取り外し工事で・・・
東京都大田区にてエアコンの移設の依頼を受けて2台の取り外しに行ったのですが・・・
あいかわらずザツな工事が多いです。
アース線と室外機への電源線が重なってカバーで押さえられてました。
施工不良で漏電になる一歩手前。
でもこれ、線を並べればいいということではありません。
本来は電線の端子台そばまでシースが被っているべきで、そこをカバーで押さえるのですがめんどくさがって長めにむいているのです。
取り外しに行って9割方こうなっています。ほんの数秒でも時間を惜しんで仕事しているのがうかがえますねぇ。
時は金なりなんていいますがそういう意味なんでしょうか?
でも室内機の落下が多くて有名。今では(ちなみにこのエアコンが設置された時も)各メーカーの据付説明書にこのアンカーは使用が禁止されています。
楽してちゃんとした工事なんてできません。
一台目は終わってこんどは二台目。
同じ人が取り付け工事しています。施工を見ればわかります。
このメーカーの端子台は心線の長さ15mmです。
頭の中に"♪ババンババンバンバン・・・" 気が散る~
しかしこれ心線の長さが25mm以上ある感じ。
このようなクイックの端子台は曲がった電線をそのまま差し込むと接触不良で過熱の元なので要注意です。
そしてこちらの室内機の端子台も
同じ人が施工しただけあって一台目とまったく同じ。
据付板は
使われているねじからして、こんどは壁の裏に補強板があるようです。
でもかなり強く締めてますね。ボードに食い込んでます。
インパクトドライバーで締めたのでしょう。あれはやりすぎるのでわたしは使いません。
じつはエアコン本体のあちこちのねじ穴がダメになっていましたが、おそらくインパクトドライバーで一気に締めているのだと思います。
いろいろありましたが取り外しは終わりました。
取り外し工事はよい見本、わるい見本が見られる機会でもあります。
他の多くの工事人がどのようなレベルでそして何を考えながら施工したのかがよくわかります。
気持ちが形となってこれらのように残ります。
http://kato-aircon.com/
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