« 2019年11月 | トップページ | 2020年1月 »
これからの季節、たまに積雪なんてことがあるので
作業車のタイヤに滑り止めチェーンを巻いてみました。
横浜、川崎などは雪が積もって滑り止めが必要になるのはあっても年に1度か2度くらい。
めったにチェーンのお世話にはなりません。
ところが突然の雪でチェーンをいざ出すと絡まっていたり、付け方を忘れてしまうなんてこともありえます。
そんなことのないように練習を兼ねて巻きました。
とくに問題もなくすんなり巻けましたが、そりゃ雪がなければ簡単ですよね。
雪の積もる中チェーンを脱着するのは大変です。
また幹線道路に出ると雪がなくてそのたび外したり付けたり・・・
冷たさで手は痛くなるはズボンは濡れるはでたまりません。
作業車のタイヤはトラック用なので昔からあるラダーチェーンってものです。
雪がないところではそりゃもうガタガタガタガタ・・・耐えられない振動がきます。
乗用車みたいに気の利いたチェーンは着かないし・・・
なのでできれば使いたくないんですよね。
スタッドレスタイヤほどの走破性はもちろんありませんが少しの雪であれば平気です。
水たまりを走行しても普通のタイヤよりハンドルを取られないメリットもあります。
季節ごとにスタッドレスタイヤに履き替える手間も大変ですし、滑り止めが一度も必要ない冬だって珍しくありません。
そこでこのマッド&スノーが年中つけっぱなしにできて便利。
走行音が大きいですけどね。
しかしタイヤの溝がすり減ってそろそろスノータイヤとしては限界が近くなってます。
サマータイヤとしてはまだまだ溝があるので来年秋ぐらいには履き替えかな~
今冬もチェーンを使わずすみますように・・・😊
http://kato-aircon.com/
先日コアドリルでの穴あけを載せましたが、刃の切れ味が少し落ちたので研ぎます。
コアドリルと呼ばれることが多いと思いますがホールソーともいいますね。
(ホールソーのほうがわかりやすい)
周囲には
硬いチップが付いていてこれで壁を削り穴を開けていきます。
何本も硬い壁に穴を開けるとチップの先端がだんだんと丸みを帯びてきて時間がかかるようになります。
削れず舐めるような感じになってしまうんですよ。
特にエアコン工事では壁の材質が多様で石膏ボード、ALC、合板、サイディング、金属板、モルタル、ブロックといろんなものを切ります。
なので刃もだめになるのが早いんです。
使用するのはダイヤモンドのヤスリ。(安物😅)
超硬チップはこれで研ぎます。
いまはほんといいものが安く手に入っていいですね。
昔はこんなもの売ってませんでした。
刃が切れなくなっても根性で開けてたんです。
無理して使うので厚めの合板だと焼けて煙が出るなんてことも。
新品の刃でも当時は外壁が硬いモルタルばかりでしたから数本開けると使い古したものと切れ味が変わらなくなりましたね。
”両刃”といって反対側もチップが付いて前後逆にして二度使えるものもありました。(いまもあるのかな?)
でもチップがいまいちですぐ切れなくなると言われてましたが・・・
これが結構便利なんですよ。
なにか加工しようというときに活躍してます。
刃をクランプに固定
こうすることで刃のぐらつきが無くなるので正確に削れます。
手も疲れませんしね。
ヤスリを裏返して見ると
チップを削ったところは黒くなってます。
削り粉がここまで詰まるとあまり研げなくなるので反対面にしたり粉を落として使います。
そしてもう一つありますよ。
硬い壁ではこのセンタードリルがなかなか貫通せず時間を費やすことがあります。
なのでこれも研ぐことが大切。
全部終わったら最後の仕上げは
工事屋さんだいすきCRC556。
周囲にこれを吹き付けて拭き上げます。
サビ止めになります。
わたしはこの刃の手入れくらいにしか使いませんが、むやみやたらになんにでも吹き付けてる人いますね。
そこにかけちゃだめだろってところにこってりと・・・
ま、それはいいか
石膏ボードの粉が付着しているとサビるんですよ。
サビたまま使用すると開けた穴の内側に赤茶けた色が付きます。
それにサビサビの刃を持って来られたら”え゛~”って感じですよね。
これで完了。
ふぅ・・・😊
http://kato-aircon.com/
あるお客さんのお宅へ訪問したところ・・・
これを見せてくれました。
これなんだと思います?
