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2019年6月 5日 (水)

エアコンシーズン前点検で・・・

昨年、修理に伺ったお客さんより今年も問題なく使用できるか点検をと依頼をいただきました。ありがとうございます😄
(横浜市都筑区)

室内機は
天井カセット形の室内機
天井カセット形ルームエアコン。

※天井カセット形は室内機本体が天井内に埋め込まれていて天井面にはパネルだけ見えるという業務用空調機でよくある形です。

前回は排水ができなくなってドレンパンが満水になるドレン水位異常で動かなくなっていました。

ではまず気になる排水試験から・・・

水をドレンパンに注いで外部へ排出されるか確認します。
ドレン水が排水されている様子
問題なく排出されています。

量を見るため水受けを置きました。

ドレンパンの中も手で探ったところヌメリなどもなく大丈夫そうです。

これだけではシーズン前点検にならないので、絶縁抵抗測定、フィルター、室内機の運転状態、室外機の運転状態、汚れ具合などを一通り見て問題なし。

そして肝心の冷房の効き具合を調べます。

室内機の吸い込み25度。吹き出し13度。まずまずの温度結果。

まだ本格的な夏ではないので念のため室外機のバルブ温度も測定。

詳しくは書きませんが結果はガスが不足している乾き運転と呼ばれる状態です。立ち上がりに時間がかかっているのかと思い、しばらく様子を見ましたが結果は同じ。

そういえば去年訪問したときに以前になにかメーカーで修理したといっていたような・・・

お客さんに調べていただくと、購入した翌年位に室内機熱交換器からガス漏れで交換。そして2年位前にガス不足でチャージしたという経歴が出てきました。

うん、これはあやしい。
ガス漏れ点検もすることにしました。

室内機の熱交換器付近にフロンガスの漏れ検知器をゆっくりあてていくと、「ピピピピピ・・・・・」あちゃ~漏れ発見。

前回熱交換器を交換したときはメーカー保証期間内で無償修理でしたが今回は期限切れ。高額修理になります。
年数的に部品の在庫終了も考えられ、しかも他の部分が故障するリスクが高まっているのでここで修理するのはやめたほうがいいですね。

買い替えを検討しながらもうしばらく使ってみるとのご判断で点検を終了しました。

今年も室内熱交換器ガス漏れによる不具合が多発しそうな予感がします。環境保護のため新冷媒になって以前よりガス圧が上昇した分、この漏れも多くなっているのではないでしょうか。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

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