裏返して見ると
チップを削ったヤスリ面
チップを削ったところは黒くなってます。

削り粉がここまで詰まるとあまり研げなくなるので反対面にしたり粉を落として使います。

一周終わりました。
研ぎ終わったコアドリルのチップ
これで切れ味復活。

そしてもう一つありますよ。

センタードリル
センタードリルを研ぐ
これも研ぎます。

硬い壁ではこのセンタードリルがなかなか貫通せず時間を費やすことがあります。

なのでこれも研ぐことが大切。

全部終わったら最後の仕上げは
仕上げにCRC556を吹き付け拭く
工事屋さんだいすきCRC556。

周囲にこれを吹き付けて拭き上げます。
サビ止めになります。

わたしはこの刃の手入れくらいにしか使いませんが、むやみやたらになんにでも吹き付けてる人いますね。
そこにかけちゃだめだろってところにこってりと・・・

ま、それはいいか

石膏ボードの粉が付着しているとサビるんですよ。
サビたまま使用すると開けた穴の内側に赤茶けた色が付きます。

それにサビサビの刃を持って来られたら”え゛~”って感じですよね。

これで完了。

ふぅ・・・😊

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

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