電気のコンセントやらスイッチやらが電線でつながれてますね。
なんかの実験装置のようにも見えます。
じつはこれ第二種電気工事士の技能試験に向けて練習用に作られたものです。
こちらのお客さん、最近この電気工事士の資格を取得されました。
その努力の痕跡ですね。
国家資格である第二種電気工事士は筆記試験を受けて合格すると次に技能試験を受け、それも合格できれば各都道府県へ申請して免状交付を受けることができます。
技能試験の出題は単線図といって簡素に書かれた図面を元に必要な電線、器具を用意し制限時間内に完成させるというものです。
初めて単線図を見た人はこれがどうして画像のような実配線になるんだろう?と戸惑うと思いますね。
それを頭の中で複線(実際の配線)に置き換えて実物を組み立てます。
人によっては複線図を書いてから施工するかもしれません。
なにしろ制限時間がうまいこと設定されていて、割と急いでやってもギリギリだったりするんですよ。
練習し始めは必ず時間オーバーします。
なんどもなんども組み立ててはばらしてを繰り返しようやく時間内に正確にできるようになります。
そしてミスをすると落とされるポイントがあるのでそこは確実に仕上げます。
電線をねじ止め接続してますが、ここでのポイントは電線の巻方向、どの程度巻かれているか、ねじの頭からはみ出してないか、極性(交流にも極性があります)、その他・・・
いまどきレセプタクルなんてほとんど見かけませんが、他の施工にも通じるものが含まれているため現在でも使われているんでしょうね。
わたしが電気工事士を取得した三十数年前もレセプタクルが使われてました。
実際の現場では使ったことも見たこともありませんが😅
(あったかな?・・・記憶にない)
もしかしたらホームセンターに技能試験練習する人が購入するので売ってるかもしれませんね。
なんだかなつかしい気分になりました。😊
http://kato-aircon.com/
先日、使用している作業車のエンジンチェックランプが点灯したことを載せました。
そして今回修理が完了!
部品と工賃で約3万円でした。
エンジン排気管に2つ付いているうちの1つが壊れていました。
ディーラーのサービスマンから聞いた話では当方と同じ車種でも初期型はこのO2センサーが1つしか付いていなくて、それが故障するとエンジンがかからなくなったり止まったりしたそうです。
その初期型を以前使ってました😅 いまは最終型。
初期型にはリコールや不具合が多くてディーラーへ何度も預けましたねぇ。
なので初期型は避けたほうがいいと考えてます。
そしていまはセンサーが2つあることで片方が故障してもエンジンが止まることは回避できるようですね。
ちょっと余談ですが・・・
家庭用エアコンもできれば初期型というか初期ロットのものは避けたほうが無難です。
エアコンメーカーは火が出るとか人命にかかわるような不具合はリコールしますが、それ以外の不具合は知っていてもユーザーからクレームが入るまで放置。
指摘があると無償で改良された部品に交換したり追加したりします。
理由も言わず「無料で直します」というときがあやしいですよ。
でもたしかサービス期間が決められていてそれを過ぎるとたとえメーカーの不備だとしても有償になるんではないかと・・・(定かではありません)
後発ロットでははじめから改良部品が搭載されている可能性が高くなります。
話は車に戻りましてこれでまたしばらくは安心して走れます。
現場へ向かおうとしたらエンジンかからないではシャレになりませんからね。
作業車の管理とメンテナンスも仕事のうちです。
http://kato-aircon.com/
横浜市内で一戸建て3階部分にエアコンを取り付けました。
バルコニー等はなく室外機は地上に設置します。
ただこのような場合、条件がよくないと設置できません。
お隣との間が狭い場合は梯子などが立てられない(立てても垂直に近く登れない)ためです。
