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2019年8月30日 (金)

ドレンの修正(勾配確保)

今回はこちらのエアコン
エアコン室内機

この量販店で購入設置されたエアコンいろいろありまして・・・

以前に冷えないとの点検依頼をいただき結局メーカー無償保証を受けられる内容だったため当店では修理しなかったのですが、その時の点検で排水系(ドレン)に別の問題が発覚しました。
なのでメーカー修理後にそちらを修正することになりました。

なおメーカーが行ったのは室内機を一旦取り外して熱交換器の交換だそうです。

まずは屋外側から
配管化粧カバーが2m程水平に付いている
配管化粧カバーが2mほど水平に付いています。

これを施工した人は水漏れの怖さがわかってませんね。

カバーを開けて見ます。
配管化粧カバーを開けて
ドレン管がカバーの底部分に通っています。

排水は手前から奥へと流れます。

まずこのように水平に長くドレン管を施工すると水が滞留して詰まりやすくなります。
短い距離をやむをえず水平にすることはありますが、これだけ長いといつかは室内に水漏れを起こします。

エアコンの排水はきれいな水ではなくホコリやカビなども一緒に流れているので詰まりやすい。
ドレンは下り勾配でといわれるのはこのためなんですね。

しかも奥の方は
ドレン管がテープで押さえられて持ち上がっている
テープで押さえられて持ち上がっています。

手前側の管はずっしりと重く満水状態です。

施工した人はドレン管が波打つことでエアロックという状態になることを知らないのだと思います。
単純に重力で流れると思っているんでしょう。

カバーをサッシに合わせて水平にすることで見た目を重視したのかもしれませんがエアコンの正常な機能は失われてしまいます。

ではどのように修正するか・・・

今回はより確実な方法を提案して施工しました。
(ドレン管は別ルートで)

カバーのエルボ部分に穴を開けます。
配管化粧カバーエルボ部にドレン用に穴あけ
ここからドレンを取り出します。

ちょっとこのカバーは一般に多く使用されているものと異なり薄くて弱そうなので慎重に行いました。

ドレンは塩ビ管で施工します。
塩ビ管でドレンを施工
ドレンホースよりも丈夫で長持ちします。

下の方は段差があるので
塩ビ管を炙って曲げ
バーナーで炙って曲げました。

45°エルボ(曲がり)を使用すると壁から出過ぎるのでこのほうが納まりがいいです。

一番下は勢いよく滴下するのを防ぐためにエルボを取り付け。

壁の配管穴には
配管穴に養生管が入っていない
量販店の施工ですね、養生管が入っていません。

モルタルの外壁にはラス網(メタルラス)という金網が入っているので電線をそれから保護(漏電防止)する必要があるんです。

今さら養生管は入らないので
電線をラス網から保護
スリーブ用のツバを切っていれました。

穴はパテで塞ぎます。

全体の画像は撮れませんが上の方は
上の方のドレン塩ビ管
ちょっとサッシで見づらいですかね。

下の方は
下の方のドレン塩ビ管
こんな感じになりました。

そして今度は室内側

カバーを外すと
室内側もドレン逆勾配
あれまドレンが逆勾配

カバーは勾配とってあるのに中身は逆勾配って・・・

ここは
断熱材でドレン勾配を確保
断熱材をインシュロックでしばって勾配を確保しました。

これでカバーをすれば施工は完了なのですが・・・

一応いまのところ内容は伏せますがメーカーさんの修理に不備があってお客さんには再度見てもらうことをお勧めしました。

排水試験をして
ドレン排水試験
正常に排水。

途中漏れはなくOK。

エアコンからの水漏れは気が付かないと階下まで水が行ってしまうこともあります。

施工してすぐに漏れてきたならばともかく、お客さんに管理責任があるのでしばらくして汚れで詰まった場合は保証してもらえない可能性が高くなるでしょう。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

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