床と天井の間が140cm程度なので通常よりも1mほど低く脚立が必要ありません。
据付板を取り付けました。
穴はすでに開いていて壁紙を切っただけです。
こちらのお宅は高気密高断熱だそうで穴は建築工事で開けられてスリーブ(養生管)も入っています。
建物には空気の循環装置も付いていて、先日1階に1台冷房能力4.0kW(14畳用)のタイプを設置したのですが、それだけで全館暖房ができていました。
1階と3階での温度ムラも感じません。たいしたものですね。
循環装置と冷暖房装置が一体となったシステムもありますが、あれは故障や交換の際に大変なコストがかかってしまうので将来のことを考えるとこちらのお宅のタイプのほうがいいかもしれません。
そして3階に取り付けるエアコンは冷房時をメインに想定してのようです。
冷たい空気は重いので理にかなっています。
穴は左後ろなので室内機背面で配管接続
態勢がきびしいので壁を汚さないように養生シートを貼りました。
低い位置で工事するのは脚立上とはまた違った意味でたいへん。
足腰にきます😅
室内機の設置は完了
この画像はすべて完了して電源プラグを差し込んだ状態のものです。
エアコン本体は移設してきたものなので室内機右側の配管取り出し口が切ってあります。
(以前右出し配管だったため)
ちなみにこの機種、部品を取寄せて交換すれば塞ぐことも可能。
そしてこんどは屋外側の施工です。
3階部分で地上から約7.6mほど。
じつはこれもともと三連梯子なんです。
この三連梯子は二連梯子にもう一つ足してボルトナットで固定しているだけなので普段は外して二連だけで使うことができるんですよ。
おそらくメーカーはこの使い方を推奨しない(多分改造扱い)と思いますが、必要もないのにいつも三連では重いしかさばるしで使いにくい。
なのでめったに使わない3段目は普段外してあります。
立てました。
この梯子は最大8.3m程度まで伸びるのでまだ余裕があります。
下から見るとそれほど高く感じませんがてっぺんに登ると周囲に支えるものがないのでさすがに怖さを感じますね。
胴綱(U字吊り具)を使用して作業しました。
念のため梯子は両サイド転倒防止にロープを張っています。
たまに下で支える人がいれば・・・なんて話を聞きますがそれは意味がありません。
人が登った状態で転倒しそうになった梯子を下で支えることはできません。
外壁の配管は化粧カバーで仕上げます。
途中曲がったりするとみっともないので
チョークラインで墨出し。
墨つぼが下げ振り代わりになります。
周囲に基準となるものがない場合は下げ振りで垂直を出します。
墨(チョークの粉)を打ったらそれに合わせて化粧カバーの取り付け、配管。
壁が白くて露出アンダー、補正してないので・・・
室外機も設置完了
置台はお客さんのご希望でエアコン用コンクリートブロック使用。
ということで無事完了しました。
3階建てを建てたり、購入したりする場合は3階部分のエアコン設置が容易にできるか否かも重要です。
ルームエアコンで脱着、修理するたび高所作業車を使用したり、足場を組んだりしていたのではお客さんの費用負担がたいへん。
当方も3階となれば状況によってお断りする場合も多々あるのが現状です。
http://kato-aircon.com/
新築一戸建てなどのお家でエアコンを取り付ける際におこなう穴あけ。
どんなふうにやっているか基本的な手順をご紹介します。
ただし建物の構造によってその方法が変わることもあるので参考程度と思ってください。
まず建物の図面があれば壁の構造を確認します。
やみくもに穴を開けたらたいへんなことになりますので。
作業に入る前に外壁の状況も見ます。
これをしないでうっかり雨戸に穴を開けたなんてことを聞いたことがあります。
いまではシャッターなどに要注意。
とある量販店さんの工事で新築のシャッター部に穴を開けられたというのがありました。
ここでいきなりコアドリルで穴あけはしません。
あまりにも危険です。
もし筋交い、動かない電線類などがあれば穴の位置をずらすなり対処をします。
壁内の安全が確認できたらここで据付板を固定します。
センタードリルが穴の中心となります。
このセンタードリルは単なる心出しというだけではありません。
これがないとドリルを回した際に円周の刃が壁を駆けずり回ってえらいこっちゃ😱になります。
内壁の石膏ボードをあけきる前にドリルを止めます。
なぜかというと電線が石膏ボードの内側に貼り付いていることがあるんですよ。
一気に開けてしまうと電線まで切ってしまうことがあります。
これは断熱材の袋のようなもの。
このビニールと石膏ボードの間に電線が挟まっていることがあります。
電線、ガス管、アンテナ線などが付近に隠れていないかよく調べます。
断熱材もしっかりよけます。
適当にこれをやるとドリルに断熱材が巻き込まれてごっそり取れてしまうことがあるため。
ここまできたら再度コアドリルで外壁側を開けます。
しかしセンタードリルが外壁を貫通したと感じたらまたストップ。
何度も止めてめんどくさいですね😅
ドリルはこのままにして外壁を見に行きます。
貫通したセンタードリル
この時点で再度外壁側に問題ないか見ます。
大丈夫ですね。(外壁はサイディング)
でもここで一気に外壁まで開けません。
外壁側構造用合板に円周の溝が掘れた時点で再度コアドリルを抜きます。
なんで?と思われることでしょう。
これをせず一気に穴を開けようとするとコアドリルが壁に食い込んでロックしてしまう恐れがあります。
ロックしてしまうとドリルを逆転させようが簡単には抜けなくなります。
それを回避するためセンタードリルを外します。
これでロックしません。
先ほど構造用合板に円周の溝を掘っておいたのはセンタードリルがなくてもドリルが踊らずに済むため。
周囲のねずみ色っぽいのは飛んだ粉なので払えば簡単に落ちます。
こちらのお宅では6台設置したので穴あけも6つ。
刃のチップを研いで伺いましたがサイディングの外壁は硬いので6本目はさすがに切れ味が落ちていました。
また研がないと😅
先ほどコアドリルの刃が壁に食い込んでロックすることがあると言いましたが昔はこれでみんな苦労してました。
いまのドリル本体(私はボッシュ)の多くは安全クラッチが付いているので空回りして問題になりませんが、昔は変速なし(オンとオフしかない)、クラッチなしがあたりまえ。
ロックするとどのようなことが起きるかというと、突然ドンッ!というものすごい衝撃と痛みを感じ恐怖を覚えます。
このとき絶対に手を離してはいけません。ドリル本体側が回転しようとするのを押さえながらトリガースイッチを放します。
なので全神経を集中していつロックが起きてもいいように構えていました。
衝撃の瞬間に運悪く手がドリルの回転保持ボタン(回りっぱなしになるボタン)にあたって押されてしまうと、場合によってはパニックになって誰かに電源プラグを抜いてもらうまで回転トルクと戦うことになります。
その間、ドリル本体は”ブーン・・・”と唸り続けます。
手を緩めるとドリル本体が回転して更なる被害を及ぼします。
また当時はドリルは絶対右側に構えないとだめでした。
左に構えると左手でドリルのトリガー部をつかむことになり、ドリルがロックした際にそのトリガー部分に入っていた指が回転力によって折れてしまうため。
これで指を折った人はたくさんいましたね。
だいたいは初心者の人でしたが。
まえはこんなに危険な作業だったんですよ。
こうした中、ドリルの流れを変えたのはヒルティとボッシュだったんじゃないかと思います。
日本のメーカーじゃないんですよね。
当時の日本メーカーは努力と根性の振動ドリル😅
海外製でははじめにヒルティを使いましたが無段変速、正逆転、強力なハンマー機構、クラッチ付き、脱着容易なシャンク形状と驚きました。
日本は遅れてるな~と思いましたね。
やはり安全な工具が一番です。
http://kato-aircon.com/
最近持ちが悪くなったなあー、と思いながらもだましだまし使用していたドリルドライバーのバッテリー。
ここのところの寒さで一段とその症状が悪化。
朝一番はドリルドライバーの回転が明らかに遅く、負荷をかけると止まってしまうこともあります。
充電器にさしてもすぐに充電完了。
こりゃいよいよかと新しくすることにしました。
使用しているのはBOSCH(ボッシュ)製なのでそこらのホームセンターに行っても在庫としてはほとんど置いてません。
あったとしてもDIY仕様だけですね。
こうなるとやはりネット通販。
やっぱり便利だ~😊
デザインが変わりました。
0.7Ahほど増えてます。
心強いですね。
ところでバッテリーの”Ah”の読み方は”アンペアアワー”
ご存知の方も多いと思いますが2.0Ahであれば2Aで使い続けて1時間(h)持続できます。
4Aなら30分、1Aなら2時間という具合です。
要はバッテリーの持続可能な放電量。
大きいに越したことはありません。
重さも持った感じでは変化ありませんでした。
バッテリーの形状が一部突起の位置が異なっていたのでもしや・・・と思いましたが大丈夫でした。
”おぉ、回転が速い”
古いバッテリーは徐々に回転が落ちていたので気付きませんでした。
だいぶ電圧が落ちていたみたいです。
話は変わりますが・・・
いまどき18Vやへたすりゃ36Vなんていうインパクトドライバーなどが出回っている時代にたったの10.8V、しかもドリルドライバーで仕事になるの?
と心配されそうですがまったく問題ありませんよ。
ルームエアコン程度であれば10.8Vが施工性も良く適正ではないかと思います。
インパクトドライバーは打撃でエアコンや部材などを破損することがあるのでクラッチの付いたドリルドライバーの方が扱いやすく締め付けを安定させることができます。
どの程度の力で締め付けているかがクラッチでわかります。
また、使用しているドリルドライバーは回転も高めでドリル使用にも不満はありません。
トルクも不足を感じたことはありませんね。
なんといっても本体とバッテリーの軽さとバランス。手を伸ばして構えてもプルプルしません。
たぶん10年以上10.8Vで施工してますね。
ドライバー本体はすでに新しいタイプが出ていてそちらはベルトフックが取り付けられるようになってます。
ほしいな~😅
http://kato-aircon.com/
大切な仕事の道具のひとつである作業車が・・・
帰りがけコンビニによってエンジンを掛けると
警告灯がひとつ消えません。
あちゃ~😱
この時期になって故障はちょっと・・・
ちょうど一年前の同じ時期には冷却水のサーモが不調でオーバークールになり修理してもらったことを思い出しました。
走行距離86000kmですがだんだんと不調が出てきます。
でもエンジンは何事もないようにいつも通り作動しています。
ディーラーで見てもらうと”O2センサー”不良とのこと。
近頃の車ではよくある故障事例のようです。
このセンサー、エンジンからの排気管に付いていて燃料濃度調整のためにあるようですね。
この車は2個ついていてそのうちのひとつが故障と診断されました。
燃費が悪くなったり、ふたつとも故障するとエンジンがかからなくなったりするそうです。
小さな部品ですが交換するとひとつ3万円位かかります。
(部品代がやたら高い)
修理をお願いしましたが年末が近づき工場が混んでいるため最短で10日後。
通常は一時間程度の作業時間らしいですが、排気管についているため焼けて固着していると長時間になることもあるそうです。
いまの自動車っていろんなセンサーやモーターなどが付いていてコンピューターで管理されているので細かな部品がよく壊れますね。
エアコンも高機能、高省エネ性能な機種ほど部品点数が多くて故障も増えますからね。
そもそも排気管にセンサーを付けるという発想がどうかとも思いますが・・・低燃費や排ガス規制などで仕方ないのでしょうか。
まあでもこの程度の故障でよかったと思います。
http://kato-aircon.com/
お引越しに伴いエアコンの取り外しを行いました。(横浜市)
パイプの曲げR(アール)が大きいなと思ったらその部分に銅管のジョイントがあるためでした。
われわれ業者はこれを”天吊り”と呼んでますが、本来は”公団吊り”とかいうんですよね。
もともとは公団が始めた設置方法だからだと思います。
なので天井部に4か所ボルトの受け(インサート)があるのですが50cm×50cmと寸法が決まっています。(たまにおかしなところもありますが)
お供え物でしょうか?😅
冗談はさておき、これは鳥が運んだもの。
外したカバーには木の実が入ってました。
狭い空間なので小鳥ですね。
可哀想ですがしかたありません撤去させていただきます。
これもいろいろ方法や考え方がありますが、わたしが行うのは大気を混入させず、残留ガス量(抜けるガス)も最小限にするやり方。
配管類、室内機の取り外しが終わって残るは室外機。
これを取り外します。
昔は脚立に乗って肩に担いで下ろしたりもしましたが、もうそんなサーカスみたいな超ガテンで危険な仕事はしませんよ。
ちょっと器具のセットに手間はかかりますが一番安全な方法です。
板が付いてますが、この器具ちょっと設計に難があってこれを付けないと吊り金具が斜めになりベルトがあたって昇降の抵抗になるのでそれを防ぐため。
改良してほしいなと思ってましたがどうやら器具の製造自体をやめてしまったようです。
あんまり売れなかったんでしょうね。
エアコン屋は力業で仕事する人が多いので・・・3K😁
天井のインサートにさしたボルトは
シリコンシーラントを塗布してあったのでサビはなし。
以前設置したときにサビ止めに塗っておきました。
インサートには初め化粧用にステンレスのボルトがさしてあるのですが、これをそのまま使うと天吊り用の金具との接触部などにサビが発生しやすくなります。
そのため当店は鉄のボルトナットを用意して取り付けているんですよ。
また天井に埋め込まれているインサートも鉄であることがほとんどなのでそれに合わせることも肝心。
そのほかインサートが10mm(ミリネジ)で化粧にさしてあるボルトが3/8インチ(インチネジ)ということもざらにあるためインサート側に合ったボルトを選定します。
3/8インチのほうが細いのでスルスルっと入っちゃうんですよ。でも実際はネジのピッチもあってませんから。
この化粧用のプラワッシャーとボルトナットは設置したときにお客さんに手渡し保存してもらっていたものです。
久しぶりの天吊り工事でした。
近年、室外機の天吊りは減っていますね。
バルコニーが広く使えるメリットはありますが、カーテンを開けると窓から思いっきり室外機がぶら下がっているのが見えて眺望が台無しになったり、背の高い方は頭をぶつけたりしますので。
でも消防法の関係で天吊りせざるを得ない建物もあります。
http://kato-aircon.com/
並列につながった抵抗の合成抵抗値・・・
高校などでも習うんですかねぇ
今回は頭の体操。電気工事士などの筆記試験にも出てくるような簡単な回路でみてみましょう。
例えばこんな回路
このAB間の合成抵抗は?、なんて問題があったとします。
(R1、R2、R3がそれぞれ抵抗)
ところで、昔は抵抗と言えば
この図記号だったのですがいつの間にやらただの長方形に変わってました。
うぅ、年じゃ・・・なじめん
まあそれはいいとして、
合成抵抗値(ここではR0(アールゼロ)とします)を求めるのに
こんな式を習いますね。
この回路の抵抗値を式にあてはめると
はい簡単に2.5Ωとわかります。
電卓使えば簡単ですね。
でもこれではうわべだけ覚えたということであまり意味がありません。
電気はこのほかにもたくさんの公式があってそれを丸暗記すれば試験などには有効です。
しかしそれでは単に知っているだけであって理解しているうちに入らないのではないでしょうか。
もちろんわたしが電気を理解しているわけではありませんよ。
でもオームの法則と共に直列、並列回路は基礎中の基礎。これをないがしろにすると電気の理解は深まりません。
ではなんでこの計算式で合成抵抗値が出るのか・・・そこをもう少しだけみてみましょうか。
ただし考え方に独特なところがあると思いますのでご了承ください。
さっきの回路に電圧と電流を仮定して書き入れてみます。
このようにしました。
両端にかかる電圧をV[V]とします。
このような並列回路では各抵抗にかかる電圧も同じV[V]で分圧されることはありません。
流れる電流はI0(アイゼロ)[A]で入ってその後3つに分流しそれぞれI1、I2、I3[A]となり抵抗を通過すると仮定します。
ちなみに抵抗を通過した電流はその後合流してまたI0と同じ値になります。
ここで”オームの法則”に登場していただきます。
抵抗[Ω]は電圧[V]÷電流[A]ですね。
電源電圧Vを電源から流れる全電流I0で割ればおのずと3つの合成抵抗値が出てきます。
ではまずそのI0に注目。
そこへオームの法則
電流=電圧÷抵抗を各電流のI1、I2、I3にあてはめます。
初めに出てきた式はV(電圧)が1になってました。
でもこのVは0以外ならなんでもいいんですよ。
(もちろんVどうしはすべて同じ数値)
1にこだわる必要はありません。
電圧を何ボルトかけようとプラスであろうとマイナスであろうと抵抗値は変わりません。(ちょっと語弊あるかな?)
(注意!これはあくまで机上の数値なので現実では抵抗器の容量を超えて使用すると燃えたり破壊します。)
例えば今回の回路は10Ω、4Ω、20Ωの抵抗なのでVにその最小公倍数である20をあてはめれば電卓などなくても暗算で解けたりします。
このように電圧、電流、抵抗の関係を踏まえてあたれば理解が深まります。
単に教えられた公式のようなものにあてはめるだけではみえないものがありますね。
電気は詰め込みで覚えるとなにも面白くありませんよ。
余談になりますが・・・
わたしが電気科で習ったときはこれをよく使ってました。
”和分の積”(わぶんのせき)
例えば4Ωと6Ωの2つの抵抗並列回路の場合だと
このように分母が和(足し算)で分子が積(掛け算)。
答えは2.4Ωとこれも簡単に計算ができます。
Vは先ほど0以外の任意の数値で構わないことを言いました。
だったら最小公倍数じゃなくてもR1とR2を掛けた数にしてもいいんでないの?ということで代入してみます。
たしかに和分の積が正しいことがわかります。
ただしこれの難点は3つ以上の抵抗が登場すると分母が複雑になるところ。
3つの場合でこうなります。
かえって間違いを誘発するおそれがあります。
R1とR2の合成抵抗を”和分の積”で出してからさらにその解とR3を”和分の積”で出すという方法もありますがねぇ・・・
どうですか?ひとつの問題を解くにもいろんな考え方、捉え方があってよいと思います。
教科書通りである必要はありません。
あと電卓などで計算しても数字が合わない!という方は”四則演算”の順序をネットなどで調べてください。
http://kato-aircon.com/
12月になって新築の引き渡しが多くなってますね。
”外構工事”というのをご存知でしょうか。
家の周囲、庭や駐車スペース、門や塀などを整備する工事です。
一戸建てでは注文者への引き渡しが終わった後にこの工事が間に合わず行われることが多々あります。
たいていの方は引き渡しが終わるとすぐに引っ越して住み始めるわけですが、この時期ともなると暖房は必須。
すぐにエアコンを設置することになると思います。
今回もそのパターンで外構工事が間に合わずエアコンを先に取り付けました。
ところが翌日・・・豪雨😱
やっぱりいまの気象は油断なりません。
まだ引っ越し前で誰も住んでおらず、取り付けた室外機が水没してないか気になって見に行きました。
向かう途中はところどころ道路が川のような状態でした。
室外機の台はお客さんのご希望でエアコン用コンクリート台です。
大粒の雨で泥をかなり跳ねてますね。
地面の仕上がりレベルに合わせ土を掘り下げ高さ調整したため周囲より少し低くなってます。
なので余計気になったんですよ。
外構工事屋さんは「(室外機を)そのまま付けとけば適当にこっちでずらしてやっとくよ」と言ってくれますが、設置後にずらしたりレベルを変えるとガス漏れや不具合のもと。
外構が終わる前は地面がデコボコで雨が降るとあちらこちらに水たまりができます。
このようなことがあるとやっぱり外構工事が終わる前に室外機を設置するのは難しいですね。
あとほかに基礎の仕上げが終わってないのに室外機を設置するのもだめです。
これは見落としがちですが基礎もコンクリート打ちっぱなしではなく左官屋さんが仕上げるので先に室外機を設置してしまうと裏側が塗れません。
せっかく水平を出して室外機を設置しても動かされて傾いてしまうでしょう。
あるゆる工事はしかるべき順序を変えると作業も仕上がりも頓珍漢なことになってしまいます。
やはり室外機設置よりも外構工事が先ですね。
http://kato-aircon.com/
エアコン移設工事の依頼をいただき取り外しに伺いました。(川崎市内)
今回は工事の模様ではなくどんな取り付け工事がされていたかという内容です。
まず室外機を取り外していきます。
こちらのエアコンは今回で2回目の移設だそうで、前回は引っ越し屋さん(の下請け業者だと思います)に工事してもらったようです。
やる気のなさが伝わってきますね。
屋外など雨のあたるところのテープは下から上へ巻くのが本当ですが、多くの工事屋さんは楽なので上から下へと巻いてしまいます。
これでは雨水がテープの中に入って黒カビが生えてきたり、パイプの下の方では水が溜まります。
ま、そんなのお構いなしっていうのが多いんです。
1番2番は長過ぎて下からはみ出てますね。
こんな工事なので外装シース(ねずみ色の外装)もムキ過ぎ。
室内機、室外機とも同じように1番2番が下からはみ出ているのでこういうクセがあるんでしょうか。
でました1.6mm。
このエアコンはシャープ製なので指定は2.0mmです。
据付説明書にも1.6mmの使用が禁止されています。
にも関わらず1.6mmを使用するのはもちろん材料費節約のため。
たいして太さが変わらないような感じがするかもしれませんが価格はかなり違います。
もちろん許容電流もかなり違います。
冷媒管(フロン類の流れる管)のフレアを外します。
かなりの段フレア。
広がった部分の中ほどに段があって接触していないところが見えてます。
こういうのがガス漏れの元になったりします。
まだまともなフレアが開けないのかもしれません。
これが普通だと思っているのでしょう。
穴をふさいでいたパテをはがすと・・・
なんか詰めてありますよ。
工事で出たゴミを詰めてます。
これもよくあるんですよ。
持ち帰りたくないものだから穴に詰めちゃうんですよ。
お客さんに捨ててもらうものと自身で持ち帰るものを区別してきちんと説明し処理するべき。
こんなところに入れてごまかそうなどと考えてはだめですね。
ドレン排水の勾配を確保するために詰め物をすることはありますが、入っていたのは古いパイプからはがしたテープ、パテの入っていた袋、断熱材の切れ端など、これは明らかにゴミ。
ここまでくると工事人としての資質以前の話になってきそうですね。
おそらく何のためらいもなく平気でやっているんじゃないでしょうか。
やれやれ・・・
もちろん擁護する必要はありませんのでお客さんにはどんな設置がされていたかお話ししました。
http://kato-aircon.com/